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過去の研修会・講演会

2019年度 研修会・講演会

開催日 イベント名 クリックで表示
2019年5月26日 公認心理師の会 設立記念講演会 表示
2019年10月19日 2019年 第1回主要5分野専門研修会 関東開催 表示
2019年11月24日 2019年 第2回主要5分野専門研修会 関西開催 表示

公認心理師の会 設立記念講演会

【速報】一般社団法人公認心理師の会の設立記念講演会は大盛況のうちに終わりました

日時
2019年5月26日(日)13:00~16:00
場所
東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE EAST 地下011室
後援
  • 厚生労働省(令和元年5月15日付)
  • 文部科学省(令和元年5月21日付)
  • 公益社団法人 日本心理学会
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会
  • 日本心身医学会
プログラム
第1部 記念式典
  • 来賓祝辞
  • 河村建夫 衆議院議員 心理職の国家資格化を推進する議員連盟会長 元文部科学大臣
  • 石田昌宏 参議院議員 参議院厚生労働委員長
    (メッセージ代読:政策秘書 五反分正彦氏)
  • 齋藤慶子 全国保健・医療・福祉心理職能協会 顧問
第2部 理事長講演
基調講演 科学者―実践家としての公認心理師: 新しい「令和」の時代の心理職
丹野義彦(一般社団法人公認心理師の会 理事長 東京大学教授)
第3部 キックオフ講演会「これからの公認心理師の活動と研修システム」
  • 医療分野:鈴木伸一(一般社団法人公認心理師の会 副理事長 早稲田大学)
  • 教育分野:小関俊祐(桜美林大学)
  • 福祉・障害分野:武藤崇(同志社大学)
  • 産業分野:田上明日香(SOMPOヘルスサポート)
  • 司法・犯罪分野:嶋田洋徳(早稲田大学)
  • 実習指導者のための研修:養成大学と現場をつなぐもの 五十嵐友里(東京家政大学)
参加者
約300名
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参加いただいた方々およびご協力をいただいた方々に深く感謝申し上げます。
講演会の様子や講演内容については以下のアフターレポートをご覧ください。

設立記念講演会を盛大に開催しました

公認心理師の会が一般社団法人となったのを記念して、設立記念講演会が2019年5月26日に東京大学駒場キャンパスで開かれました。参加者は300名で、立ち見が出て会場に入りきれないほどの大盛況でした。

ご来場いただいた方々およびご協力をいただいた方々に深く感謝申し上げます。

厚生労働省と文部科学省から「後援」を受けました

設立講演会に対して、以下の多くの団体から後援をいただきました。たいへん感謝いたします。

  • 厚生労働省(令和元年5月15日付)
  • 文部科学省(令和元年5月21日付)
  • 日本心身医学会 公益社団法人 日本心理学会
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協) 東京大学教養学部70周年記念

第1部 設立記念式典

河村建夫衆議院議員と石田昌宏参議院議員から設立の祝辞をいただきました

  • 河村建夫衆議院議員

    河村建夫 衆議院議員(心理職の国家資格化を推進する議員連盟会長,元文部科学大臣)からご祝辞をいただきました。

  • 五反分正彦氏

    石田昌宏 参議院議員(参議院厚生労働委員長)から激励のメッセージをいただきました。(政策秘書 五反分正彦氏が代読)

  • 齋藤慶子 全国保健・医療・福祉心理職能協会顧問

    齋藤慶子 全国保健・医療・福祉心理職能協会顧問からご祝辞をいただきました。

厚生労働省 公認心理師制度推進室からもご参加いただきました

  • ● 厚生労働省 公認心理師制度推進室からおふたりにご参加いただきました。
  • ● 法務省、防衛省、海上保安庁からのご参加をいただきました。

参加者は300名で、立ち見が出て会場に入りきれないほどの大盛況でした

参加者は300名

第2部 理事長講演

基調講演 科学者―実践家としての公認心理師:新しい令和の時代の心理職

  • 一般社団法人公認心理師の会 理事長 東京大学教授 丹野義彦

一般社団法人公認心理師の会 理事長 東京大学 教授
丹野 義彦

ご来場いただいた皆さま、後援をいただいた厚生労働省、文部科学省及び諸団体に深く感謝申し上げます。

  • 1. なぜ「公認心理師の会」をたちあげたか

    公認心理師の会は2018年11月に設立され、2019年4月に一般社団法人となりました。設立の経緯は、2018年3月の公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)の設立にさかのぼります。公大協の目的は、「科学者-実践家モデル」の理念にもとづき、大学・大学院で公認心理師を養成することです。公大協の活動を続けるうちに、科学者-実践家モデルを真に実現するには養成校と現場の公認心理師の連携が不可欠であることを痛感するに至り、有志が集まり、公認心理師の会を設立しました。公大協と公認心理師の会はきょうだい関係にあり、車の両輪として機能します。

  • 2. ようこそ公認心理師の会へ

    公認心理師の会の目的は、国民のメンタルヘルスの向上のため、科学者-実践家モデルに基づいて公認心理師のスキルアップとキャリアアップをめざすことにあります。「科学者-実践家モデル」とは、科学者としての客観的知識や冷静な探究心と、実践家としての技能や人間性の両方を兼ね備えた高度専門職業人をめざす理念です。もともとはアメリカの大学院における実践心理学の教育理念として唱えられたものですが、今では世界標準の考え方になっています。

    公認心理師の会への入会資格は公認心理師資格を持つことです。会員にはいろいろな特典があります。ぜひご入会ください。

  • 3. 世界の動向からみた公認心理師

    ストレスや精神疾患は国民の幸福度を下げる最大の要因であり、メンタルヘルス(こころの健康)の維持増進は社会問題となっています。こうした社会的要請に応えて、心理療法も大きく進歩しました。世界の専門家の間では、今世紀に入ってパラダイムシフトがおこり、価値観や方法論が劇的に変化しています。その代表は、イギリス政府が2008年におこなった「心理療法アクセス改善」政策です。こうした世界的な変動を受けて、メンタルヘルスの専門家である公認心理師が国家資格となりました。

  • 4. 公認心理師のスキルアップをめざして

    わが国でもさまざまなメンタルヘルスの問題がおこっており、公認心理師の主要5分野(医療・教育・福祉・司法・産業)にそれが反映されています。国家資格者としての公認心理師に期待される業務は、法律・制度にもとづく多職種連携、サイエンスにもとづく心の健康教育など、これまでより幅広いものがあり、それは公認心理師のカリキュラムや国家試験にも反映されています。公認心理師は、知識と技術をつねに磨きスキルアップをはかる生涯学習の義務があります。公認心理師の会は、主要5分野専門研修会などによって公認心理師のスキルアップを支援します。

  • 5. 公認心理師のキャリアアップをめざして

    公認心理師の会は、公認心理師のキャリアアップ(就職機会向上)をめざして、専門資格制度などによって支援します。公認心理師制度の今後には、公認心理師の業務の保険点数化、業務内容や職域拡大などさまざまな長期的課題があります。そうした課題は、公認心理師が社会の中でステップアップしていくビッグチャンスでもあります。公認心理師の会は、そのような課題にひとつひとつ着実に取り組んでいきます。

    みなさまのご支援のもと、公認心理師の会は、国民のメンタルヘルス向上と公認心理師制度の発展に向けて全力で取り組んでいく覚悟です。今月、時代は令和と変わりました。新しい公認心理師の時代がやってきました。ぜひ一層のご支援をいただけますようにお願い申し上げます。

第3部 キックオフ講演会

キックオフ講演会 これからの公認心理師の活動と研修システム

公認心理師の会が最も力を入れる活動は「主要5分野専門研修会」です。主要5分野(医療・教育・福祉・産業・司法)と実習指導について、「参加してよかった」と思える研修会を企画していきます。

このキックオフ講演会では、分野ごとに、(1)その分野の公認心理師の課題とその展望、(2)公認心理師の会の研修の計画について紹介しました。

  • 医療分野における公認心理師の活動と研修

    • 公認心理師の会副理事長 医療部会 早稲田大学 教授 鈴木伸一

    公認心理師の会副理事長 医療部会 早稲田大学 教授
    鈴木 伸一

    医療は、医師、看護師をはじめ多くの国家資格専門職がチームを構成して展開されている。心理職はこれまでも心理の専門職としてチーム医療に貢献してきたが、心理職も公認心理師という国家資格となった今、国家資格専門職の一員として、いままでの価値観や業務スタイルを脱却したパラダイムシフトを求められているといえるだろう。

    まず、従来型の個室臨床から脱却し、多職種連携のスキームに基づいた目標設定と業務スタイルを構築していく必要があるだろう。また、心理師業務の成果としての臨床アウトカムを常に意識し、どのような患者のどのような問題に、どのような貢献ができるかをデータに基づいて示していくことが求められる。さらに、チーム医療おける公認心理師の専門性と役割を周囲にアピールしてけるようなプライドとアイデンティティーを持っていくことが大切であると思われる。

    医療における国民のメンタルケアへのニーズは、精神医療をこえた身体医療での充実、すなわち、「どんな病気になっても、身体だけでなく、“こころ”も支援してもらえる医療の実現」へと変遷してきている。この国民の期待に応えるためには、公認心理師が、医療におけるさまざまな領域において、患者のさまざまな苦悩の緩和にしっかり貢献できることを実力で示していくことが重要であろう。また、それらの心理業務に対する診療報酬を拡充していくことも喫緊の課題である。

    このような医療における公認心理業務の未来を医療界や行政にただゆだねるのではなく、公認心理師自身が、「自らの道を拓いていく」という強い志なくは実現できないということを、肝に銘じる必要がある。

