2022年度 研修会・総会・講演会
① Web研修会
2段階方式で行います。
登録者はA方式(ライブ配信)・B方式(録画配信)の両方に参加できます。片方だけ参加も可。
●A方式(ライブ配信)
Zoomによるライブ配信を3時間行います。登録者にはZoom URLをお伝えします。
チャットなどによる質疑応答が可能。参加希望の方はライブ配信3日前までにご登録ください。
●B方式(録画配信)
ライブ配信の録画を動画配信サイトに掲載します。登録者には動画URLをお伝えします。
動画は3か月間、繰り返し視聴できます。配信期間終了10日前までにご登録ください。
参加費
1ワークショップにつき、会員:4,000円/非会員:6,000円
お問合わせ
研修会についてのお問い合わせ先
(株)ヒューマン・リサーチ human_2@abox3.so-net.ne.jp
プログラム
2022年度 Web研修会 第1期
WS1
今日から活かせる依存症への心理学的支援法~物質使用障害へのアプローチ~
講師: 嶋田洋徳(早稲田大学)・野村和孝(北里大学)・村瀬華子(北里大学)
〇ライブ配信(A方式):2022年5月28日(土)13:00~16:00
申し込み〆切:2022年5月24日(火)24時
〇録画配信(B方式):2022年6月11日(土)~9月10日(土)
B方式(1時間54分) 参加費:会員2,000円 非会員 3,000円
申し込み期間:2022年6月11日(土)~2022年8月31日(水)
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ詳細
ワークショップ概要
公認心理師の会では、依存症への有効な支援法に必要となるコンピテンスリストを作成しました。現在、様々な治療機関において認知行動療法等の理論と手法を用いたワークブックが作成され、多くの臨床現場にて依存症の支援が行われています。その一方で、この普及に伴い、理論的な基本要素を学ぶ機会がないままに依存症の支援を任せられたという経験をされた方が少なくないかと思います。そのような場合に、止むを得ず、見よう見まねで自信を持てないままになんとか支援を行っている方が意外に多いのかもしれません。依存症への有効な支援を行うためには、理論的な基本的要素を踏まえた適切な実施方法を学ぶことが大切です。
本ワークショップでは、コンピテンスリストを基に依存症への有効な支援法について分かりやすく解説します。また、A方式では演習を交えながら依存症への支援方法のコツを掴んでいただきます。
想定する対象者
依存症支援の経験はあるが、心理学的支援法の理論的背景や実践のコツをもう少し学びたい方、依存症支援はこれからという方。公認心理師だけでなく、社会福祉士、医師、看護師、作業療法士など。
講師紹介
嶋田 洋徳
所属・役職
早稲田大学人間科学学術院・教授
略歴
専門は、認知行動療法、健康心理学。保健医療分野、福祉分野、教育分野、司法・犯罪分野、産業・労働分野を横断して、さまざまな問題行動に対し認知行動療法に基づく心理支援や研究、教育を行う。
著書
『認知行動療法事典』(丸善出版,2019)(編著者)『集団認知行動療法の理論と実践』(金子書房,2018)(監訳者)『60のケースから学ぶ認知行動療法』(北大路書房,2012)(編著) 等
公的活動・学会活動・社会的活動など
日本認知・行動療法学会理事長、および日本ストレスマネジメント学会理事長 等
資格
公認心理師、臨床心理士、認知行動療法師、認知行動療法スーパーバイザー
受賞歴など
日本行動療法学会学会賞、日本健康心理学会学会賞、日本行動医学会学会賞 等
おもなワークショップ担当歴
日本認知・行動療法学会 認知行動療法の理論と発展 日本認知・行動療法学会 司法・犯罪分野における触法者に対する認知行動療法 等
公認心理師の方へ一言
基礎から一緒に学んでいきましょう。
野村 和孝
所属・役職
北里大学医療衛生学部・准教授
略歴
専門は、臨床心理学、司法・犯罪心理学、認知行動療法。心理職(公認心理師、臨床心理士など)として、刑務所や依存症外来を有するクリニックにてさまざまな依存症の問題を有する方の心理学的支援に従事するなど、依存症を中心に問題行動に対する認知行動療法に基づく心理支援や研究、教育を行う。
著書
『使う使える臨床心理学』(弘文堂,2020)(分担執筆者)『公認心理師の基本を学ぶテキスト 司法・犯罪心理学』(ミネルヴァ書房,2020)(分担執筆者) 『集団認知行動療法の理論と実践』(金子書房,2018)(監訳者) 等
公的活動・学会活動・社会的活動など
日本認知・行動療法学会 代議員、日本犯罪心理学会 地方区理事(関東地区) 等
資格
公認心理師、臨床心理士、認知行動療法師、認知行動療法スーパーバイザー
受賞歴など
日本ストレスマネジメント学会第1回奨励研究賞 等
おもなワークショップ担当歴
日本・認知行動療法学会 司法・犯罪分野における触法者に対する認知行動療法 等
公認心理師の方へ一言
これまでを大切にしながらお互いに前を向くための支援に一緒に取り組んでいきましょう!
