2021年度 研修会・総会・講演会

2021年度 研修会・総会・講演会

開催日イベント名クリックで表示
2021年5月23日~2021年度 Web研修会表示
2021年11月1日~2022年3月31日2021年度 年次総会 表示

研 修 Ⅰ 被害者支援に関する基本的知識と連携

講  師  相澤雅彦(NPO法人WorldOpenHeart) 斎藤梓(目白大学)

日  時  2021年12月5日(日)9:00~12:00

開催方法  Zoomによるライブ配信 

参 加 費   会員4,000円 非会員6,000円

申  込  マイページよりお願いします 

後  援  一般社団法人 認知・行動療法学会

      公益社団法人日本心理学会

      公認心理師養成大学教員連絡協議会

ポスター  こちら

研修会についてのお問い合わせ先  (株)ヒューマン・リサーチ human_2@abox3.so-net.ne.jp

<ワークショップ概要>

 「第4次犯罪被害者等基本計画」において、初めて「公認心理師」が支援者に位置づけられることになりました。その中には、「犯罪被害者等に関する専門的な知識・技能を有する公認心理師の要請及び研修の実施を促進する」ことが文言として盛り込まれ、公認心理師に対する期待が高まっています。そこで本会では、全4回の被害者支援研修を実施します。

 【研修Ⅰ】に位置づけられる今回は、被害者支援における基本的な知識や態度を身に着け、被害者や遺族に二次的被害を与えずに支援できるようになることを目標として講義とグループワークを実施します。

医療機関や学校臨床場面で、大切な人を暴力的な形で亡くした方や、様々な虐待や性暴力の被害に遭われた方の対応をしたことはないでしょうか。犯罪被害は、実はとても身近な出来事です。今回の研修を通して、対応の基本を学んでいただき、被害者や遺族の安全や安心感を守りながらの介入を考えていければと思っております。

<想定する対象者>

 ・司法犯罪領域で働く心理職

 ・医療や産業、教育、福祉領域で働く心理職  

 ・トラウマを抱えた方にお会いする可能性のある方

講師 相澤 雅彦 先生(NPO法人World Open Heart)

●ご略歴

 NPO法人World Open Heart にて加害者家族への支援及び、加害当事者の情状鑑定に携わる。また、刑事施設内処遇カウンセラーとして受刑者に対する再犯防止プログラムファシリテーターとして指導を担当。NPO法人RRP研究会では被害者支援の一環としてDV加害者へのプログラムのファシリテーターとしても活動。墨田区保育園心理巡回相談、東京都公立学校スクールカウンセラー、世田谷学園中学校・高等学校スクールカウンセラー、大東文化大学学生相談室カウンセラー。発達段階に沿った心身発達の支援、家族関係が子どもに与える心理的影響への介入、虐待への介入といった実践にも従事している。

●著書

『性犯罪加害者家族のケアと人権: 尊厳の回復と個人の幸福を目指して』(現代人分社、2020年 共著)

『加害者家族の子どもたちの現状と支援: 犯罪に巻き込まれた子どもたち』(現代人分社,2021年 共著)(分担執筆) 等

●資格

公認心理師、臨床心理士

●おもなワークショップ担当歴

日本子ども虐待防止学会 シンポジスト

日本学生相談学会 小講義講師

東京公認心理士協会「加害者家族の心理的支援」等

講師 斎藤梓 (目白大学心理学部 専任講師)

●ご略歴

目白大学心理学部心理カウンセリング学科専任講師。専門は臨床心理学・被害者心理学。臨床心理士としてスクールカウンセリング、HIVカウンセリング、精神科クリニック臨床などに携わる傍ら、東京医科歯科大学難治疾患研究所にてPTSDへの持続エクスポージャー療法の治療効果研究に従事。その後、2008年より(公社)被害者支援都民センターにて被害者や遺族の精神的ケアにあたる。主に子どもから大人まで、殺人や性暴力被害といった出来事によるトラウマやPTSD、心的外傷性の悲嘆などの問題について、心理支援や研究、教育を行う。

●著書

『性暴力被害の実際―被害はどのように起き、どう回復するか―』(金剛出版、2020年)(編著者)

『子どものトラウマとPTSDの治療 エビデンスとさまざまな現場における実践』(誠信書房,2021年)(分担執筆) 等

●公的活動・学会活動・社会的活動など

法務省性犯罪に関する刑事法検討会委員,法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会委員 等

●資格

公認心理師、臨床心理士

●おもなワークショップ担当歴

PTSD研究会主催 PTSDのためのPE療法ワークショップ

全国被害者支援ネットワーク主催 全国犯罪被害者支援フォーラム「地域社会で被害者家族を支える~子どもへの中長期的支援のために~」パネリスト

令和2年度性暴力被害者サポートネットワーク茨城 「性暴力被害にあった子どもへの対応」  など


① Web研修会

2段階方式で行います。
登録者はA方式(ライブ配信)・B方式(録画配信)の両方に参加できます。片方だけ参加も可。

●A方式(ライブ配信)
Zoomによるライブ配信を3時間行います。登録者にはZoom URLをお伝えします。
チャットなどによる質疑応答が可能。参加希望の方はライブ配信3日前までにご登録ください。
●B方式(録画配信)
ライブ配信の録画を動画配信サイトに掲載します。登録者には動画URLをお伝えします。
動画は3か月間、繰り返し視聴できます。配信期間終了10日前までにご登録ください。