    公認心理師の会の会員が総力を挙げて、これらの重大なミッションを成し遂げていくことができるよう、この会を育てていきたいと思う。

  • 教育分野における公認心理師の活動と研修

    • 公認心理師の会運営委員 教育・特別支援部会長 桜美林大学 講師 小関 俊祐

    公認心理師の会運営委員 教育・特別支援部会長 桜美林大学 講師
    小関 俊祐

    教育分野において活動する公認心理師にとっての大きな課題の1つに、教育分野における心理的支援の提供に対するエビデンスが十分に確立されていないという点が挙げられる。実際には、個別のケースとして、不登校の解消やいじめの問題への対応、そのほかの問題行動の減少や適応行動の増加など、スクールカウンセラーをはじめとした教育分野において活動する心理職の果たしてきた役割は非常に大きい。しかしながら、たとえば不登校においては、「学校復帰だけがゴールではない」と言われるようなことに象徴されるように、支援方略やそのアウトカムの蓄積が困難であるために、不登校の発生件数やいじめの認知件数に対して目に見えた成果に至っていないのが現状であると考えられる。

    このような課題と現状を踏まえた上で、公認心理師に求められている「国民の心の健康の保持増進」に対して具体的な方略として寄与するためには、いじめや不登校、あるいは学童期から生じる不安や抑うつなどといった心理的問題の早期発見や、早期対応、および予防的支援を充実させていくことが重要であるといえる。そのためには、教育分野の公認心理師が、学校適応促進の方略を提案、提供できる知識や技能を高い質で習得し、いじめや不登校の問題が生じた際には、その緊急度をアセスメントした上で、緊急度に応じて、根拠を示しつつ対応策を提案できることが必要となるであろう。

    これらの課題に対して、公認心理師の会と公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)が連動して、教育分野における公認心理師に求められる知識と技能を整理し、大学院および資格取得後の研修を展開していくことが重要となると考えられる。

  • 福祉・障害分野における公認心理師の活動と研修

    • 公認心理師の会 理事 福祉・障害部会長 同志社大学 教授 武藤 崇

    公認心理師の会 理事 福祉・障害部会長 同志社大学 教授
    武藤 崇

    日本は、世界の中で最も少子高齢化が進んでいる国である。長生きをする人が増えるということは、その分「不可逆な身体的障害(脳を含む)」を抱えながら生活する人が増えることになる。さらに、65歳以下の「支える世代」の割合が減ることになり、心理専門業務も、従来のようなマンツーマンの援助・支援スタイルを維持することが物理的に難しくなることが予想される。そして、障害を抱える高齢者に対するケアシステム自体も、病院ではなく、地域社会・家族を基盤にし、多職種連携だけでなく、非専門職の人的資源の活用も前提としたものになりつつある。そのような文脈では、心理専門職も、地域へアウトリーチし、多職種連携し、さらに家族などのインフォーマルな支援者に対してコンサルティングをするという「開かれたコミュニケーション能力」ことが求められる。そして、その支援結果に関する情報伝達を効率的に行うためには、データ化、分析能力といった科学的能力が欠かせない。

    以上のようなことから、福祉・障害分野で働く公認心理師は特に、科学者・実践家モデルに依拠する必要がある。当日の発表では、認知症に関連する問題を題材に、上記の内容を説明した。

  • 産業分野における公認心理師の活動と研修

    • 公認心理師の会 運営委員 産業・労働・地域保健部会長 SOMPOヘルスサポート(株)田上 明日香

    公認心理師の会 運営委員 産業・労働・地域保健部会長 SOMPOヘルスサポート(株)
    田上 明日香

    産業分野を主たる領域とする心理職は少ないが、「個人」の職業生活の中で生じる課題に対する支援という視点で考えると、他領域との接点の多い領域であるともいえる。では、産業領域ならではという視点で考えると、「個人」と個人をとりまく「組織」の両面から健康度を高めていくアプローチを重視していくことに特徴がある。

    産業領域の健康づくりは、労働安全衛生法により事業者が行うべき義務が定められており、公認心理師の国家資格化により、労働安全衛生法に定められているストレスチェックの実施者に“公認心理師”が明文化されるなど、従来のストレス対策や職場復帰支援とその後の再発予防、加えて職場適応支援などのメンタルヘルスに関連する支援は既に重要な活動領域である。今後の展望として、経営資源である従業員に健康的な生活習慣を若年層から身に着けてもらうための行動変容に向けたアプローチと、その効果測定に基づく次年度の計画立案の支援などの領域、また連携の視点として、他職種チームでの産業保健体制の推進や治療と仕事の両立などの様々な事情を抱える従業員の両立を支援するための、社内外の専門家との連携の領域などで、コミュニケーションの専門家でもある心理職の活躍の場は期待できる。

    しかしながら、即戦力を求められがちな産業領域において、実務経験のない心理職が最初の経験を積む場が少ないため、産業領域で働く心理職が増えないという課題がある。今後は、「個人」支援にも役に立つ産業領域の知識の発信と、個人をとりまく「組織」にアプローチしていくために、経験を重ねることができる環境づくりも重要になると考えられる。

  • 司法・犯罪・嗜癖分野における公認心理師の活動と方向性

    • 公認心理師の会 理事 司法・犯罪・嗜癖部会長 早稲田大学 教授 嶋田 洋徳

    公認心理師の会 理事 司法・犯罪・嗜癖部会長 早稲田大学 教授
    嶋田 洋徳

    司法・犯罪分野の公認心理師の活動は、大きく公的施設における活動(矯正、保護、司法、警察等)と、触法者に対する民間施設における活動(クリニック、各種相談機関等)に大別することができる。そして、近接分野には、必ずしも触法には分類されない場合があるものの、嗜癖の問題を有する者に対する活動がある。そこで、公認心理師の会では、これらの活動を包含し、司法・犯罪・嗜癖分野として活動を始めることを試みている。

    近年のこの分野は、いわゆる官民の連携が多く試みられ始めているが、お互いにどのような活動を行っているのかという点に関しては、十分に情報が交換されているとは言えない状況にある。たとえば、十年強前に法制度が整えられ、矯正や保護で行われている特別改善指導プログラムや専門的処遇プログラムも、その内容等があまり公開されていないこともあり、民間施設や他の公的施設でも十分に知られているとは言いがたい。支援対象者の再犯や問題行動の再発を包括的に防止するためには、特定の施設の力だけではなく、官民の双方が機能的に連携する必要があるが、公認心理師という共通の枠組みを活用することによって、技法、理論、理念等の共有をすることが可能になることが期待される。

    司法・犯罪・嗜癖分野は、言うまでもなく法令等の改正の影響を色濃く受けるが、それらの社会的ニーズに応えるためには、まだ活動の効果のエビデンスが十分に蓄積されていない部分もあることから、公認心理師の他の分野を含めた研究協力やそれらの成果を含めた研修体制が必要であると考えられる。

  • 実習指導者のための研修:養成大学と現場をつなぐもの

    • 公認心理師の会 運営委員 医療部会長 東京家政大学 講師 >五十嵐 友里

    公認心理師の会 運営委員 医療部会長 東京家政大学 講師
    五十嵐 友里

    公認心理師養成においては、現場における実習が大変重要視されている。養成大学と実習を受け入れる現場は、国民の心の健康の寄与できる心理師の素地を経験学習を通して育むことを共通の目的として持っていると言える。この目的のために、養成大学と現場は協働して公認心理師養成に取り組んでいく必要がある。

    これまでの心理系大学院における医療現場での実習の多くは、各大学教員と現場の心理職や医師の個別のつながりで行われていることが多く、実習に関する目標、実習内容や形態、評価などにおいて統一されたものが存在しなかった。しかしながら、今後は、公認心理師のクオリティコントロールの観点からも、実習の目標、評価基準やその方法を明確化して取り組んでいく必要がある。その役割は主に養成大学に求められるものであり、今後、公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)でもこれらについての検討や提言が行われることが望まれる。

    一方、実習指導者は養成大学から目的と評価基準やその方法を確認した上で、大学から提示された教育目標をどのようにして実現するかを実際の活動と照らし合わせて検討し、評価基準に基づいてどのように学生を評価するかについて具体的に立案していかなければならない。これは、普段から教育活動に取り組む状況に身を置いていない実習指導者にとって、簡単な課題とはいえないだろう。

    実習におけるこのような課題に実習指導者が実践的に取り組み、不安や混乱なく実習指導を進めることができるよう、実習指導者に求められる知識と技能を整理し、研修を展開していきたい。

以上のように、公認心理師の会の設立記念講演会は大盛況のうちに終わりました。

公認心理師の会は、国民のメンタルヘルス向上と公認心理師制度の発展に向けて全力で取り組んでいく覚悟です。新しい公認心理師の時代がやってきました。ぜひ一層のご支援をいただけますようにお願い申し上げます。

2019年 第1回主要5分野専門研修会 関東開催

【速報】第1回主要5分野専門研修会(関東開催)は終了いたしました。熱気溢れるワークショップが6本開かれ、盛況でした。理事長講演会(無料)にも多くの方に参加いただきました。

日時
2019年10月19日(土)
午前の部 10:00~13:00/午後の部 14:00~17:00
場所
東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE EAST 211・212・213室
東京都目黒区駒場3-8-1 京王井の頭線駒場東大前駅下車
21KOMCEE EASTの位置については下記のサイトをご覧ください
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_55_j.html
後援
  • 厚生労働省
  • 文部科学省
  • 公益社団法人 日本心理学会
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会
参加費
1ワークショップにつき 会員4,000円/非会員6,000円
事前登録
必要
プログラム
【午前の部(10:00~13:00)】
WS1
不登校はもっと予知できる・心のエネルギーはずっと効果的に蓄積できる
講師:神村栄一(新潟大学)