村瀬 華子
所属・役職
北里大学医療衛生学部・教授
略歴
アディクションの支援と研究を専門とする。アメリカ合衆国にて臨床心理学博士号を取得後、インディアナ大学ノースウェスト校心理学部にて教鞭をとる。2017年に帰国後、厚生労働省事業である依存症対策全国センターの運営に携わる傍ら、国立病院機構久里浜医療センターにて心理士としてアルコール使用障害のための集団認知行動療法を担当。2020年から現職。
著書
「認知行動療法事典 」日本認知・行動療法学会 (担当:共著, 範囲:「アディクション(依存症)」)丸善出版
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」 (著者)三森 みさ(監修)村瀬 華子 ほか. 時事通信出版局,時事通信社 (発売) 2020年3月
公的活動・学会活動・社会的活動など
厚生労働省 依存症の理解を深めるための普及啓発委員会 委員 公認心理師の会 司法・犯罪・嗜癖部会 委員
資格
公認心理師、米国臨床心理士、米国認定アートセラピスト
おもなワークショップ担当歴
依存症治療指導者・依存症相談対応指導者・地域生活支援指導者養成研修(厚生労働省事業) 2018年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会ワークショップ「アディクションへの認知行動療法の極め方:理論に基づく実践」
公認心理師の方へ一言
日常の心理臨床においてアルコールや薬物使用の問題を持つクライエントに出会うことは少なくないと思います。そのような時に活用できる基本的な要素を意識しつつ、普段から依存症支援に携わっている方にとっても有益なワークショップとなるように、理論と実践をバランスよく含んだ内容にしたいと思います。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
WS2
どことどう連携すればいいの?
障害者就労を支える福祉サービスと支援のイロハ
~精神・発達障害者の事例~
講師: 恒吉麻実子((株)LITALICOパートナーズ)
〇ライブ配信(A方式):2022年6月25日(土)13:00~16:00
申し込み〆切:2022年6月21日(火)24時
〇録画配信(B方式):2022年7月9日(土)~10月8日(土)
B方式(2時間17分) 参加費:会員 2,000円 非会員 3,000円
申し込み期間:2022年7月9日(土)~2022年9月28日(水)
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ詳細
ワークショップ概要
本ワークショップでは、障害者就労における「他職種連携」について学んでいきます。
障害のある方の「働きたい」というニーズの背景には生活のこと、経済的なこと、家族のこと、疾患や障害、健康のことなど複合的な問題が隠れていることが少なくありません。そのような複合的な問題を解決していくためには他職種で連携し、役割分担をしながら支援をしていくことが求められます。
「連携」と一言でいっても、どのような連携先とどのように繋がり、どのように連携をしていけばよいのでしょうか?その基本的な考え方と事例をご紹介いたします。
「障害のある方の働きたいという想いを叶えたい」そんな想いをお持ちの様々な立場の方の「次の一手」が見つかるような時間にしたいと思います。
想定する対象者
・初任者~中堅の方
・医療、教育、産業、福祉領域で従事する方。
・就労支援に関わる連携でお困りの方。
・就労支援の連携についてもっと知りたい方。
講師紹介
恒吉 麻実子
所属・役職
・(株)LITALICOパートナーズ
・ NPO法人 Social change agency ソーシャルワーカー個人向けサポート スーパーバイザー
・ Did it~できたを支えるソーシャルワークサービス~
略歴
宮崎県生まれ。大阪教育大学教育学部教養学科人間科学専攻卒業後、渕上医療福祉専門学校社会福祉養成科でソーシャルワークを学ぶ。福岡市子ども総合相談センター一時保護課で児童指導員、社会福祉法人こぐま福祉会で就労移行支援事業所の支援員に従事、2012年に㈱LITALICOパートナーズに入社。 就労移行支援事業の研修開発や困難ケースのスーパーバイズを担当、2018年に福岡大学大学院人文科学研究科教育・臨床心理専攻を卒業し、現在は「スーパービジョン」をテーマに実践を行う。
公的活動・学会活動・社会的活動など
所属学会:日本認知・行動療法学会、日本精神障害者リハビリテーション学会