参加費

1ワークショップにつき、会員:4,000円/非会員:6,000円

お問合わせ

研修会についてのお問い合わせ先
(株)ヒューマン・リサーチ human_2@abox3.so-net.ne.jp

プログラム

2021年度 Web研修会 第1期

WS1

福祉・障害部会ワークショップ
「応用行動分析学や認知行動療法を活かした精神障害・発達障害のある方への就労支援」~

講師: 陶 貴行(LITALICO研究所)

ライブ配信(A方式):2021年5月23日(日)13:00~16:00

録画配信(B方式)2021年5月27日(木)~8月27日(金)

参加募集〆切2021年8月17日(火)

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ワークショップ詳細


想定する対象者
就労支援に興味のある方に向けて、職業リハビリテーションや認知行動療法を専門としない方でも理解できるようにご説明する予定です。

ワークショップ概要

 本ワークショップでは、主に精神障害や発達障害のある方の事例を取り上げながら、障害のある方の就労支援における応用行動分析学や認知行動療法を活用について学んでいきます。

 就労支援サービスには、障害者総合支援法に基づく就労移行支援事業などのほか、障害者職業センターによる職業リハビリテーション、障害者就業・生活支援センターによる就労と生活の一体的な支援がありますが、いずれにおいても精神障害や発達障害のある方の利用が増えています。その中には、これまで様々な困難を経験される中で、うつや不安等の気分の問題に加え、PTSD、自傷行為、物質関連障害、強迫症、睡眠障害、心理的疼痛、コミュニケーションや人間関係に関する問題など生活における様々な困りごとを抱える方々がいらっしゃいます。そのため、就労を支援するだけではなく、職業生活全体における健康をケアする支援が求められています。このような方々に対して、就労支援でいかにして応用行動分析学や認知行動療法を活かしてサポートしているかお話しいたします。

講師紹介

陶 貴行

所属・役職
株式会社LITALICO クオリティマネジメント室 チーフリサーチャー

略歴
大阪府生まれ。
兵庫教育大学大学院学校教育研究科人間発達教育専攻臨床心理学コース修士課程修了。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構地域障害者職業センターにて、障害者職業カウンセラー業務に従事。
とよなか障害者就業・生活支援センターにて、就労支援ワーカー業務に従事。
株式会社LITALICOにて、サービス管理責任者、ヒューマンリソースグループ、クオリティマネジメント室などの部署で、就労支援の実践、人材育成、サービスの開発、支援システムの開発、研究業務等に従事。

著書

斎藤環・松本俊彦・井原裕(監修)(2018)こころの科学HUMAN MIND SPECIAL ISSUE 2018 メンタル系サバイバルシリーズ ケアとしての就労支援 日本評論社 分担執筆
野口晃菜・陶貴行(編著)(2020).発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する~コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス 中央法規
陶貴行・服部一史 (2020). 頑張ってもうまくいかない ひょっとして発達障害?と思ったら読む 無理しない働き方 日本能率協会マネジメントセンター

公的活動・学会活動・社会的活動など
所属学会:日本認知・行動療法学会、日本行動分析学会、日本職業リハビリテーション学会、日本精神障害者リハビリテーション学会

資格
公認心理師、臨床心理士、元・障害者職業カウンセラー

公認心理師の方へ一言
障害のある方の就労支援サービスは様々な方が利用されています。また、就労支援を行う実践家もまた様々なキャリアを持つ方々がいらっしゃいます。いろんな価値観に触れられる良さもありながら、現場では実践が先行していて、エビデンスに基づく介入にはまだまだ課題があります。しかし、個人と環境の相互作用の結果生じた、様々な「働く」行動を扱いますので、応用行動分析学や認知行動療法のエビデンスが活かせます。この機会に公認心理師の方々に、就労支援に興味を持っていただければ幸いです。

WS2

産業・労働・地域保健部会ワークショップ
「産業の人材開発と組織改革における心理学的支援」

講師: 奈良 元壽(サイテック PsyTech)

ライブ配信(A方式)2021年8月8日(日)13:00~16:00

録画配信(B方式):2021年8月12日(木)~11月12日(金)

参加募集〆切:2021年11月2日(火)

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ワークショップ詳細

想定する対象者
 
産業領域でメンタルヘルスだけでなく、能力開発や組織改革にも興味のある公認心理師、同資格取得希望者の方など

ワークショップ概要

 現在公認心理師の産業領域業務の多くは、①メンタル疾患者への臨床的な心理学的支援、予防、②ストレスに関連する個別支援、集合研修、組織支援、③健常者の問題解決に関するカウンセリングなどであろう。

 一方海外では、健常者の能力開発を目指す人材開発の分野で、サイコロジストがコーチングなどで活躍するケースが増加している。本ワークショップではまず、企業が近年重視する「個人を対象とした人材開発」の概要と公認心理師として携わる可能性のある業務内容を解説する。その中でも重要と思われるコーチングについて、臨床で馴染みのあるケースフォーミュレーション、認知行動療法的支援も応用し、理解を進める。