ワークショップ詳細

研修方式
演習や実習を一部含む講義
想定する対象者
公認心理師・公認心理師の(2、3年以内の)受験予定者(大学院生含む)、学校の一般の教員、スクールカウンセラー、その他資格問わず、医療機関、福祉や司法領域、教育相談領域の実務に当たっておられる方
ワークショップ概要

増加する小中学校から高校までの不登校とひきこもりについて、現場での支援につながるアイディアを情報提供します。不登校は、小1から中3まで増え続けます。「現在、元気な子の中で、1年後に不登校になっている子はだ~れ?」と予測を求められたら、いかなるデータを参照すべきでしょう。

「自己有用感」など、「何とでも有意な相関が得られるので研究には好都合な潜在変数」で理解したつもりになっていないでしょうか。問題発生してから「後づけの理屈」「後づけの心理検査解釈」で、理解できたつもりになってはいないでしょうか。「発達障害を見いだすために不登校は防ぐべきではない」とのトンデモな意見が一部にあるそうですが、一般の学校に通う児童生徒に「障害の鑑別」を優先し医療の問題としたがる教師のホンネはどこにあるのでしょうか。

不登校の未然防止について家庭にはいかなる「愛情のカタチ」を提案すべきか、など。そして、長期化した不登校事例を前によく語られる「心のエネルギー」について、実は効果的な「ため方」があるのに、「待ち」の対応の提案だけでよいのか。これらを取り上げます。

講師紹介

神村 栄一
神村栄一
所属
新潟大学 人文社会科学系 教授
  • 1991.3、筑波大学大学院博士課程満期修了
  • 早稲田大学人間科学部助手(1991.4~)
  • 1994.3、博士(心理学)取得(筑波大学)
  • 新潟大学人文学部助教授(1995.4~)、を経て、
  • 現在、新潟大学人文社会科学系 教授
主たる著書
  • 「不登校・ひきこもりのための行動活性化」(金剛出版、2019)単著
  • 「中1ギャップ:新潟から広まった教育の実践」(新潟日報事業社、2015)共著
  • 「学校でフル活用する認知行動療法」(遠見書房、2014)単著
  • 「認知行動療法」(放送大学教育振興会、2014)共著
  • 「認知行動療法実践レッスン:エキスパートに学ぶ12の極意」(金剛出版、2014)共著
  • 「レベルアップしたい実践家のための事例で学ぶ認知行動療法テクニックガイド」(北大路書房、2013)共著
  • 「実践家のための認知行動療法テクニックガイド」(北大路書房、2005)共著
学会活動
日本認知・行動療法学会(代議員)・日本不安症学会(評議員)
資格
臨床心理士・公認心理師・専門行動療法士
受賞
  • 日本行動療法学会(現、日本認知・行動療法学会)内山記念賞受賞(1992年9月)
  • 日本カウンセリング学会奨励賞受賞(1993年10月)
ワークショップ講師歴
  • 日本認知・行動療法学会主催:金沢セミナー「教育現場でフル活用する認知行動療法」(2019年2月)
  • 日本認知・行動療法学会第44回大会(都内)「学校でフル活用する認知行動療法」(2018年10月)
  • 日本認知・行動療法学会第43回大会(新潟)「学校でフル活用する認知行動療法」(2018年9)月
  • 東京認知行動療法アカデミーWS「不登校に対する認知行動療法」(2017年7)月
  • 日本認知・行動療法学会主催:仙台セミナー「不登校をふせぐ・明るくする・活発にするための認知行動療法:”不登校リスク”を意識した効果的な支援介入をめざして」(2016年11月)
WS2
医療における現場実習のはじめ方とすすめ方
講師:谷口敏淳(一般社団法人 Psychoro)/五十嵐友里(東京家政大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義およびグループワーク
想定する対象者
医療現場の実習指導者、公認心理師実習担当教員
ワークショップ概要

公認心理師養成において、医療分野での実習は重要視されている。しかしながら、心理系大学院における医療現場での実習は、これまで各大学教員と現場の心理職や医師の個別のつながりで行われていることが多く、実習に関する内容や形態などの統一したコンセンサスは得られていない。

こうした状況下で2018年度入学の大学院生から実習が開始されている。すでに多くの大学および医療機関で実習が開始されていると思われるが、医療現場実習が初めての大学や、実習を初めて受け入れた医療機関では手探りで行なっていることと思われる。

本ワークショップでは、医療現場の実習指導者や、実習を担当してい る大学教員を対象に、講義とグループワーク形式で行われる。具体的には、医療現場実習や大学の状況に関する話題提供を題材に、参加者同士の話し合いを通じて医療現場実習の現状の課題、対策について整理する参加型のワークショップにしたいと考えている。

講師紹介

五十嵐 友里
五十嵐友里
所属
東京家政大学
略歴
  • 新潟大学 人文学部卒業(2004年3月)
  • 早稲田大学大学院 人間科学研究科 修士課程(2004年4月-2006年3月)
  • 早稲田大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程(2006年4月-2009年3月)
  • 埼玉医科大学総合医療センターメンタルクリニック 助教(2009年4月-2017年3月)
  • 東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 講師(2018年4月-現在)
  • 埼玉医科大学総合医療センターメンタルクリニック 非常勤講師(2018年4月-現在)
主な論文と著書

論文(主なもの)

  • 五十嵐友里・中村菜々子 (2016). 糖尿病や透析患者に対して心理職が行うケア 精神科治療学 31(9), 1177-1180.
  • 五十嵐友里・河田真理・長尾文子・安田貴昭・堀川直史 (2014). うつ病診療における協同的ケアの実践報告-臨床心理士による受療行動へ介入- 総合病院精神医学26(4), 389-396.
  • 五十嵐友里 (2016). 緩和ケアとターミナルケアに活かす認知行動療法 ―身体疾患のメンタルケアに活かす認知行動療法の発想とテクニック― 認知療法研究 7(2), 124-133.

著書(主なもの)

  • 五十嵐友里 (2019). 第5章 がん患者の家族支援 (下山晴彦 [編] 公認心理師技法ガイド-臨床の場で役立つエビデンス・ベイスト・プラクティス 文光堂)
  • 五十嵐友里 (2018). 第3章 身体疾患患者の心理社会的問題 (鈴木伸一・田中恒彦・小林清香 [編] 公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック 北大路書房)
  • 五十嵐友里 (2016). 第12章 終末期患者のケア-緩和ケアチームの日々の関わりから-(鈴木伸一 [編] からだの病気のこころのケア: チーム医療に活かす心理職の専門性 北大路書房)
学会活動など

所属学会

日本心理学会、日本認知・行動療法学会、日本認知療法・認知行動療法学会、日本行動医学会、日本不安症学会、日本総合病院精神医学会、日本糖尿病学会、日本糖尿病医療学会

委員歴

  • 本肥満症治療学会 メンタルヘルス部会(2012年9月-2017年8月)
  • 日本総合病院精神医学会 リエゾン多職種委員会(2013年2月-現在)
  • 日本認知・行動療法学会 企画委員会(2016年7月-2018年6月)
  • 日本サイコオンコロジー学会 気持ちのつらさガイドライン策定委員会小委員会(2018年2月-現在)
  • 一般社団法人 公認心理師の会 運営委員(2018年12月-現在)
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会 現場実習検討委員会委員(2019年8月-現在)
主なワークショップ担当歴
  • 「埼玉がん緩和ケア研究会市民公開講座」の講師(2010年6月)
  • 「精神科リエゾンチーム講習会」を運営(日本総合病院精神医学会と日本精神保健看護学会の共催)(2013年-2017年)
  • 公立大学法人 埼玉県立大学 市民公開講座「がん体験者を支えるためのサポート術」(2016年10月)
資格
臨床心理士、公認心理師、認定行動療法士
受賞歴など
  • ストレスマネジメント学会 優秀発表賞 共同受賞(2004年7月)
  • Outstanding Presentation Award at 2nd Asian Congress of Health Psychology 共同受賞(2004年8月)
  • 精神科治療学 年間最優秀賞 共同受賞(2017年2月)
  • 埼玉医科大学 医学部 2017年度ベストティーチャー賞 受賞(2018年3月)
谷口 敏淳
谷口敏淳
所属
一般社団法人 Psychoro
略歴
兵庫教育大学大学院修士課程を修了後,総合病院精神科の常勤心理士として約10年間医療現場に従事。精神科外来における心理的支援から総合病院におけるリエゾン・コンサルテーション,また医療従事者のメンタルヘルスケアの取り組みなどを行なった。2010年から大阪大学医学系研究科博士後期課程に社会人入学。現場で臨床を続けながら研究をまとめ2014年には博士号(医学)を取得。2016年9月より福山大学人間文化学部心理学科に准教授として赴任。同時期に一般社団法人Psychoroを設立し、地域への普及活動や企業へのメンタルヘルスに関するコンサルティングをはじめる。大学では教育・研究に従事しながら,主に公認心理師養成における実習体制の構築に取り組んだ。その後,地域での臨床活動に専念するため2019年3月末で大学を退職し,現在は,一般社団法人Psychoroの代表理事として認知行動療法を軸に医療,教育,産業の分野での心理臨床実践と地域精神保健の推進に向けた活動に専念している。
主な著書など
  • 「認知行動療法を生かした発達障害児・者への支援〜就学前から就学時,就労まで〜」分担執筆, ジアーズ教育出版,2016年, p197-215
  • 「公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック」分担執筆,北大路書房,2018年, p180-184
  • 「あいだを埋める存在として」心理学ワールド86号(2019年7月発行)特集企画,2019年(https://psych.or.jp/publication/world086/pw12
  • 「認知行動療法大辞典」編者 嶋田洋徳 他,丸善出版,2019年, in press
学会活動など