資格
社会福祉士・公認心理師
おもなワークショップ担当歴
宮崎県精神保健福祉士協会基礎研修、福岡県青少年の相談員等(リーダー)連携対応研修会、就労支援フォーラムNIPPONなど
公認心理師の方へ一言
公認心理師が働く実践の場では、連携を求められることが多く、既に実践されている方も多いのではないかと思います。他職種で連携することは、クライアントの複合的な課題を解決するために効果的である一方で、「どことどのように連携を進めていけばよいかわからない」「連携しているもののなかなかうまくいかない」等の不安や葛藤を感じている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。本ワークショップでは、連携の在り方について改めて考え、参加者の皆さんが新たなアイデアを見つけることができるような時間にしていきたいと思います。
WS3
医療で働く公認心理師のエッセンシャルスキルズ―協働する力―
座長: 澤田 梢(広島県立障害者リハビリテーションセンター)
庵地 雄太(国立循環器病研究センター)
〇ライブ配信(A方式):2022年7月31日(日)13:00~16:00
申し込み〆切:2022年7月27日(水) 24時
〇録画配信(B方式):2022年8月14日(日)~11月14日(月)
B方式(1時間14分) 参加費:会員 2,000円 非会員 3,000円
申し込み期間:2022年8月7日(日)~2022年11月4日(金)
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
ワークショップ概要
本研修は「若手の公認心理師がチーム医療のなかで、自分で動くための力をつけること」を主な目的とした医療基礎研修です。今回は、「協働する力」に焦点を当てます。研修方法はフィッシュボール(金魚鉢)形式です。具体的にはパネリスト(経験豊富な公認心理師)が現場の経験をもとに各テーマについてディスカッションを行います。金魚鉢の中の様子を外から観察するように、受講者にはパネリストのディスカッションを観察していただきます。ライブ配信のオンライン研修ですので、適宜チャットにて質問やコメントをいただければ、取り上げていきます。ご参加いただけると、公認心理師の生きた経験とその中に眠る工夫やアイディアを一緒に共有し、学びを深めていくことができると思います。
オンデマンド配信(1時間14分)では、3つのディスカッションポイントのディスカッションの様子(各10分程度)をご覧いただけます。その後、まとめの講義(約30分)をご覧いただき、知識を整理し、ご自身がどのようにチーム医療の中で動けばよいのかを考える機会を提供いたします。
想定する対象者
医療現場で働き始めて1-3年目くらいの公認心理師、または医療現場で働くことに興味のある公認心理師
講師紹介
座長:澤田梢(広島県立障害者リハビリテーションセンター 広島県高次脳機能センター)
高次脳機能障害の患者さんへの神経心理学的検査、認知機能の改善や代償手段の獲得および心理社会的問題に対する認知リハビリテーションを実施しています。医療領域での困り事や工夫点を共有できればと思います。
座長:庵地雄太(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
2019年4月から、当センター初の心理常勤職として勤務しています。現在は主に心不全緩和ケア、心臓リハビリテーション、臨床研究などに携わっています。私の他に、当センターには常勤が1名(脳神経内科)、非常勤が7名(脳内科、移植医療部、糖尿病代謝内科など)の心理職が在籍しています。
パネリスト(5名)
1)五十嵐友里(東京家政大学人文学部/埼玉医科大学総合医療センター)
主に身体疾患患者さんやご家族への心理的ケアに色々なかたちで取り組んでいます。様々な医療チームの一員として多職種協働を経験し、その喜びと難しさを知りました。医療領域で心理職の特色を活かしながら多職種とどう協働するのか、一緒に考えさせていただけたら嬉しいです。
2)小川祐子(国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科)
主にリエゾン・コンサルテーション領域で臨床に従事してきました。2019年から現職にて病棟や外来でがん患者・家族に対する心理的支援を行っています。チーム医療を円滑に進めるために心理師に必要なスキルについてディスカッションできればと思います。