 次に、公認心理師が今後活躍を期待される「組織全体を対象とした組織改革」の分野を概観する。組織改革には経営戦略を始め複雑な要素が関連するが、心理職が関わり得る業務を整理し理解を進める。

講師紹介

奈良 元壽

所属・役職
サイテック PsyTech(代表)

略歴
【学歴】

早稲田大学 法学部 法律学科 卒業
米国ノースウェスタン大学経営大学院(ケロッグ スクール)修士課程修了(MBA、経営学修士)
筑波大学大学院 教育研究科カウンセリング修士課程 修了(カウンセリング修士)
早稲田大学大学院 人間科学研究科 後期博士 課程(臨床心理学専攻、熊野宏昭ゼミ)中退

【職歴】
横浜銀行 国際企画部マネージャー(調査役)、マッキンゼー社 経営コンサルタント、(株)日本総合研究所 経営システム研究部シニアコンサルタント(主任研究員)を経て1993年日本初のEAP提供会社、(株)フォーサイトを創業し代表取締役社長。以降EAP、産業臨床心理支援とともに人材開発、組織変革支援にも取り組む。株主変遷を経て、2009年(株)アドバンテッジ リスク マネジメントと企業合併し、同社執行役員。EAPカウンセリング、 コンサルティング、研究開発の3部門を管掌。2015年~21年帝京平成大学 健康メディカル学部 臨床心理学科 教授、最後の2年間は同学科長を兼務。
2021年4月サイテックを創業し代表、現在に至る。早稲田大学、白百合女子大非常勤講師。
詳細は、https://www.psy-techs.com/代表者について/学歴https://www.psy-techs.com/代表者について/キャリア職歴をご参照下さい。

著書
詳細は、https://www.psy-techs.com/代表者について/著作論文 をご参照下さい。

所属学会
日本認知・行動療法学会、産業・組織心理学会、日本キャリア・カウンセリング学会、日本ベンチャー学会、米国心理学会(APA)、英国国際コーチング心理学会(ISCP)他
詳細は、https://www.psy-techs.com/代表者について/所属学会をご参照下さい。

資格
公認心理師、キャリアコンサルタント

公認心理師の方へ一言
産業分野における広い視野での心理学的支援をご一緒に学びましょう。よろしくお願いします。

WS3

“学校全体で取り組むポジティブ行動支援(SWPBS)”の理論と実際~心理援助者としてできること~

講師: 大対 香奈子(近畿大学 総合社会学部 准教授)

ライブ配信(A方式):2021年9月5日(日)13:00~16:00

録画配信(B方式)2021年9月9日(木)~2021年12月9日(木)

参加募集〆切2021年11月30日(火)

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ワークショップ詳細



想定する対象者
スクールカウンセラーとして学校で臨床活動を行っている方
教育現場でコンサルテーションをされている方
教師や教育関係者に研修をする機会のある方

ワークショップ概要

 ポジティブ行動支援(Positive Behavior Support; PBS)とは,問題行動に注意や叱責といった嫌悪的な方法で対応するのではなく,適切な行動を教え増やすことで問題行動を予防するアプローチであり,対象者の行動レパートリーの拡大によりQOLの向上を目指すものである。近年の学校現場でのいじめや暴力,不登校といった問題行動の深刻化から,それらの問題を未然に防ぐべく学校規模で行うPBS(School-wide PBS; SWPBS)が注目されている。SWPBSは応用行動分析学に基づくアプローチであるため,本ワークショップでは応用行動分析学の基礎理論を説明し,理論に基づきSWPBSの実践がどのように行われているのかを,実践例なども紹介しながら概説する。また,心理師として学校でのSWPBSの実践をコーディネートする立場となった場合に,どのような役割が果たせるかについて参加者の皆さんに考えていただく機会とできるように努めたい。

講師紹介



大対 香奈子

所属・役職
近畿大学 総合社会学部 准教授

略歴

関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了(博士(心理学)取得)
関西学院大学大学院文学研究科 博士研究員
関西学院大学文学部 助手
近畿大学総合社会学部心理系専攻 講師
近畿大学総合社会学部心理系専攻 准教授(現在)

著書
対人援助職のための発達心理学(分担執筆)
教師と学校が変わる学校コンサルテーション(分担執筆)
このまま使える!子どもの対人関係を育てるSSTマニュアル(分担執筆,編者)

公的活動・学会活動・社会的活動など
<学校等のでコンサルテーション活動>

徳島県教育委員会 発達障がい教育・自立促進アドバイザーチーム
大阪府教育庁 高等学校支援教育力充実事業 専門家チーム
大阪府立子どもライフサポートセンター SSTプログラム運営スーパーバイザー

<学会活動>
日本行動分析学会 代議員・編集委員
日本認知・行動療法学会 常任編集委員

<社会的活動>
日本ポジティブ行動支援ネットワーク 理事

資格
公認心理師
学校心理士

受賞歴など
日本認知・行動療法学会 内山記念賞
日本心理学会 2019年度学術大会優秀発表賞
日本心理学会 2020年度学術大会優秀発表賞

おもなワークショップ担当歴
教員免許更新講習
岡山県,徳島県,和歌山県,兵庫県,大阪府の教育委員会等から依頼される教員研修
大阪市,東大阪市,堺市,西宮市,神戸市,寝屋川市の教育委員会・学校等から依頼される研修
福祉施設,療育施設等から依頼される研修
保護者向けのセミナー