【社会活動】

  • 精神障害者雇用支援連絡協議会 委員 (2006年4月〜)
  • 鳥取労働局発達障害者専門指導監 (2016年4月〜)
  • e-BIM研究会 評議員(2016年9月〜)
  • 一般社団法人 Psychoro(サイコロ)代表理事(2016年9月〜)
  • 公認心理師養成教員連絡協議会 現場実習検討委員(2018年3月〜)
  • 一般社団法人 公認心理師の会(https://cpp-network.com/)理事(2018年12月〜)
  • 一般社団法人 鳥取県臨床心理士会 産業・組織担当理事(2019年5月〜)

【学会活動】

  • 所属学会:日本認知・行動療法学会,日本健康心理学会,日本行動医学会,職業リハビリテーション学会,総合病院精神医学会,日本サイコオンコロジー学会
  • 学会委員:日本サイコオンコロジー学会 プログラム委員(2015年より現在),日本認知・行動療法学会 編集委員(2016年より現在),日本健康心理学会 研究推進委員(2018年より現在)
論文(査読付かつ筆頭著者)
  • 谷口敏淳・竹田伸也・田治米佳世(2010)心因性発作により救急外来頻回受診に至った身体表現性障害患者への介入過程―臨床心理士によるアセスメント・コーディネート―.精神科治療学,25(11),1535-1541.
  • 谷口敏淳・竹田伸也・田治米佳世(2010)臨床心理士による就労支援の利点と課題—総合病院精神科外来における実践を通じて−.精神障害とリハビリテーション, 14(2), 181-186.
  • 谷口敏淳・田治米佳世(2010)総合病院精神科における院内相談支援システム構築への試み.総合病院 精神医学,22(4), 358-365.
  • 谷口敏淳(2012)自己臭恐怖症への認知行動療法の適用―症状の低減から就労支援まで―.行動療法研究,3(3),247-257.
  • Taniguchi, T., Hirai, K., Sumi, R., Hayashi, N., Maeda, K., & Ito, T. (2014). Predictors of colonoscopy use one year after colonoscopy: prospective study of surveillance behavior for colorectal cancer. Health Psychology and Behavioral Medicine, 2(1), 283–295. doi:10.1080/21642850.2014.889573
  • Taniguchi, T., Hirai, K., Harada, K., Ishikawa, Y., Nagatsuka, M., Fukuyoshi, J., … Shibuya, D. (2015). The relationship between obtaining fecal occult blood test and beliefs regarding testing among Japanese. Health Psychology and Behavioral Medicine, 3(1), 251–262. doi:10.1080/21642850.2015.1084473
  • Taniguchi, T., Tanimukai, H., Hirai, K., & Tajime, K. (2018). A Pilot Study of Barriers to Psychiatric Treatment among Japanese Healthcare Workers. Medical Science & Healthcare Practice, 2(2), 76. http://doi.org/10.22158/mshp.v2n2p76
資格
公認心理師,臨床心理士,精神保健福祉士,専門行動療法士
受賞歴
第20回日本行動医学会若手奨励賞
演題:大腸内視鏡検査後の1年後再検査受診の予測要因の検討:大腸内視鏡サーベイランスにむけた前向き調査研究.
WS3
犯罪・司法領域における心理臨床:エビデンス・ベイスト・プラクティス
講師:原田隆之(筑波大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義および簡単なワーク
想定する対象者
公認心理師(特に非行・犯罪領域でなくても可)
ワークショップ概要

心理臨床に携わる者であれば誰でも、非行・犯罪に関する問題を有し ているクライエントに接することがあるだろう。しかし、実際にこの領域で仕事の経験がない者は、苦手意識があるかもしれない。最終的には専門家にリファーするにしても、最低限の知識や技能が必要なことは言うまでもない。

本ワークショップでは、犯罪・司法領域での臨床に携わる公認心理師はもちろんのこと、すべての公認心理師が知っておくべき犯罪・司法分野の心理臨床の枠組みと技 能を解説する。さらに、最新最善のエビデンスに基づく心理臨床について、その具体的な技能を体験的に習得することを目的とする。エビデンス・ベイストプラクティスは、臨床上必要な理念ではなく、それを実践するためには、数々の臨床技能が必要であるため、それらを身につけることは、効果的かつ倫理的な臨床のために必須である。

講師紹介

原田 隆之
原田隆之
所属
筑波大学
略歴
  • 一橋大学社会学部卒業
  • 一橋大学大学院社会学研究科社会学研究科修了
  • カリフォルニア州立大学大学院心理学研究科修了
  • 保健学博士(東京大学大学院医学系研究科)
  • 法務省矯正局法務専門官
  • 国連薬物・犯罪事務所アソシエートエキスパート
  • 目白大学人間学部教授
  • 筑波大学人間系教授(現職)
著書(2015以降)
  • アディクション・サイエンス(分担執筆)2019 朝倉書店
  • 公認心理師技法ガイド(分担執筆)2019 文光堂
  • 実践アディクションアプローチ(分担執筆)2019 金剛出版
  • シリーズ心理学と仕事 16司法・犯罪心理学(分担執筆)2019 北大路書房
  • 犯罪行動の心理学(翻訳)2018 北大路書房
  • 現代社会の新しい依存症がわかる本(分担執筆)2018 日本医事新報社
  • サイコパスの真実 2018 ちくま新書
  • 犯罪心理学事典(分担執筆)2016 丸善出版
  • Addiction Medicine (2nd etition) (分担執筆)2016 Oxford University Press
  • 入門 犯罪心理学 2015 ちくま新書
  • 心理職のためのエビデンスベイストプラクティス入門 2015 金剛出版
  • ギャンブル依存のための認知行動療法ワークブック(監訳・翻訳)2015 金剛出版
  • 認知行動療法・禁煙ワークブック 2015 金剛出版
学会活動
  • 日本犯罪心理学会 全国区理事,研究委員,編集委員
  • 日本薬物アディクション医学会 評議員,国際委員
  • 日本禁煙学会 心理学部会委員
  • 日本性とこころ関連問題学会 理事
  • 日本認知・行動療法学会
など
資格
公認心理師,臨床心理士
主なワークショップ歴
  • 日本認知・行動療法学会 アディクションの認知行動療法(2017, 2018)
  • 裁判所職員総合研修所 犯罪心理学 (2016~)
  • 埼玉精神科看護協会 認知行動療法,リラプスプリベンション(2015~)
  • 国立病院機構久里浜医療センター アルコール依存症臨床医等研修(2017~)
  • 日本禁煙学会 禁煙の認知行動療法(2014)
  • 日本禁煙推進医師歯科医師連盟 禁煙の認知行動療法(2014)
  • Clinical Training for the Project for Introducing Evidence-based Relapse Prevention Program to Drug Dependence Treatment and Rehabilitation Centers in the Philippines (IntERlaPP) (2019~)
など
【午後の部(14:00~17:00)】
WS4
産業:産業分野の心理的支援における多職種・多機関連携:働く人の支援で知っておきたい知識とスキル
講師:田上明日香(SOMPOヘルスサポート)/谷口敏淳(一般社団法人 Psychoro)

ワークショップ詳細

研修方式
講義
想定する対象者
産業分野で活動する、または興味のある公認心理師
ワークショップ概要

心理職が「組織」の課題解決のアプローチをする際には、そのアプロ ーチによって課題が改善され、さらに定着していくことが重要であるが、その般化のプロセスには 産業医や産業看護職等の産業保健スタッフ、人事労務担当者や、現場の管理職などとの協働が不可 欠である。したがって労働安全衛生の基本的な知識や標準的な人事制度の理解などの基本的な考え 方は共通言語を話すために必須であるし、それをふまえて、心理職としての知見をどのように状況 にあわせて(改善可能なことを)提案していけるかが腕の見せ所といえる。しかしながら、前提と して不可欠な共通言語についてさえ、学ぶことができる環境は十分ではない。

本研修では、産業領域で働く心理職に限らず、働く人を支援する心理 職が①労働関係の法令や一般的な人事制度の理解を通して、働く人の支援に活かせる知識を提供 し、②連携のポイントと心理学的スキルの活かし方を通して、社内外の連携の際に必要な心理学的 支援の実践についてイメージを持てることを目的とする。