3)佐藤さやか(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
2003年に精神科病棟の非常勤心理師として入職し、重い精神障害をもつ人の退院促進プログラムに従事しました。その後は退院した方や地域で支援につながりづらい方の生活支援・就労支援に関わっています。医療機関内に加えて医療機関と地域のさまざまな職種や機関との連携について意見交換ができればと思います。
4)巣黒慎太郎(神戸女子大学/一般財団法人住友病院 臨床心理科)
2000年から総合病院の心療内科領域で勤務し、2009年以降、肥満・糖尿病治療チームに参与、がん緩和ケアや医療職員のメンタルヘルスケアにも携わってきました。心理職が職場に独りのなか活動領域を開拓してきた経験から、多職種と協働することについて意見交換できると嬉しいです。
5)古村健(国立病院機構東尾張病院)
2004年から現在まで、精神科専門病院において、外来、デイケア、精神科急性期病棟、医療観察法病棟などで多職種チーム医療を経験してきました。精神科病院での経験から多職種協働についてディスカッションできればと思います。
WS4
労働者支援(リワーク、職場復帰)を考えるー医療の立場からー
講師: 重田 淳吾(杉本医院 からすまメンタルクリニック)
鶴 多紀(杉本医院 からすまメンタルクリニック)
〇ライブ配信(A方式):2022年9月3日(土)14:00~17:00
申し込み〆切:2022年8月30日(火) 24時
〇録画配信(B方式):2022年9月17日(土)~12月17日(土)
B方式(2時間43分) 参加費:会員 4,000円 非会員 6,000円
申し込み期間:2022年9月10日(土)~2022年12月7日(水)
注)学生のみなさまには、割引制度がございます。事前にWebサイトのトップページ「Information」にて手続きをご確認の上、お申込みください。
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
ワークショップ概要
休職からの職場復帰を考える際に,医療と産業の連携が重要となる。医療機関におけるリワークプログラムの取り組みを紹介し、復職をスムーズに進めるために本人・職場それぞれがおさえておきたいポイントや、連携に際してリワークスタッフが意識している点を整理する。
想定する対象者
産業労働分野,保健医療分野で働く公認心理師
講師紹介
重田 淳吾
所属・役職
杉本医院 からすまメンタルクリニック リワークからすま リワーク担当主任
略歴
関西福祉科学大学大学院社会福祉学研究科心理臨床学専攻修了
大卒後、システムエンジニアとして一般企業で4年勤務した後、臨床心理士資格を取得。大学研究所職員、心療内科でのカウンセリング業務、職域メンタルヘルスサポート企業でのEAP相談員を経て杉本医院からすまメンタルクリニック リワーク担当主任(現職)
公的活動・学会活動・社会的活動など
所属学会:日本うつ病リワーク協会、日本心理臨床学会など
資格
公認心理師・臨床心理士
おもなワークショップ担当歴
うつ病リワーク研究会第9回年次研究会(2016)「明日から使ってみよう!行動変容のコツ」
公認心理師の方へ一言
働く人の「こころの健康」へのご支援について、皆さまと一緒に考える機会になれば幸いです
鶴 多紀
所属・役職
杉本医院 からすまメンタルクリニック 副院長
略歴
高知医科大学医学部医学科卒。京都大学精神科医局に入局し、京都市内および近隣地域の総合病院、単科精神科病院勤務を経て、2018年4月より杉本医院からすまメンタルクリニックで副院長として勤務をしています。
資格
精神神経学会専門医、精神保健指定医、産業医
公認心理師の方へ一言
日ごろから診察時には同僚の心理師の先生方に多くのご協力を頂いております。我々が行っている日ごろの労働者支援について、今後もご理解とご協力をお願いします。
WS5
保育所・幼稚園から小学校への移行支援と多職種連携
ライブ配信:2022年10月16日(日)9:00~12:00
録画配信:2022年10月30日(日)~1月30日(月)〆切1月20日
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
第1部 講演:移行支援の体制整備や支援の進め方
講師 大石幸二 (立教大学)
第1部 参加費:会員 2,000円 非会員 3,000円
第2部 保幼小連携や移行支援の実際の紹介
報告1:移行支援に関する幼稚園の現状