公認心理師の方へ一言
学校で子どもの問題行動への支援を行う場合,個別に対応するということだけではうまくいかないことも多くあります。子どもの問題行動は,当然ながら学校環境との相互作用で生じるものですので,教室環境や教師の対応の仕方,学級全体の運営の仕方など,多岐にわたって環境整備をしていくことが大事になってきます。私自身も,長年にわたり学校コンサルテーションに携わってきた経験から,子どもに個別に対応するだけでは一時しのぎとしての問題解決にしかならないことを学んできました。今後特に学校現場にスクールカウンセラー等で入っていく公認心理師の方々は,個別のカウンセリングや心理療法だけではなく,コンサルテーションや学級集団・学校集団への支援ができることが求められるようになってくると思います。SWPBSはそのうちの一つの選択肢でありますが,この機会に集団へのアプローチも使えるカードの一つとしていただければ幸いです。

WS4

司法・犯罪・嗜癖部会ワークショップ「理論・事例・実践から学ぶ、日々の臨床活動に活かす司法面接法と日常臨床への応用」

講師: 仲 真紀子(立命館大学・教授)

協力講師:上宮愛(立命館大学)、根ケ山裕子(名古屋市西部児童相談所)、田部井三貴(千葉家庭裁判所佐倉支部)、安西敦(ひだまり法律事務所&カウンセリングオフィス)


ライブ配信(A方式):2021年9月11日(土)13:00~16:00

録画配信(B方式):2021年9月16日(木)~12月16日(木)

参加募集〆切:2021年12月6日(月)

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ワークショップ詳細



想定する対象者
公認心理師、及び司法・福祉・教育領域で働く支援者

ワークショップ概要 

 司法面接は、クライエントから、精神的な負担をかけることなく、できるだけ正確な情報を、客観的に聴取する方法の1つである。特に犯罪や虐待被害が疑われる場面において、児童などの供述弱者に対し、他/多機関連携のもとで用いられている。しかし、日々の臨床活動においても、客観的な聴取が必要となることがある。このようなとき、司法面接法の知識がなかったり、あるいは知っていても適切に用いることができないために、偏りのあるやり方でクライエントから情報を聴取したり、知らず知らずのうちに傷つけてしまうということが起きては困る。こういった危険性に気づき、事実の調査の方法を今一度確認し、学ぶことは重要である。

 本ワークショップは、本来は2日間かけて行われる司法面接法の研修を3時間に凝縮して実施する。講師の仲が司法面接法の概要を紹介し、協力講師の上宮・根ケ山・田部井・安西がワークや実際の事例を通して、司法面接法の適用方法を示す。司法面接のエッセンスと活用事例、そしてワークを通じて理解を深めることを目指す。

講師紹介



仲 真紀子

所属・役職
立命館大学 教授

略歴
お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学,学術博士(お茶の水女子大学)。千葉大学,東京都立大学,北海道大学,立命館大学総合心理学部を経て現職。北海道大学名誉教授。専門は発達心理学,認知心理学,法と心理学。中心的テーマは記憶,コミュニケーション,目撃証言,子どもの証言,司法面接。

著書
著書に「子どもへの司法面接-考え方・進め方とトレーニング」(有斐閣),「法と倫理の心理学-心理学の知識を裁判に活かす:目撃証言,記憶の回復,子どもの証言」(培風館)など。「子どもの話を聴くための手法と実践例~司法面接の技法をいかして」を家庭と法と裁判(加除出版)に連載中。

公的活動・学会活動・社会的活動など
法と心理学会理事長,発達心理学会常任理事,認知心理学会常務理事,日本心理学会理事,日本学術会議連携会員,文部科学省科学技術・学術審議会委員等。実務家への司法面接の研修も行っている。

資格
認定心理士

受賞歴など
日本心理学会 優秀論文賞
The Emerald Literati Awards (Highly Commended Paper)賞
日本心理学会 国際賞功労賞

おもなワークショップ担当歴
北海道大学司法面接研修,立命館大学司法面接研修,警察庁,検察庁,児童相談所等における司法面接研修

公認心理師の方へ一言
司法面接とは,出来事や体験に関し,できるだけ正確な情報を,できるだけ負担なく聴取する面接の方法です。司法のみならず,福祉,行政,教育,医療など,様々な場面で活かすことができます。ワークショップで皆様とお目にかかれますこと,楽しみにいたしております。

WS5

公認心理師のための臨床疫学研究入門

講師: 国里 愛彦(専修大学人間科学部心理学科・教授)・竹林 由武(福島県立医科大学医学部・助教)

ライブ配信(A方式):2021年10月24日(日)13:00~16:00

録画配信(B方式):2021年10月28日(木)~2022年1月28日(金)

参加募集〆切:2022年1月18日(火)