講師紹介

田上 明日香
田上明日香
所属
SOMPOヘルスサポート株式会社
略歴
リクルートグループでの社会人経験を経て、2005年早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程入学、2011年同専攻博士後期課程修了。同年より現職。2013年より、早稲田大学非常勤講師を兼任
著書
  • 田上明日香 2012 うつ病の復職支援,東条光彦・大河内浩人・嶋田洋徳・鈴木伸一・金井嘉宏(編著) 坂野雄二(監修)60のケースから学ぶ認知行動療法,北王路書房,京都,320-324.
  • 田上明日香,鈴木伸一 2017 ストレスとのつきあいかた 鹿毛雅治(編)パフォーマンスがわかる12の理論,金剛出版,東京,241-271.
学会活動
日本認知・行動療法学会、日本産業衛生学会、日本産業精神保健学会、日本うつ病学会
資格
公認心理師、認定行動療法士、臨床心理士、キャリア・コンサルティング技能士2級、第一種衛生管理者、衛生工学衛生管理者
おもなワークショップ担当歴
  • 田上明日香 2011 うつ病による職場復帰支援の現状と課題―“復職”に必要な支援プログラムを考えるー,“うつ病による休職者への復職支援プログラム”,第11回認知療法学会研修会【研修講師】
  • その他、企業従業員対象の研修(管理職向け(ラインケア)研修・従業員向け(セルフケア)研修)多数
谷口 敏淳
谷口敏淳
所属
一般社団法人 Psychoro
略歴
兵庫教育大学大学院修士課程を修了後,総合病院精神科の常勤心理士として約10年間医療現場に従事。精神科外来における心理的支援から総合病院におけるリエゾン・コンサルテーション,また医療従事者のメンタルヘルスケアの取り組みなどを行なった。2010年から大阪大学医学系研究科博士後期課程に社会人入学。現場で臨床を続けながら研究をまとめ2014年には博士号(医学)を取得。2016年9月より福山大学人間文化学部心理学科に准教授として赴任。同時期に一般社団法人Psychoroを設立し、地域への普及活動や企業へのメンタルヘルスに関するコンサルティングをはじめる。大学では教育・研究に従事しながら,主に公認心理師養成における実習体制の構築に取り組んだ。その後,地域での臨床活動に専念するため2019年3月末で大学を退職し,現在は,一般社団法人Psychoroの代表理事として認知行動療法を軸に医療,教育,産業の分野での心理臨床実践と地域精神保健の推進に向けた活動に専念している。
主な著書など
  • 「認知行動療法を生かした発達障害児・者への支援〜就学前から就学時,就労まで〜」分担執筆, ジアーズ教育出版,2016年, p197-215
  • 「公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック」分担執筆,北大路書房,2018年, p180-184
  • 「あいだを埋める存在として」心理学ワールド86号(2019年7月発行)特集企画,2019年(https://psych.or.jp/publication/world086/pw12
  • 「認知行動療法大辞典」編者 嶋田洋徳 他,丸善出版,2019年, in press
学会活動など

【社会活動】

  • 精神障害者雇用支援連絡協議会 委員 (2006年4月〜)
  • 鳥取労働局発達障害者専門指導監 (2016年4月〜)
  • e-BIM研究会 評議員(2016年9月〜)
  • 一般社団法人 Psychoro(サイコロ)代表理事(2016年9月〜)
  • 公認心理師養成教員連絡協議会 現場実習検討委員(2018年3月〜)
  • 一般社団法人 公認心理師の会(https://cpp-network.com/)理事(2018年12月〜)
  • 一般社団法人 鳥取県臨床心理士会 産業・組織担当理事(2019年5月〜)

【学会活動】

  • 所属学会:日本認知・行動療法学会,日本健康心理学会,日本行動医学会,職業リハビリテーション学会,総合病院精神医学会,日本サイコオンコロジー学会
  • 学会委員:日本サイコオンコロジー学会 プログラム委員(2015年より現在),日本認知・行動療法学会 編集委員(2016年より現在),日本健康心理学会 研究推進委員(2018年より現在)
論文(査読付かつ筆頭著者)
  • 谷口敏淳・竹田伸也・田治米佳世(2010)心因性発作により救急外来頻回受診に至った身体表現性障害患者への介入過程―臨床心理士によるアセスメント・コーディネート―.精神科治療学,25(11),1535-1541.
  • 谷口敏淳・竹田伸也・田治米佳世(2010)臨床心理士による就労支援の利点と課題—総合病院精神科外来における実践を通じて−.精神障害とリハビリテーション, 14(2), 181-186.
  • 谷口敏淳・田治米佳世(2010)総合病院精神科における院内相談支援システム構築への試み.総合病院 精神医学,22(4), 358-365.
  • 谷口敏淳(2012)自己臭恐怖症への認知行動療法の適用―症状の低減から就労支援まで―.行動療法研究,3(3),247-257.
  • Taniguchi, T., Hirai, K., Sumi, R., Hayashi, N., Maeda, K., & Ito, T. (2014). Predictors of colonoscopy use one year after colonoscopy: prospective study of surveillance behavior for colorectal cancer. Health Psychology and Behavioral Medicine, 2(1), 283–295. doi:10.1080/21642850.2014.889573
  • Taniguchi, T., Hirai, K., Harada, K., Ishikawa, Y., Nagatsuka, M., Fukuyoshi, J., … Shibuya, D. (2015). The relationship between obtaining fecal occult blood test and beliefs regarding testing among Japanese. Health Psychology and Behavioral Medicine, 3(1), 251–262. doi:10.1080/21642850.2015.1084473
  • Taniguchi, T., Tanimukai, H., Hirai, K., & Tajime, K. (2018). A Pilot Study of Barriers to Psychiatric Treatment among Japanese Healthcare Workers. Medical Science & Healthcare Practice, 2(2), 76. http://doi.org/10.22158/mshp.v2n2p76
資格
公認心理師,臨床心理士,精神保健福祉士,専門行動療法士
受賞歴
第20回日本行動医学会若手奨励賞
演題:大腸内視鏡検査後の1年後再検査受診の予測要因の検討:大腸内視鏡サーベイランスにむけた前向き調査研究.
WS5
エビデンスにもとづく統合失調症の心理的支援
講師:石垣琢磨(東京大学)/古村健(東尾張病院)

ワークショップ詳細

研修方式
スクール形式、パワーポイントを使用した講義と演習
想定する対象者
統合失調症の支援にかかわる医師・看護師・心理師・作業療法士・精神保健福祉
ワークショップ概要

統合失調症への認知行動療法(以下、CBT)は、統合失調症を疾患単位として考えることをいったんやめて、陽性症状(つまり、主観的な病的体験)への認知心理学的研究を参考にしつつ、気分障害や不安障害へのCBTを応用することで発展した。

本ワークショップでは、英国で有効性が実証され、治療ガイドラインでも推奨されている幻聴と妄想へのCBTを中心に解説する。また、妄想に対する集団介入法として、ドイツのハンブルク大学が中心となって開発されたメタ認知トレーニング(Meta-Cognitive Training:MCT)も治療効果をあげている。

本ワークショップでは、CBTとMCTを中心にした体験的演習と、日本における実践例の報告を通して、統合失調症の心理的支援について理解を深める機会にしたい。

講師紹介

石垣 琢麿
石垣琢麿
所属
東京大学大学院総合文化研究科 教授
略歴
  • 東京大学文学部心理学科卒業(1987年)
  • 浜松医科大学医学部卒業(1993年)
  • 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(1999年)
著訳書
  • 「うつ病のためのメタ認知トレーニング(D-MCT):解説と実施マニュアル」(金子書房)
  • 「認知療法の『問う力』」(金剛出版)
  • 「事例で学ぶ統合失調症の認知行動療法」(金剛出版)
社会的活動
MCT-Jネットワーク会長、CBTpネットワーク幹事役員、日本心理学会代議員、日本認知療法・認知行動療法学会幹事/常任編集委員、日本不安症学会編集委員
所属学会
日本精神神経学会、日本心理学会、日本心理臨床学会、日本認知療法・認知行動療法学会、日本不安症学会、日本統合失調症学会、日本うつ病学会、他
資格・学位
精神保健指定医、精神科専門医、臨床心理士、博士(学術)
おもなワークショップ・講演歴
日本認知療法・認知行動療法学会、日本認知・行動療法学会などにおいて、統合失調症の認知行動療法やメタ認知トレーニングの講師を担当。
古村 健
古村健
所属
国立病院機構東尾張病院 社会復帰科 心理療法士
略歴
  • 愛知学院大学大学院修了(2002年)
  • 名古屋大学精神医学教室入局(2002年)
  • 国立病院機構東尾張病院(2004年~現在)
  • 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(2015年)
著訳書
  • 「妄想・幻声・パラノイアへの認知行動療法」(星和書店)
  • 「命令幻聴の認知行動療法」(星和書店)
  • 「よくわかる認知行動カウンセリングの実際」(金子書房)
  • 「事例で学ぶ統合失調症の認知行動療法」(金剛出版)
社会的活動
CBTpネットワーク役員、愛知県精神科心理士ネットワーク代表、一般社団法人愛知県臨床心理士会理事、愛知県精神保健福祉協会理事、公認心理師の会専門委員
所属学会
日本認知療法・認知行動療法学会、日本心理臨床学会、日本心理学会、日本司法精神医学会 など
資格・学位
臨床心理士、公認心理師、博士(学術)
おもなワークショップ・講演歴
日本認知療法・認知行動療法学会、日本認知・行動療法学会、日本司法精神医学会、医療観察法心理士ネットワーク、愛知県精神科心理士ネットワークなどにおいて、統合失調症の認知行動療法やメタ認知トレーニング(やわらかあたま教室)の講師を担当。
WS6
行動嗜癖に対する行動にこだわった理解と支援-行動分析学と行動経済学の応用
講師:蒲生裕司(こころのホスピタル町田/北里大学)

ワークショップ詳細

研修方式
座学および相互での練習
想定する対象者
公認心理師および公認心理師を目指す者
ワークショップ概要

ギャンブル障害はアルコールやその他の薬物依存症と異なり、薬物の 直接作用で嗜癖が生じるのではない。また、薬物は摂取する度に、多少なりとも、薬物の効果が得られるが、ギャンブルの場合は常に勝てるわけではない。

そこで、ギャンブル障害を扱うには、単純に「当たり」というギャンブルの結果だけでなく、確立操作、弁別刺激など、ギャンブルという行動の随伴性を考える必要がある。さらに、長期的なコントロールでは、行動コスト、遅延報酬割引、選好逆転など、行動経済学の概念を用いて個々のギャンブル行動を分析することも有効である。このような視点でギャンブルを捉えることで、「意志が弱い」などの根性論を排斥することが可能となり、このこと自体が患者の回復を促進するための重要な意味を持つようになる。