講師 太田 研 (山梨県立大学)
報告2:移行支援に関する小学校の現状
講師 奥谷 亨 (倶知安町立倶知安小学校ことばとまなびの教室)
報告3:児童発達支援・巡回相談の実際
講師 石山 裕峰(保育所等訪問支援事業 はもれび)
報告4:移行支援を支える人材育成の試み
講師 戸ヶ崎泰子 (宮崎大学)
第2部 参加費:会員 2,000円 非会員 3,000円
ワークショップ概要
教育現場においては、保育所・幼稚園・小学校間の連携に関する必要性の認識が高まっています。特に、特別な教育的支援のニーズのある幼児は、新しい環境への適応に時間を要するため、移行に向けた詳細な情報交流や入念な受入準備が求められます。加えて、教育関係者同士の連携だけでなく、医療や福祉等の関係機関や保護者など、子どもを取り巻く人々との綿密な連携構築が移行支援の重要な鍵となります。
本研修会では、実際に保幼小連携や移行支援に取り組む様々な立場の方々にご登壇いただき、多様な取組の実際や成果・効果を紹介いただくとともに、公認心理師は、保幼小連携や移行支援の充実に向けてどのような知識・技量を備えておくべきかについて考えていきます。
なお、本研修会は、基本的事項をおさえておくための講義(第一部)と保幼小連携や移行支援の実際の紹介(第二部)という構成になっています。
講師紹介
大石 幸二
所属・役職
立教大学現代心理学部心理学科・教授
略歴
1991年3月 東京学芸大学教育学部特殊教育科卒業
1993年3月 東京学芸大学大学院教育学研究科(障害児発達学講座)修士課程修了
1996年3月 筑波大学大学院心身障害学研究科(行動・情緒障害学)博士課程単位取得満期退学
(1993年3月31日;修士「教育学」)
職歴
1996年4月 筑波大学研究協力部研究協力課(心身障害学系)文部技官
1998年4月 筑波大学心身障害学系文部教官・助手
1999年4月 明星大学人文学部心理・教育学科(心理学専修)専任講師
2002年4月 明星大学人文学部心理・教育学科(心理学専修)助教授
2006年4月 立教大学現代心理学部心理学科准教授
2009年4月 立教大学現代心理学部心理学科教授(-現在)
役職
2011年4月 立教大学現代心理学研究科心理学専攻・専攻主任(-2012年3月)
2015年4月 立教大学現代心理学部心理学科・学科長(-2019年3月)
2016年4月 立教大学心理芸術人文学研究所・所長(-2017年3月)
2016年4月 文部科学省・私立大学研究ブランディング事業・心理学グループ長(-2019年3月)
2018年4月 立教大学総長室調査役(-2021年3月)
2021年4月 立教大学副総長(-現在)
社会的活動・委員
2012年4月 埼玉県教育委員会高校生自立支援に係る検討会議・委員長(-2013年3月)
2015年4月 埼玉県新座市児童福祉審議会・副委員長(-2021年6月)
2016年6月 児童発達支援センターあんず・トータルアドバイザー(-現在)
2017年11月 埼玉県教育委員会第3期教育振興計画策定委員会・学識経験者(-2018年10月)
2019年2月 一般社団法人発達障害専門センター・理事(-現在)
免許・資格
教員免許状(幼稚園2種,小学校2種,中学校[国語]2種,養護学校専修)・臨床心理士・臨床発達心理士・公認心理師・Certified Provider of Primary Care Triple P(Level3)
主な所属学会
日本行動分析学会(1996-1997庶務幹事,2006-現在倫理委員,2006-現在編集委員)
日本特殊教育学会(1997-1999編集幹事,2006-2013編集委員)
日本人間関係学会(2012-2016研究・企画委員会委員)
日本コミュニティ心理学会(2009-2012,2015-2016編集委員長;2009-2012,2015-2018常任理事)
日本発達障害学会(2015-現在常任編集委員,2022-現在評議員)
日本学校ソーシャルワーク学会(2006-2009理事,2011-現在編集委員)
日本臨床発達心理士会認定運営機構(2008-2011資格認定委員,2008-2018実践研究誌編集委員,2019-現在 実践研究誌常任編集委員)
The Association for Persons with Severe Handicaps(終身会員)
埼玉県臨床心理士会(2011-2013役員・学校臨床心理担当理事)
公認心理師の会(2019-現在教育・特別支援部門運営委員,2021-現在 教育・特別支援部門副委員長,理事)