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ワークショップ詳細



想定する対象者
臨床実践をされている公認心理師

ワークショップ概要

 本ワークショップでは,エビデンスを臨床実践に活かす方法と臨床実践に活かすことができるエビデンスを創る方法について扱う。臨床実践を行う際に,これまで蓄積されてきたエビデンスを活用して,根拠のある実践を行うことが有効な実践につながり,ひいては倫理的な実践にもなる。そこで,本ワークショップの前半では,過去のエビデンスを実践に活用できるようになるためにシステマティックレビューの読み方と活用方法について説明する。また,過去のエビデンスの利用だけでなく,新たなエビデンスを創ることを通して,未来の臨床実践をより良いものにすることも可能になる。そこで,本ワークショップの後半では,新たにエビデンスを創るための研究を実施する上で必要となる研究疑問の立て方,研究デザインの設定方法,研究倫理,研究報告の方法について説明する。

講師紹介



国里 愛彦

所属・役職
専修大学人間科学部心理学科・教授

略歴
関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程

早稲田大学人間科学学術院 助手(2011年~2013年)
専修大学人間科学部心理学科 講師 (2013年~2015年)
同 准教授 (2015年~2021年)
同 教授 (2021年~現在に至る)

著書

『公認心理師のための「心理査定」講義』(分担執筆)北大路書房 2021年
『公認心理師の基礎と実践9:感情・人格心理学』(分担執筆)遠見書房 2020年
『計算論的精神医学: 情報処理過程から読み解く精神障害』(共著)勁草書房 2019年
『公認心理師技法ガイド:臨床の場で役立つ実践のすべて』(分担執筆)文光堂 2019年
『公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック』(分担執筆)北大路書房 2018年
その他は,以下を参照ください。
https://kunisatolab.github.io/main/book.html


公的活動・学会活動・社会的活動など

日本認知・行動療法学会 編集委員会 副編集委員長
日本心理学会 機関誌等編集委員会 委員
公認心理師の会 理事
その他は,以下を参照ください。
https://kunisatolab.github.io/main/yoshihiko-kunisato.html

資格
公認心理師・臨床心理士

受賞歴など
日本パーソナリティ心理学会 優秀大会発表賞(2010年)

おもなワークショップ担当歴
日本認知・行動療法学会第46回大会(2020年)「臨床研究の方法論と倫理(臨床実践における倫理を含む)」
臨床心理フロンティア研修会(2015年)「心理職のための神経科学(脳科学)入門」

公認心理師の方へ一言
学校で子どもの問題行動への支援を行う場合,個別に対応するということだけで公認心理師は,科学者-実践家モデルを体現し,エビデンスに基づいた臨床実践が求められると思います。ただ,日々の臨床実践の中でエビデンスに基づいた実践をするというのはどういうことか,さらにエビデンスを作るにはどうすれば良いのか分かりにくい部分もあるようにも感じています。公認心理師として,エビデンスを活用し,エビデンスを作っていくためにどうすれば良いのか一緒に模索していけたらと思います。


竹林 由武

所属・役職
福島県立医科大学医学部・助教
略歴

統計数理研究所リスク解析戦略研究センター 特任助教(2014年~2016年)
福島県立医科大学医学部健康リスクコミュニケーション学講座 助教 (2016年~現在に至る)

著書
『公認心理師の基礎と実践9:感情・人格心理学』(分担執筆)遠見書房 2020年
『遠隔心理支援スキルガイド:どこへでもつながる援助』(共著)誠信書房 2020年
『ウェルビーイング療法:治療マニュアルと事例に合わせた使い方』(監訳)星和書店 2020年
その他は,以下を参照ください。
https://researchmap.jp/ytake2

公的活動・学会活動・社会的活動など
日本認知療法・認知行動療法学会 編集委員
日本認知・行動療法学会 編集委員会 委員
日本認知・行動療法学会 企画委員会 委員
日本認知・行動療法学会 広報委員会 委員
日本心理学会 代議員

資格
公認心理師・臨床心理士

受賞歴など
第9回不安症学会学術大会 若手優秀演題賞
第77回日本公衆衛生学会総会 最優秀口演賞

おもなワークショップ担当歴
日本認知・行動療法学会第46回大会(2020年)「医療コミュニケーション」
日本認知・行動療法学会第46回大会(2020年)「効果量を使いこなす:. 事例研究から無作為化比較試験までRによる実装と解釈のコツ」
日本認知・行動療法学会第45回大会(2019年)「実践に活きる患者報告式アウトカム尺度の選び方・作り方」
日本自律訓練学会第42回大会学会認定ワークショップ(2019年)「介入研究におけるポイントおよび近年の動向」
日本パーソナリティ心理学会28回大会 講習会 (2019)「しなやかな因子分析モデル:非正規データを扱うTips」


公認心理師の方へ一言
「エビデンスに基づく実践」は、クライエントや患者の安全を守る枠組みであるとともに、われわれ心理職をも守る職業倫理として公認心理師が備えるべき必須の態度だと私は思っています。残念ながらエビデンスに基づく実践を謳う指導的な立場にある方であってもエビデンスを誤って活用する場合が少なくありません。エビデンスを押し付けてかえってクライエントや患者に不利益を生じさせたりすることは避けなけなければいけません。本研修が受講者の皆様にとって、エビデンスを臨床に有効に活用するための足掛かりとなれば幸いです。

2021年度 Web研修会 第2期

WS6

福祉・障害部会ワークショップ
「学校場面におけるポジティブ行動支援―インクルージョンとQOL向上の実現に向けて―」


講師: 大久保 賢一 先生(畿央大学・教授)