本研修では、ギャンブル障害への行動介入の基礎となる概念の解説をし、これらの概念を用いたギャンブル障害への介入について説明、練習をしたい。

講師紹介

蒲生 裕司
蒲生裕司
所属
こころのホスピタル町田/北里大学
略歴
慶應義塾大学大学院 社会学研究科にて実験的行動分析学を学び、心理学の修士課程を修了。その後、聖マリアンナ医科大学に編入学し平成10年に卒業。
医学部卒業後は、国立精神・神経センター武蔵病院 研修医、国立病院機構相模原病院 精神科医長、厚生労働省 精神・障害保健課 依存症対策専門官、北里大学医学部 精神科学診療講師などを経て、現在、こころのホスピタル町田に精神科医師として勤務。
著書

【単著】

  • よくわかるギャンブル障害 本人のせいにしない回復・支援(星和書店)

【共著】

  • セルフ・コントロールの心理学:自己制御の基礎と教育・医療・矯正への応用(北大路書房)
  • 公認心理師技法ガイド(文光堂)
  • 実践アディクションアプローチ(金剛出版)
  • スポーツ精神医学(診断と治療者)
  • 新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン(新興医学出版社)
など
所属学会
日本精神神経学会、日本心理臨床学会、日本行動分析学会、日本ブリーフサイコセラピー学会 など
資格
日本精神神経学会 専門医・指導医、公認心理師、臨床心理士 など
受賞歴
和漢医薬学会 学会奨励賞(2010年)
おもなワークショップ担当歴
  • 東日本催眠療法研究会 第22回研修会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会 第24回熊本大会
  • 認知・行動療法学会第43回大会
など
 

研修会の昼食時に、理事長講演会をおこなう予定です。

ワークショップ詳細

この講演会は、どなたでも参加できます。参加無料、事前登録不要です

時間
13:15~13:45
場所
東京大学駒場キャンパス 5号館525室(研修会会場KOMCEE EASTの近く)
タイトル
「科学者―実践家としての公認心理師:新しい令和の時代の心理職」
研修方式
講演会形式(昼食を持ち込んで気軽に聞いていただけます)
想定する対象者
どなたでも参加いただけます。
講演概要

この講演では、世界の動向と現在の日本における状況を考えたうえで、今後の公認心理師の社会的役割と必要とされるスキルについて考えてみたいと思います。ストレスや精神疾患は国民の幸福度を下げる最大の要因であり、メンタルヘルス(こころの健康)の維持増進は社会問題となっています。こうした社会的要請に応えて、心理療法も大きく進歩しました。世界の専門家の間では、今世紀に入ってパラダイムシフトがおこり、価値観や方法論が劇的に変化しています。こうした世界的な変動を受けて公認心理師が国家資格となりました。日本でもさまざまなメンタルヘルスの問題がおこっており、公認心理師の主要5分野(医療・教育・福祉・司法・産業)にそれが反映されています。国家資格者としての公認心理師に期待される業務は、法律・制度にもとづく多職種連携、サイエンスにもとづく心の健康教育など、これまでより幅広いものがあり、それは公認心理師のカリキュラムや国家試験にも反映されています。公認心理師は、知識と技術をつねに磨きスキルアップをはかる生涯学習の義務があります。

公認心理師の会は、国民のメンタルヘルスの向上のため、科学者-実践家モデルに基づいて、公認心理師のスキルアップとキャリアアップ(就職機会向上)を支援します。

講師紹介

丹野 義彦
丹野義彦
所属
東京大学教授
略歴
  • 宮城県仙台市生まれ(1954年)
  • 東京大学文学部心理学科卒業(1978年)
  • 群馬大学大学院医学系研究科修了 医学博士(1985年)
  • 群馬大学医療技術短期大学部 講師(1985年)
  • 東京大学教養学部助教授(1991年)
  • 東京大学大学院総合文化研究科教授(2006年)(現在に至る)
著訳書
  • 「公認心理師エッセンシャルズ」子安増生・丹野義彦編、有斐閣
  • 「心理療法が開く未来:エビデンスにもとづく幸福改革」ちとせプレス
  • 「臨床心理学」有斐閣
  • 「講座臨床心理学全6巻」東京大学出版会
  • 「エビデンス臨床心理学」日本評論社
  • 「医療心理学を学ぶ人のために」世界思想社
  • 「認知臨床心理学入門」東京大学出版会
学会活動など
  • 厚生労働省・文部科学省 公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチーム構成員(2016年)
  • 東京大学公認心理師大学カリキュラム運営委員会 副委員長(2017年)
  • 医療保健福祉領域公認心理師推進協議会 事務局長(2018年)
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)会長(2018年)
  • 一般社団法人 公認心理師の会 理事長(2019年)
  • 日本心理学会 公認心理師担当常務理事 前公認心理師検討委員会委員
  • 日本認知療法・認知行動療法学会 公認心理師あり方検討委員会委員長
  • 日本認知・行動療法学会 前副理事長 公認心理師対応委員会委員
資格
公認心理師 臨床心理士
おもなワークショップ担当歴
  • 日本心理臨床学会ワークショップ(2008年)
  • 日本認知療法学会ワークショップ(2011年)
  • 日本森田療法学会・日本心理臨床学会合同ワークショップ(2012年)
  • 東京認知行動療法アカデミーワークショップ(2014年)
  • 東京認知行動療法アカデミーワークショップ(2019年)
など多数
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2019年第2回 主要5分野専門研修会 関西開催

【速報】第2回主要5分野専門研修会(関西開催)は終了いたしました
熱気溢れるワークショップが6本開かれ、盛況でした。理事長講演会(無料)にも多くの方に参加いただきました。

日時
2019年11月24日(日)
午前の部 10:00~13:00/午後の部 14:00~17:00
場所
同志社大学今出川キャンパス 良心館
京都府京都市上京区今出川烏丸東入
https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/overview.html
後援
  • 厚生労働省
  • 文部科学省
  • 公益社団法人 日本心理学会
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会
参加費
1ワークショップにつき 会員4,000円/非会員6,000円
事前登録
必要
プログラム
【午前の部(10:00~13:00)】
WS1
「効果が出ない」から抜け出す学級集団への支援のポイント
講師:小関俊祐(桜美林大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義、演習
想定する対象者
公認心理師、公認心理師資格取得を目指す方、教育関係者
ワークショップ概要

公認心理師に求められる能力として、心の健康の保持増進が挙げれています。これを実現するための方法の1つとして、学級集団を対象とした心理的支援の提があります。これは、スクールカウンセラーの業務にも位置づけられており、さまざまな研修が開催されています。しかしながら、実際に集団への支援を実施しても、「なかなか効果が出い」という声を耳にすることが多いのも現状です。

本ワークショップでは、集団への支援を行う際のアセスメントの点、実践上の工夫、効果を日常に般化させるためのポイントについて、ご紹介いたします。想している支援対象は、小学校、中学校、高校の学級集団、あるいは学年集団です。主に社会的キル訓練、問題解決訓練の実施手順について紹介しつつ、受講者の先生方には、特に「一次防」の視点から学級集団への支援を提供するための知識や技能を習得していただくことを目標します。

講師紹介

小関 俊祐
小関俊祐
所属
桜美林大学
略歴
山形県出身,新潟大学卒業後,兵庫教育大学で修士,博士を取得。日本学術振興会特別研究員を経て,2010年より愛知教育大学助教,2014年より現職である桜美林大学心理・教育学系に着任。
専門は子どもを対象とした認知行動療法であり,子どものストレスマネジメントや特別支援教育を専門に,研究や臨床実践を積み重ねている。
2018年に発足した,日本公認心理師の会教育・特別支援部門長として活動を行っている。
著書
  • 「小学生に対する抑うつ低減プログラムの開発」 風間書房
  • 「認知行動療法を生かした発達障害児・者への支援~就学前から就学時,就労まで~」 ジアース教育新社
    佐々木和義(監修)小関俊祐・石原廣保・池田浩之(編著)
  • 「対人援助と心のケアに活かす心理学」 有斐閣
    鈴木伸一(編著)伊藤大輔・尾形明子・国里愛彦・小関俊祐・中村菜々子・松永美希(著)
  • 「いじめ問題解決ハンドブックー教師とカウンセラーの実践を支える学校臨床心理学の発想ー」 金子書房
    山本奨・大谷哲弘・小関俊祐(著)
など
学会活動など
  • 公認心理師の会 理事、教育・特別支援部門長
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会 現場実習検討委員会副委員長
  • 日本認知・行動療法学会 公認心理師対応委員会委員、倫理委員
  • 日本ストレスマネジメント学会 常任理事、事務局長
など
資格
公認心理師、臨床心理士、専門行動療法士、指導健康心理士
受賞歴など
  • 日本ストレスマネジメント学会1回最優秀論文賞(山中寛賞)共同受賞(2017年7月)
  • 日本認知療法学会第三回最優秀論文賞 共同受賞(2016年11月)
  • 日本行動療法学会内山記念賞 共同受賞(2013年8月)
など
おもなワークショップ担当歴
  • 日本認知・行動療法学会第45回大会 スキルアップレクチャー「ソーシャルスキル教育」
  • 日本健康心理学会第28回大会準備委員会企画ワークショップ 「学校におけるストレスマネジメント教育の実践」
  • 日本認知・行動療法学会主催 いわて認知行動療法セミナー 講師「学校と家庭で行う子ども支援」
  • 日本健康心理学会研修会「認知行動療法の理論と実践」,「子どもを対象とした認知行動療法I(集団)」,「子どもを対象とした認知行動療法II(個人)」
など
WS2
ステップケア(段階的予防介入)モデルで認知症のBPSDを低減する:その文脈における心理職の具体的な役割とは何か
講師:武藤崇(同志社大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義形式
想定する対象者
認知症(およびその家族)⽀援に関⼼のある援助職および⼤学院⽣
ワークショップ概要