主な業績(2021年中に出版された著書/記事)
①大石幸二(2021).地域における多職種連携の視点からの包括的支援.神尾陽子編著.発達障害のある子のメンタルヘルスケア.金子書房(Pp.54-60).(2021年3月25日刊行)
②大石幸二(2022).予防的生徒指導―「育ち」と「学び」の自立・自律支援―.教室の窓,66,東京書籍(Pp.8-9).金子書房(Pp.54-60).(2022年4月1日刊行)
(全著書・翻訳:57冊[分担を含む],全論文:90篇[総説を含む])
太田 研
所属・役職
山梨県立大学人間福祉学部 准教授
略歴
立教大学大学院 現代心理学研究科 心理学専攻 博士課程後期課程 単位取得満期退学後、就学支援相談員、星美学園短期大学 幼児保育学科 講師を経て2020年4月より現職へ。
著書
標準公認心理師養成テキスト 文光堂 2022年(共編著)
配慮の要する子どものための個別の保育・指導計画 学苑社 2018年(共著)
公的活動・学会活動・社会的活動など
山梨県社会教育委員・山梨県教育委員会調査研究委員・武蔵村山市特別支援教育専門委員会委員・武蔵村山市難聴学級・言語障害学級・情緒障害学級入級支援委員会委員
資格
公認心理師・臨床発達心理士
受賞歴など
山梨県立大学教職員表彰優秀教職員賞
おもなワークショップ担当歴
一般社団法人日本社会福祉マネジメント学会受託東京都保育士等キャリアアップ研修「幼児教育」講師・公益社団法人山梨県私学教育振興会幼稚園グループ中部地区研究会講師
公認心理師の方へ一言
保育所、幼稚園等ではスクールカウンセラーの規定の準用や幼児教育アドバイザーの配置が進むなど、公認心理師への期待が高まっています。保育・幼児教育の専門家と協働して、特別な教育的支援のニーズのある幼児の発達に架け橋をかけるために、公認心理師に求められる役割を一緒に考えましょう。
奥谷 亨
所属・役職
倶知安町立倶知安小学校ことばとまなびの教室
略歴
北海道教育大学函館分校(現函館校)養護学校課程を卒業後公立小学校で通常の学級(11年)、特別支援学級(12年)、通級指導教室(7年)を歴任現在校にて通級指導教室(ことばとまなびの教室)を担当。
この間6市町の教育支援委員会委員を18年間拝命。現在、後志中地区教育支援委員会事務局長。
学会活動
日本LD学会 日本学校メンタルヘルス学会 北海道特別支援教育学会 S.E.N.Sの会 日本場面緘黙研究会
資格
公認心理師 特別支援教育士
公認心理師の方へ一言
この度、「小学校における移行支援」の取り組みを担当することになりました。北海道の片田舎からの発信ですが、全国で同じような課題や悩みを持つ多くの方々と共有できる内容していきたいと思っています。研修会を通して、みなさまにお会いできることを楽しみにしています。
石山 裕峰
所属・役職
医療法人社団一視同仁会 児童発達支援・放課後等デイサービスはもれび 児童発達支援 管理責任者
略歴
2006年3月 北海道医療大学心理科学部言語聴覚療法学科卒業
言語聴覚士として病院や地域の児童デイサービスで15年ほど勤務。
発達障害児や重症心身障害児を対象に、言語聴覚療法や療育支援、保護者支援を行う。
2019年10月より現所属となり、児童発達支援や保育所等訪問支援を実施。
資格
言語聴覚士 公認心理師 児童発達支援管理責任者
公認心理師の方へ一言
日ごろか色々と教えて頂き、一緒にスキルアップ出来ると嬉しいです。
戸ヶ崎 泰子
所属・役職
宮崎大学 教育学部 教授
学歴
1994年3月 早稲田大学大学院修士課程人間科学研究科修了
1997年3月 早稲田大学大学院博士課程人間科学研究科退学
職歴
1997年 松蔭女子短期大学 専任講師
2003年 松蔭女子大学 講師
2004年 宮崎大学 教育学部 助教授
2014年 宮崎大学 教育学部 教授
●公的活動・学会活動・社会的活動など
日本認知・行動療法学会 理事長
日本カウンセリング学会 常任編集員
日本特殊教育学会 会員
日本LD学会 会員 等
●資格
公認心理師、臨床心理士、特別支援教育士SV、学校心理士
●公認心理師の方へ一言
特別支援教育の充実を図っていくためには、確かな理論的背景に基づいた対応・情報を、支援対象の実態や地域・学校等に状況に合わせて提供できる人材養成が欠かせません。現在所属する教職大学での取組などを一部紹介しながら、どのような教育・研修が効果的なのかを一緒に議論できることを楽しみにしています。
WS6
「犯罪予防」と「捜査」における心理学的支援について