ライブ配信(A方式):2021年11月6日(土)13:00~16:00

録画配信(B方式):2021年11月11日(木)~2月11日(金)

参加募集〆切:2021年2月1日(火)

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ワークショップ詳細



想定する対象者

・スクールカウンセラー
・スクールソーシャルワーカー
・教職員
・保育士、その他福祉関係者
・教育行政関係者

ワークショップ概要

 学校における児童生徒の「行動の問題」は、学校教育全体の大きな課題の1つです。そのような行動の問題に対しては、応用行動分析学(Applied Behavior Analysis:ABA)の領域においてこれまでに膨大な研究的、実践的成果が示されてきました。ABAの特徴の1つとして行動を「個人と環境との相互作用」に基づき分析するという点があげられます。本ワークショップにおいては、そのような視点に基づく行動の見立て方や方略立案のプロセスについて解説します。また、罰的手続きの問題点やそれに代わる方法論、「子どもの行動のコントロール」ではなく「子どものQOL向上」を目的とする視点や評価、そして「学校規模ポジティブ行動支援」(School-wide PBS)について概説します。具体的な実践について紹介する中で学校場面における「インクルージョン」についても検討していきます。 

講師紹介



大久保 賢一

所属・役職
畿央大学・教授

略歴
2008年4月 – 2014年3月 北海道教育大学 教育学部旭川校 准教授
2014年4月 – 2021年3月 畿央大学 教育学部 准教授
2021年4月 – 現在 畿央大学 教育学部 現代教育学科 教授
2021年4月 – 現在 畿央大学 大学院 教育学研究科 教授

著書
3ステップで行動問題を解決するハンドブック : 小・中学校で役立つ応用行動分析学
学研教育みらい,学研プラス


公的活動・学会活動・社会的活動など

大阪府 豊能郡豊能町スクールソーシャルワーカー
奈良県 大和高田市 適応指導教室心理相談員
日本行動分析学会 理事・編集委員
日本特殊教育学会 編集委員
日本ポジティブ行動支援ネットワーク 会長

資格
公認心理師・社会福祉士

受賞歴など
2010年 筑波大学 人間総合科学研究科 研究科長賞

おもなワークショップ担当歴
学校、教育委員会、障害児者親の会、福祉施設などにおける研修やワークショップ多数

公認心理師の方へ一言
応用行動分析学(ABA)やポジティブ行動支援(PBS)では、個人と環境との相互作用に着目し、対象者の適応やQOLの向上を促す環境条件について検討することが重視されます。このような視点はもしかすると皆さまにとってあまり馴染みのないものかもしれません。しかし、恐らくABAやPBSの視点やアプローチは、皆さまの日々の臨床や実践と矛盾するのではなく、むしろ相補完的に機能するのではないかと期待しています。皆さまのご参加をお待ちしております。

WS7

職域横断的な睡眠知識と改善アプローチ

講師: 岡島 義(東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科・准教授)

〇ライブ配信(A方式):2022年2月13日(日)13:00~16:00

〇録画配信(B方式):2022年2月17日(木)~5月17日(火)

 申し込み〆切:2022年5月7日(土)

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ワークショップ詳細

想定する対象者
公認心理師,臨床心理士,医師,看護師,作業療法士,産業カウンセラー,キャリアカウンセラー,大学院生

ワークショップ概要 

生きとし生けるものが行っている活動の1つが睡眠です。ここ30年の間に睡眠に関する基礎研究と臨床実践が急激に進み,そのメカニズムや重要性がクローズアップされるようになりました。年代による睡眠の変化やそれに合わせた改善アプローチの効果など,知れば知るほど皆さんの専門性を向上させるものばかりです。

例えば,不眠症はうつ病の前駆症状であるだけでなく,うつ病の維持・再発要因となることが明らかにされており,そのような不眠症に対して認知行動療法を実施することで,精神症状や身体症状が緩和したり,労働生産性が向上することが示されています。

本ワークショップでは,睡眠に焦点を当てた対人支援を行う上で必要な睡眠の基礎知識に加え,さまざまな睡眠問題に対する改善アプローチについて実践例を交えながら紹介していきます。

講師紹介



岡島 義

所属・役職
東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科 准教授

略歴
2003年 日本大学文理学部心理学科 卒業

2008年 北海道医療大学大学院心理科学研究科博士後期課程修了(博士〔臨床心理学〕)

2008年 医療社団法人絹和会睡眠総合ケアクリニック代々木 心理士

2015年 早稲田大学人間科学学術院 助教

2018年 現職

著書
「1時間多く眠る!睡眠負債解消法(さくら舎)」,「4週間でぐっすり眠れる本(さくら舎)」,「使う使える臨床心理学(弘文堂)」など

公的活動・学会活動・社会的活動など
日本睡眠学会評議員,日本認知・行動療法学会代議員,日本行動医学会評議員,日本不安症学会評議員,公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)広報委員長

資格
公認心理師,臨床心理士,認知行動療法師,認知行動療法スーパーバイザー,産業カウンセラー

受賞歴など
ホームページをご参照ください https://behavioral-sleep-sciences-lab.jimdofree.com

おもなワークショップ担当歴
日本睡眠学会教育委員会主催「不眠症に対する認知行動療法ワークショップ」講師,など

公認心理師の方へ一言
睡眠を知ることで心理―生物―社会モデルに基づくアプローチが実施しやすくなります。

WS8

医療で働く公認心理師のエッセンシャルスキルズー医療現場における基本的振る舞いと作法

座長: 澤田 梢(広島県立障害者リハビリテーションセンター)