本研修の内容は、

  1. ①「バイオ・サイコ・ソーシャル」モデルから捉える認知症の⾏動・⼼理症状(behavioral and psychological symptom of dementia; BPSD)
  2. ②BPSDに対するエビデンスの確認
  3. ③BPSDに対する機能アセスメント(functional assessment)とそれに基づく⽀援
  4. ④BPSDに悩まされる家族に対する⽀援モデル
  5. ⑤ステップケア(段階的予防介⼊)モデルと各ステップにおける⼼理援助職の役割の整理
  6. ⑥事例紹介
  7. ⑦質疑応答

という6部から構成される予定である(なお、①~④が前半、⑤〜⑦が後半の予定)。

講師紹介

武藤 崇
武藤崇
所属
同志社大学
略歴
  • 筑波大学大学院心身障害学研究科心身障害学専攻修了,博士(心身障害学)(1998年)
  • 筑波大学心身障害学系 技官・助手(1998-2001年)
  • 立命館大学文学部および大学院応用人間科学研究科 准教授(2001-2010年)
  • 米国ネバダ大学リノ校心理学部 客員研究教授(S.C. Hayes研究室所属)(2007-2008年)
  • 同志社大学心理学部および大学院心理学研究科 教授(2010年-現在)
  • 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター腎疾患総合医療学講座 客員講師(2011-2015年)
  • 同志社大学実証に基づく心理・社会的トリートメント研究センター(WEST) センター長(2011年-現在)
  • 名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学分野 客員教授(2017年-現在)
著書
  • 武藤崇(編著)(2019)『臨床言語心理学の可能性:公認心理師時代における心理学の基礎を再考する』 晃洋書房
  • 武藤崇(編著;事典編纂委員会主幹)(2019)『行動分析学事典』 丸善出版
  • 武藤崇(編著)(2017)『55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT):超高齢化社会のための認知行動療法の新展開』 ratik
その他,多数
学会活動など
一般社団法人日本行動分析学会・理事長など
資格
公認心理師,臨床心理士
受賞歴など
  • 「感情心理学研究」優秀論文賞(2014年)
  • 「日本特殊教育学会」研究奨励賞(2002年)
など
おもなワークショップ担当歴
一般社団法人日本認知・行動療法学会,日本認知療法・認知行動療法学会などにおいて,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)および行動分析学に関するワークショップを多数担当。
WS3
矯正処遇における心理学的アプローチとエビデンス
講師:浦田洋(甲子園大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義
想定する対象者
現在、司法・矯正領域の職場で勤務している(心理専門職以外の)公認心理師、あるいは、隣接領域で勤務しており司法・矯正領域との協働が必要である公認心理師
ワークショップ概要

少年・成人を問わず、非行・犯罪を犯した者の再犯防止は、我が国の喫緊の課題である。このように重要で、かつ、取組みがいがあるのが矯正処遇であるが、対象者の特徴等によりそれを進めるには多様な困難さが伴う。このような状況で、担当者が意欲を持って処遇に取組み続けるには、自らの働きかけが依って立つ理論等が明確で、かつ、実践による効果を十分実感できると認識することが必要であり、本研修は係る認識を高める一助となるものと位置付けられる。

具体的には、少年院や刑務所での処遇の背景にある、少年鑑別所や刑務所の調査センターでのアセスメントについてその概要を説明し、かつ、それらをどう処遇に活用しているかを述べる。なお、アセスメントについては、投映法や作業検査が、司法・矯正領域で独自の発展を遂げていることについても触れたい。

講師紹介

浦田 洋
浦田洋
所属
甲子園大学心理学部
略歴
  • 同志社大学文学部文化学科心理学専攻卒業(1982年)
  • 同志社大学大学院文学研究科博士課程前期終了(文学修士)(1984年)
  • 同志社大学大学院文学研究科博士課程後期中退(1985年)
  • 川越少年刑務所心理専門職(1985年),以降2019年3月まで、大阪少年鑑別所等8か所の少年鑑別所、大阪拘置所、大阪矯正管区、福岡矯正管区で主に心理専門職として勤務(国家公務員I種(心理))
著書

【単著】

  • 「性犯罪者処遇の新しい流れ-良い生活モデル(GLM)とは何か-」(2013年12月)矯正協会,刑政

【共著】

  • 「Association for the treatment of Sexual Abusers(ATSA)大会に参加して」(2012年5月)矯正協会,刑政
  • 「犯罪心理学事典」(2016年9月)丸善出版
  • 「児童青年の発達と「性」の問題への理解と支援 自分らしく生きるために」(2019年7月)福村出版

【共訳】

  • 「性犯罪からの離脱-『良き人生モデルがひらく可能性』」(2014年7月)日本評論社
学術論文

【単著】

  • 「ブラインドアナリシスの可能性」(2012年11月)中京大学心理学研究科・心理学部紀要
  • 「司法領域におけるTATの活用」(2019年3月)中京大学心理学研究科・心理学部紀要

【共著】

  • 「マアレー版TAT図版の起源についての一考察-Morgan論文の翻訳に基づいて-」(1998年7月)追手門学院大学人間学部紀要
学会活動など(所属学会)
日本犯罪心理学会、日本心理臨床学会、包括システムによる日本ロールシャッハ学会、日本ロールシャッハ学会、日本更生保護学会、日本TAT研究会、日本臨床心理士会、公認心理師の会、日本公認心理師協会、Association for the Treatment of Sexual Abusers、日本犯罪心理学会地方区理事(2016年7月から2017年3月まで)
資格
公認心理師,臨床心理士
ミニシンポジウム司会及び指定討論
  • 「未来は開かれている-若手心理専門職等の育成」(2013年9月)日本犯罪心理学会
  • 「司法矯正領域における集団認知行動療法」(2014年9月)日本犯罪心理学会
  • 「性非行・性犯罪加害者処遇に犯罪心理学はいかに寄与するか」(2015年9月)日本犯罪心理学会
  • 「指導者ケアについて改めて考える」(2018年12月)日本犯罪心理学会
【午後の部(14:00~17:00)】
WS4
「痛み」をラディカルに捉え直すことではじまる慢性疼痛への心理・社会的アプローチ:その基礎と実際
講師:武藤崇(同志社大学)/酒井美枝(名古屋市立大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義形式
想定する対象者
慢性疼痛支援に関心のある援助職および大学院生
ワークショップ概要

慢性疼痛には、生物学的要因に加え、心理的要因や社会的要因が複雑に関連していると考えられています。そのため、慢性疼痛診療においては、生物-心理-社会モデルにもとづき、多職種による「多角的な評価」とそれに基づく「集学的治療」を行うことが望ましいとされています。本研修では、慢性疼痛診療の現場で実際に行われている「痛み」に対する多角的な評価(アセスメント)を概観しながら、多職種連携における心理師の役割について検討します。さらに、心理・社会的トリートメントの具体的な手続きについて、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を中心に解説します。現場でよく出会うであろう複数の架空事例をもとにしながら、アセスメントとトリートメントの実際を紹介したいと思います。

本研修の内容は、

  1. ①国際疼痛学会(IASP)による「痛み」の定義についての検討
  2. ②痛みに対する⼼理・社会的トリートメント・モデルの変遷
  3. ③痛みに対する⼼理・社会的トリートメントのエビデンスの確認
  4. ④質疑応答

という4部から構成される予定である。

①IASPによる「痛み」の定義についての検討では、⼀般的な「痛み」に関する認識を再検証し、⼼理・社会的トリートメントの重要性を再認識する。③痛みに対する⼼理・社会的トリートメント・モデルの変遷では、1960年代〜現代までの主要な科学的なトリートメント・モデルを年代順に整理し、各モデルの差異やその中核的な特徴を整理する。3痛みに対する⼼理・社会的トリートメントのエビデンスの確認では、現時点におけるエビデンスの概要と、その注意点について把握する。

講師紹介

武藤 崇
武藤崇
所属
同志社大学
略歴
  • 筑波大学大学院心身障害学研究科心身障害学専攻修了,博士(心身障害学)(1998年)
  • 筑波大学心身障害学系 技官・助手(1998-2001年)
  • 立命館大学文学部および大学院応用人間科学研究科 准教授(2001-2010年)
  • 米国ネバダ大学リノ校心理学部 客員研究教授(S.C. Hayes研究室所属)(2007-2008年)
  • 同志社大学心理学部および大学院心理学研究科 教授(2010年-現在)
  • 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター腎疾患総合医療学講座 客員講師(2011-2015年)
  • 同志社大学実証に基づく心理・社会的トリートメント研究センター(WEST) センター長(2011年-現在)
  • 名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学分野 客員教授(2017年-現在)
著書
  • 武藤崇(編著)(2019)『臨床言語心理学の可能性:公認心理師時代における心理学の基礎を再考する』 晃洋書房
  • 武藤崇(編著;事典編纂委員会主幹)(2019)『行動分析学事典』 丸善出版
  • 武藤崇(編著)(2017)『55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT):超高齢化社会のための認知行動療法の新展開』 ratik
その他,多数
学会活動など
一般社団法人日本行動分析学会・理事長など
資格
公認心理師,臨床心理士
受賞歴など
  • 「感情心理学研究」優秀論文賞(2014年)
  • 「日本特殊教育学会」研究奨励賞(2002年)
など
おもなワークショップ担当歴
一般社団法人日本認知・行動療法学会,日本認知療法・認知行動療法学会などにおいて,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)および行動分析学に関するワークショップを多数担当。
酒井 美枝
酒井美枝
所属
名古屋市立大学
略歴
2008年に琉球大学教育学部を卒業、2010年に琉球大学大学院教育学研究科修了(修士〔教育学〕)、2014年に同志社大学大学院心理学研究科を修了(博士〔心理学〕)。心療内科・精神科クリニック非常勤心理士、同志社大学心理学部嘱託講師、同志社大学心理臨床センター相談員等を経て、現在(2017年4月~)、名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学分野 所属。同大学病院いたみセンターにて慢性痛診療に従事。
著書
  • 55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(分担執筆,特定非営利活動法人ratik,2017)
  • 使いこなすACT(監訳,星和書店,2017)
  • ACTハンドブック(分担執筆,星和書店,2011)
  • こころのりんしょうa・la・carte 第28巻1号 特集ACT(分担執筆,星和書店,2009)
学会活動など
The Japanese Association for Contextual Behavioral Science(理事)、日本認知・行動療法学会(編集委員)
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
受賞歴など
「感情心理学研究」優秀論文賞 受賞
おもなワークショップ担当歴
  • 2016年度ACT Japan年次ミーティング「入門WS:ACTの視点をおさらいする」
  • 厚生労働省慢性疼痛診療体制構築モデル事業「慢性疼痛診療研修会」(分担講師)
WS5
産業: ストレスの"WAVE"にうまく乗るための認知行動療法
講師:金井嘉宏(東北学院大学)