ライブ配信:2022年12月3日(土)13:00~16:00 〆切11月30日
録画配信:2022年12月17日(土)~2023年3月16日(木)〆切3月6日
参加対象:公認心理師・公認心理師養成学生 (注:参加対象に該当しない場合、お申込みいただけません)
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
テーマ1 犯罪予防における心理学的支援
講師 島田 貴仁(科学警察研究所)
テーマ2 交通事故防止における心理学的支援
講師 上野 彩華 (警視庁)
テーマ3 捜査における心理学的支援(犯罪者プロファイリング)
講師 平間 一樹 (科学警察研究所)
テーマ4 捜査における心理学的支援(ポリグラフ検査)
講師 小川 時洋 (科学警察研究所)
司会:岩見 広一 (北海道警察本部刑事部科学捜査研究所・主任研究官)
ワークショップ概要
犯罪予防と捜査の心理学的支援については、これまでの公認心理師試験であまり出題されることはなかった。それは、この分野の心理学的支援の実態が、多くの公認心理師にとってベールに包まれているひとつの証でないだろうか。
本研修会では、隣接領域の公認心理師に、「司法・犯罪・嗜癖」部会の「犯罪予防」と「捜査」のコンピテンスリストに関連した基礎知識について理解を深めていただくことを目指している。
講師陣は、犯罪予防、交通事故防止、捜査に従事する都道府県警察の心理専門職や警察官の指導的役割を担っている科学警察研究所の現職の方々である。講師の先生を介して、心理学的支援の研究と開発、実践、効果検証といった、産官学民の連携を含む科学者-実践家モデルの実際的な流れについて触れていただきたい。 本研修会が、多くの公認心理師にとって、新たな業務連携を模索し、自らの職能を広げるためのひとつの端緒になることを切に願いたい。
参加対象
犯罪予防、交通事故防止、捜査の領域や隣接領域に従事している公認心理師のほか、地域住民などの立場から同領域に関心のある公認心理師
講師紹介
島田 貴仁
所属・役職
科学警察研究所犯罪行動科学部犯罪予防研究室・室長
略歴
1996年 大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了
1997年 科学警察研究所防犯少年部犯罪予防研究室入職
2011年 科学警察研究所犯罪行動科学部犯罪予防研究室長(現職)
2020年 博士(人間科学)
著書
犯罪予防の社会心理学-被害リスクの分析とフィールド実験による介入」(単著)ナカニシヤ出版
「司法・犯罪心理学:社会と個人の安全をめざす」(分担執筆)ミネルヴァ書房
公的活動・学会活動・社会的活動など
所属学会:
日本心理学会・日本犯罪心理学会・日本環境心理学会・日本犯罪社会学会
・日本被害者学会等
資格
専門社会調査士
公認心理師の方へ一言
司法・犯罪心理学はともすれば「犯罪者・非行少年の心理学」と理解されがちですが、その背景には犯罪の当事者になりうる一般市民がいます。特に犯罪の予防のためには、犯罪者・非行少年に限らない幅広い市民を扱う心理学が必要で、今回、そのお話をさせていただきます。
上野 彩華
所属・役職
警視庁交通部運転免許本部運転者教育課・主事
略歴
2012年 信州大学人文学部卒業
2012年 警視庁入庁 運転免許本部へ配属(心理技術職)
2020年 科学警察研究所へ派遣
2022年 現職
所属学会
日本心理学会・日本交通心理学会
資格
公認心理師
受賞歴
2021年 日本交通心理学会 優秀論文発表賞
公認心理師の方へ一言
今回のワークショップが、警察の交通専門の心理職の活動について多くの方に知っていただく機会となれば幸いです。
平間 一樹
所属・役職
科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室・研究員
略歴
2014年 科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室研究員
2015年 首都大学東京人文科学研究科心理学専攻博士(前期)課程修了
2018年 首都大学東京都市環境科学研究科地理環境学域博士(後期)課程在学中
所属学会
日本心理学会・日本犯罪心理学会・日本行動計量学会・地理情報システム学会・日本法科学技術学会・日本犯罪学会
資格
公認心理師
受賞歴
日本犯罪心理学会奨励賞(2019年)
公認心理師の方へ一言