    庵地 雄太(国立循環器病研究センター)

パネリスト:小川祐子(国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科)・谷口敏淳(一般社団法人Psychoro)・佐藤さやか(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)・古村健(国立病院機構東尾張病院 社会復帰科)・巣黒慎太郎(神戸女子大学/一般財団法人住友病院 臨床心理科)・小林清香(埼玉医科大学総合医療センター メンタルクリニック)

〇ライブ配信(A方式):2022年2月27日(日)13:30~16:30

 申し込み〆切:2022年2月24日(木)

〇録画配信(B方式):録画配信はありません

プログラム詳細を見る ▼

ワークショップ概要

本研修は「若手の公認心理師がチーム医療のなかで、自分で動くための力をつけること」を主な目的とした医療基礎研修です。

今回は「ニーズを捉える力」「ケアする力」「学び続ける力」の3つのコンピテンスに焦点を当てます。

研修方法はフィッシュボール(金魚鉢)形式です。具体的にはパネリスト(経験豊富な公認心理師)が現場の経験をもとに各コンピテンスについてディスカッションを行います。金魚鉢の中の様子を外から観察するように、受講者にはパネリストのディスカッションを観察していただきます。ライブ配信のオンライン研修ですので、適宜質問やコメントをいただければ、取り上げていきます。ご参加いただけると、公認心理師の生きた経験とその中に眠る工夫やアイディアを一緒に共有し、学びを深めていくことができると思います。

なお、2022年夏頃に「協働する力」に焦点を当てた同様の形式の研修会を開催予定です。併せて参加をご検討ください。

講師紹介

座長:庵地雄太(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)

2019年4月から、当センター初の心理常勤職として勤務しています。現在は主に心不全緩和ケア、心臓リハビリテーション、臨床研究などに携わっています。私の他に、当センターには常勤が1名(脳神経内科)、非常勤が7名(脳内科、移植医療部、糖尿病代謝内科など)の心理職が在籍しています。

座長(副):澤田梢(広島県立障害者リハビリテーションセンター 広島県高次脳機能センター)

 高次脳機能障害の患者さんへの神経心理学的検査、認知機能の改善や代償手段の獲得および心理社会的問題に対する認知リハビリテーションを実施しています。医療領域での困り事や工夫点を共有できればと思います。

司会 大塚貞男(京都大学医学部附属病院 精神科神経科)
2008年から精神科病院の常勤心理職として勤務し、外来・デイケア・病棟の心理業務全般に従事しました。その後は、医療・教育・福祉・矯正・産業領域の非常勤を掛け持ちし、現在は大学病院で教員をしています。本研修会では、主に司会進行を務めます。皆さまとの意見交換を楽しみにしております。

パネリスト(6名)

1)小川祐子(国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科)

主にリエゾン・コンサルテーション領域で臨床に従事してきました。2019年から現職にて病棟や外来でがん患者・家族に対する心理的支援を行っています。チーム医療を円滑に進めるために心理師に必要なスキルについてディスカッションできればと思います。

2)谷口敏淳(一般社団法人Psychoro)

地方の総合病院精神科の心理職として精神科外来や一般病棟での心理支援,職員ケアに取り組みました。その後大学教員を経て独立し、現在は医療や産業、教育の現場を中心に心理支援をしています。みなさんとの、意見交換が楽しみです。

3)佐藤さやか(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)

2003年に精神科病棟の非常勤心理師として入職し、重い精神障害をもつ人の退院促進プログラムに従事しました。その後は退院した方や地域で支援につながりづらい方の生活支援・就労支援に関わっています。医療機関内に加えて医療機関と地域のさまざまな職種や機関との連携について意見交換ができればと思います。

4)古村健(国立病院機構東尾張病院 社会復帰科)

2004年から現在まで、精神科専門病院において、外来、デイケア、精神科急性期病棟、医療観察法病棟などで多職種チーム医療を経験してきました。精神科病院における基本的な作法や振る舞いについてディスカッションできればと思います。

5)巣黒慎太郎(神戸女子大学/一般財団法人住友病院 臨床心理科)

2000年から総合病院の心療内科領域で勤務し、2009年以降、肥満・糖尿病治療チームに参与、がん緩和ケアや医療職員のメンタルヘルスケアにも携わってきました。心理職が職場に独りのなか活動領域を開拓してきた経験から、多職種と協働することについて意見交換できると嬉しいです。

6)小林清香(埼玉医科大学総合医療センター メンタルクリニック)

循環器内科での非常勤勤務を経て総合病院の常勤となり、最初の数年は一人職場かつ心理師を初めて常勤雇用した現場で、心理師としての仕事の開拓や仲間づくりに腐心しました。苦労と工夫、やりがいと楽しさを皆さまと共有できれば幸いです。