ワークショップ詳細

研修方式
スクール形式
想定する対象者
対人援助職の方
ワークショップ概要

「キラーストレス」という言葉とともに「ストレスは身体に悪影響を及ぼす」という考えが強調されています。しかしながら、ストレスに関する最近の研究では「ストレスは悪者」と考えること自体が問題であり、ストレスに対するとらえ方や行動を変えることでストレスを受け入れて生活しやすくすることもできます。

本講座では、認知行動療法の観点からストレスをとらえ、対応のコツを解説します。適切な環境調整が必要な場合はもちろんありますが、ポイントは、ストレス反応を「減らそうとしない」ことです。つまり、ストレスを感じる出来事に直面したときに生じる感情の「波」をなくそうとしたり減らそうとせずに、その「波にうまく乗る」ことです。その結果として、ストレスが和らぎます。

それを達成するために心理教育で伝える内容や、マインドフルネスなどの技法、ストレスが強まるときに経験しやすい反すう(グルグル思考)への対応方法、向社会的な行動の効果などについて情報提供します。ストレス反応の「波」を客観的に観察しながら、うまく乗るツールになるのが認知行動療法です。

講師紹介

金井 嘉宏
金井嘉宏
所属
東北学院大学教養学部 准教授
略歴
群馬県前橋市生まれ。

【主な学歴】

新潟大学人文学部卒。早稲田大学大学院修士課程修了,北海道医療大学大学院博士後期課程修了。博士(臨床心理学)

【主な職歴】

日本学術振興会特別研究員,広島大学大学院総合科学研究科助教を経て,現在,東北学院大学教養学部・准教授。宮城県薬物乱用対策推進会議委員,東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座学術研究員,株式会社アドバンテッジリスクマネジメント代表カウンセラーも務める。
著書
  • 『認知行動療法の技法と臨床』(共著,日本評論社,2008年)
  • 『エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ 社交不安障害』(共訳,金剛出版,2011年)
  • 『60のケースから学ぶ認知行動療法』(共編著,北大路書房,2012年)
  • 『不安に悩まないためのワークブック 認知行動療法による解決法』(共訳,金剛出版,2013年)
  • 『ガードナー 臨床スポーツ心理学ハンドブック』(監訳,西村書店,2018年)
学会活動など
日本認知・行動療法学会理事・企画委員会委員長・常任編集委員、公認心理師の会理事、不安症学会評議員、日本心理学会「心理学ワールド」編集委員、不安症・強迫症治療ガイドライン合同作成委員会委員(社交不安症の精神療法担当)
臨床心理学を専門とし,ストレスやうつ病,不安症に対する認知行動療法の研究と臨床を行っている。
資格
公認心理師,認定行動療法士,産業カウンセラー
受賞歴など
  • Association for Behavioral and Cognitive Therapies 2005 Elsie Ramos Memorial Student Research Award 受賞(2005年11月)
  • 日本ストレス学会学会賞 受賞(2006年11月)
  • 日本行動療法学会 2007年度内山記念賞 受賞(連名)(筆頭 岡島 義)(2007年12月)
など
おもなワークショップ担当歴
  • 「認知行動療法の基本技法を実践場面で活かすコツ」日本認知・行動療法学会主催 仙台認知行動療法セミナー(2016年11月3日)
  • 「ストレスや不安を抱える生徒への認知行動療法 ―教員のメンタルヘルス向上にも活かす―」宮城県高等学校学校保健研究会仙南支部研修会(2016年12月13日)
  • 「児童・思春期の子どもの援助のための認知行動療法の実際-問題行動や発達障害を有する子どもに対する効果的な支援法-」青森少年鑑別所・法務支援センターあおもり主催講演会(2018年11月13日)
  • 社交不安症に対する認知行動療法 心理支援スキルアップ講座(CBT事例検討会)講師(2019年5月30日)
WS6
当事者と共同で構築するエビデンスに基づくひきこもりの心理的支援
講師:境泉洋(宮崎大学)

ワークショップ詳細

研修方式
講義
想定する対象者
初級
ワークショップ概要

本ワークショップでは、近年のひきこもりの実態とともに、そうした事例に対する認知行動療法を応用した支援について紹介します。

まず、ひきこもりの現状に関する最新のデータを紹介し、ひきこもり取り巻く現状について解説します。具体的には、2019年3月に内閣府が公表した40歳以上のひきこもりに関する調査や諸外国におけるひきこもりに関する研究を紹介します。その後、ひきこもり状態にある人とその家族が経る心理的プロセスについて、行動論的視点からの研究を踏まえながら解説していきます。

こうした基礎知識を踏まえて、認知行動療法を応用した支援の実施手順を解説していきます。具体的には、本邦でもエビデンスが蓄積されている家族支援においてCRAFTを応用した支援を紹介していきます。また、当事者支援に対する認知行動療法の応用可能性、さらには当事者視点の支援を行動論的にどう理解していくかについても解説していきます。

講師紹介

境泉 洋
境泉洋
所属
宮崎大学
 

※研修会の昼食時に、理事長講演会をおこなう予定です。

ワークショップ詳細

この講演会は、どなたでも参加できます。参加無料、事前登録不要です

時間
13:15~13:45
場所
同志社大学今出川キャンパス 良心館
タイトル
「科学者―実践家としての公認心理師:新しい令和の時代の心理職」
研修方式
講演会形式(昼食を持ち込んで気軽に聞いていただけます)
想定する対象者
どなたでも参加いただけます。
講演概要

この講演では、世界の動向と現在の日本における状況を考えたうえで、今後の公認心理師の社会的役割と必要とされるスキルについて考えてみたいと思います。ストレスや精神疾患は国民の幸福度を下げる最大の要因であり、メンタルヘルス(こころの健康)の維持増進は社会問題となっています。こうした社会的要請に応えて、心理療法も大きく進歩しました。世界の専門家の間では、今世紀に入ってパラダイムシフトがおこり、価値観や方法論が劇的に変化しています。こうした世界的な変動を受けて公認心理師が国家資格となりました。日本でもさまざまなメンタルヘルスの問題がおこっており、公認心理師の主要5分野(医療・教育・福祉・司法・産業)にそれが反映されています。国家資格者としての公認心理師に期待される業務は、法律・制度にもとづく多職種連携、サイエンスにもとづく心の健康教育など、これまでより幅広いものがあり、それは公認心理師のカリキュラムや国家試験にも反映されています。公認心理師は、知識と技術をつねに磨きスキルアップをはかる生涯学習の義務があります。

公認心理師の会は、国民のメンタルヘルスの向上のため、科学者-実践家モデルに基づいて、公認心理師のスキルアップとキャリアアップ(就職機会向上)を支援します。

講師紹介

丹野 義彦
丹野義彦
所属
東京大学教授
略歴
  • 宮城県仙台市生まれ(1954年)
  • 東京大学文学部心理学科卒業(1978年)
  • 群馬大学大学院医学系研究科修了 医学博士(1985年)
  • 群馬大学医療技術短期大学部 講師(1985年)
  • 東京大学教養学部助教授(1991年)
  • 東京大学大学院総合文化研究科教授(2006年)(現在に至る)
著訳書
  • 「公認心理師エッセンシャルズ」子安増生・丹野義彦編、有斐閣
  • 「心理療法が開く未来:エビデンスにもとづく幸福改革」ちとせプレス
  • 「臨床心理学」有斐閣
  • 「講座臨床心理学全6巻」東京大学出版会
  • 「エビデンス臨床心理学」日本評論社
  • 「医療心理学を学ぶ人のために」世界思想社
  • 「認知臨床心理学入門」東京大学出版会
学会活動など
  • 厚生労働省・文部科学省 公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチーム構成員(2016年)
  • 東京大学公認心理師大学カリキュラム運営委員会 副委員長(2017年)
  • 医療保健福祉領域公認心理師推進協議会 事務局長(2018年)
  • 公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)会長(2018年)
  • 一般社団法人 公認心理師の会 理事長(2019年)
  • 日本心理学会 公認心理師担当常務理事 前公認心理師検討委員会委員
  • 日本認知療法・認知行動療法学会 公認心理師あり方検討委員会委員長
  • 日本認知・行動療法学会 前副理事長 公認心理師対応委員会委員
資格
公認心理師 臨床心理士
おもなワークショップ担当歴
  • 日本心理臨床学会ワークショップ(2008年)
  • 日本認知療法学会ワークショップ(2011年)
  • 日本森田療法学会・日本心理臨床学会合同ワークショップ(2012年)
  • 東京認知行動療法アカデミーワークショップ(2014年)
  • 東京認知行動療法アカデミーワークショップ(2019年)
など多数
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