注意事項

【参加に関する注意事項】

  • どなたでも参加いただけます。公認心理師以外の方も歓迎します。
  • 2021年度の会員登録が完了して年会費を支払った方のみ会員参加費となります。会員登録途中の方や、年会費未納の方は、非会員会費となります。
  • 非会員・初参加の方は、Webサイトの「非会員・初参加の方」をご覧ください。新規ユーザ登録をしていただく必要があります。これを機に入会をお勧めします(年会費5000円、入会金なし。入会特典多数。3つのワークショップに参加すれば元が取れます)。
  • 先着順に受け付けます。定員に達し次第、受付を終了します。
  • お支払いいただいた参加費は返金できません。
  • 予約が完了すると、メールが届きます。
  • 配付資料や映像資料の録画・転送・転用は厳禁とします。
    配付資料や映像資料の無断での録画・転送・転用は法律違反となります。受付の際に、遵守事項を個別に回答していただきます。遵守事項に合意した方だけ、その後のご連絡を差し上げます。
【A方式(ライブ配信)に関する注意事項】
  • 安定した電波状況のもとでご参加ください。電波状況によるトラブルには責任が負えないことをご了承ください。
  • 不測の事態などで配信が途切れることなどもありえますがご了承ください。 その場合でも、B方式(録画配信)で完全版を配信いたしますので、最初から視聴できます。
  • 対面開催に比べ、Web開催では質疑応答や演習などの効果が限られてしまうことをご了承下さい。
【B方式(録画配信)に関する注意事項】
  • 動画配信URLは受講者のみにお知らせします.受講者以外への拡散は厳に禁じます。
  • 録画配信では質疑応答はできません。また、A方式(ライブ配信)とB方式(録画配信)では、内容が異なることがあることをご了承ください。

2021年度 年次総会

② 2021年度 年次総会

ごあいさつ(公認心理師の会 理事長 丹野義彦)

詳細をみる

●年次総会の3つの機能

 公認心理師の会は、2018年11月の発足以来、3年がたち、会員数も増加し、その活動は拡大・深化しています。各分野での活動が細分化されたため、他の分野の方々と顔を合わせる機会を設けたいという声が強くなり、「年次総会」を毎年開くことにしました。

年次総会には次の3つの機能があります。

A)会員の交流機能(会員が一同に会し、顔を合わせ、学び、親睦を深める場をつくるため)
B)学会機能(科学者・実践家モデルにもとづく実践研究を推進し、生涯研鑽の場をつくるため)
C)広報機能(当会の活動を内外に知らせ、当会の理念の普及をはかる場をつくるため)

 2020年の年次総会は、東京大学駒場キャンパスで対面開催する予定でしたが、コロナ禍のために開くことができず、そのかわりに、総会のシンポジウム等の7本の企画をYouTubeで無料公開し、好評をいただきました。本年2021年度もコロナ禍のため対面開催は無理となりましたので、Web開催といたします。当会の5分野の部会が中心となり、時間をかけて企画を進めてまいりました。

 みなさまどうぞご視聴・ご参加いただけますようお願い申し上げます。

●『公認心理師の会学術雑誌 科学者・実践家モデル』の発行のねらい

 年次総会の3つの目的のうち、(B)学会機能を強化するため、大会論文集を発行しています。今年で2集目となりますが、論文集タイトルを「公認心理師の会学術雑誌 科学者・実践家モデル」としました。科学者・実践家モデルは当会の基本理念をあらわします。

 年次総会での有益で水準の高い実践研究活動の成果を蓄積し、会員全員が共有するために、また当会の研修の機能や学会の機能を強化させ、会員のみなさまのスキルアップとキャリアアップに寄与するためのものです。

総会テーマ

日時

参加費

公認心理師のコンピテンスを身につけ、スキルアップをめざそう

2021年11月1日~2022年3月31日

無料

開催方法

1)シンポジウム企画:オンデマンド配信
当会Webサイト一般公開ページおよび会員専用ページにてYouTube配信をいたします。
2)会員交流企画: ZOOMミーティング形式
当会の5つの専門部会がそれぞれ拡大部会ミーティングを開催します。
当会会員は、ご参加いただくことができます。詳細は、会員に後日ご案内いたします。

プログラム集


プログラム

PG1

【一般公開】医療部会企画シンポジウム
ダブルライセンスの公認心理師に聞く!-現状や取り組み、困りごとを聞き、今後を一緒に考えよう-

PG2

【会員限定】司法・犯罪・嗜癖部会企画シンポジウム
日常の心理臨床で出会う精神障害とアディクション

PG3

【会員限定】教育・特別支援部会企画シンポジウム
教育領域における公認心理師の役割と諸課題:各教育段階の現場から

PG4

【会員限定】福祉・障害部会企画シンポジウム
児童福祉施設における虐待を受けた子どもたちへの心理支援

PG5

【会員限定】産業・労働・地域保健部会企画シンポジウム
心理師が産業場面でどのように活躍していくのか

詳細はプログラム集をご覧ください。
広報用の案内を準備しました。ご関心のある方にご紹介いただければ幸いです。

チラシ

注意事項

【参加に関する注意事項】
一般公開プログラムは、どなたでもご視聴いただけます。
会員限定プログラムは、公認心理師の会の会員限定ページにて公開いたします。
会員のみがご視聴いただけます。この機会にご入会をお勧めします。
入会方法は、当会のウェブサイトをご覧ください。