犯罪者プロファイリングは、未解決事件の犯人像や居住地等を推定する試みです。心理学の知識を活用した応用的な分野となりますが、この機会に考え方を学んで頂ければ幸いです。
小川 時洋
所属・役職
科学警察研究所法科学第四部情報科学第一研究室・室長
略歴
2001年 同志社大学大学院文学研究科心理学専攻博士(後期)課程修了
博士(心理学)
2004年 科学警察研究所法科学第四部情報科学第一研究室
著書
「隠す」心理を科学する:人の嘘から動物のあざむきまで(分担執筆) 北大路書房
生理心理学と精神生理学 第Ⅱ巻 応用(分担執筆) 北大路書房
所属学会
日本心理学会・日本生理心理学会・日本感情心理学会・日本認知心理学会・日本法科学技術学会
受賞歴
日本心理学会優秀論文賞(2005年)・日本感情心理学会第14回優秀発表賞(2006年)・日本心理学会学術大会特別優秀発表賞(2019年)
公認心理師の方へ一言
ポリグラフ検査はなじみのない領域かもしれませんが、心理検査という点で考え方に共通点はあるはずです。これを機に、その一端を知っていただければ幸いです。
WS7
行動問題のある発達障害のある子どもについて心理師ができること
ライブ配信:2022年12月10日(土)13:00~15:30 〆切12月7日
録画配信:2022年12月24日(土)~2023年3月24日(金) 〆切3月14日
チラシはこちらをご覧ください。
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
講師: 井上 雅彦 (鳥取大学医学系研究科臨床心理学講座)
ワークショップ概要
行動問題のある発達障害のある子どもたちについて、学校SCや療育施設、放課後児童デイで心理師として何ができるのかを考えていきたいと思います。発達障害の中でも自閉スペクトラム症(ASD)やADHDのある児童生徒においては、教室からの飛び出し、他児とのトラブル、活動参加の拒否、癇癪、など様々な気になる行動があると思います。これらの行動のほとんどは、環境との相互作用の中で学習されたものです。機能的アセスメントはこうした行動の「意味」を知り、支援方法を考えるのに有用です。当日は仮想事例から支援計画を立ててみる演習を取り混ぜながら行ってみたいと思います。
想定する対象者
初心者向け
講師紹介
井上 雅彦
所属・役職
鳥取大学医学系研究科臨床心理学講座 教授
略歴
1992年 筑波大学大学院博士課程心身障害学中退
1992年 兵庫教育大学学校教育学部 障害児教育実践センター助手
1999年 同大学 発達心理臨床研究センター助教授
2005年 同大学 大学院学校教育研究科 臨床・健康教育系 准教授
2008年より現職
公的活動・学会活動・社会的活動など
日本認知・行動療法学会 理事
日本発達障害学会 理事 評議員
日本自閉症スペクトラム学会 評議員
日本行動分析学会 編集委員
日本自閉症協会 常任理事
日本発達障害ネットワーク 理事
資格
公認心理師 臨床心理士 認知行動療法スーパーバイザー 認知行動療法師 専門行動療法士 自閉症スペクトラム支援士(エキスパート)
受賞歴
日本行動療法学会内山記念賞
自閉症スペクトラム学会実践賞・研究奨励賞
公認心理師の方へ一言
日々研鑽
WS8
職場復帰支援:産業の立場から
ライブ配信:2022年12月18日(日)13:00~16:00 〆切:12月15日
録画配信:2022年12月26日(月)~2023年3月31日(日) 〆切3月16日
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
講師: 西埜植 規秀 (にしのうえ産業医事務所)
田上明日香(SOMPOヘルスサポート)
ワークショップ概要
職場復帰支援シリーズ企画の後編(前編:WS4 労働者支援(リワーク、職場復帰)を考えるー医療の立場からー)。前編の医療の立場からのご講演を受けて、従業員の職場復帰を産業領域ではどのような視点を重視しながら対応していくのかといったポイントを整理する。
前編に続き、医師(産業医)と心理職のそれぞれの立場で、職場復帰支援において、関係者間のスムーズな役割分担と連携を行うために、領域を超えた連携や、産業領域内での多職種連携の実際についてもふれる。
また、事例を通じて産業領域で重視される事例性の考え方や、会社の安全配慮義務と個人情報の保護を踏まえた対応など、現場で難しさを感じるテーマについて、参加いただく先生のコメントなどもいただきながら理解を深めていく。
想定する対象者
働く人の職場復帰に関わることのある心理職の方(領域横断)
産業領域の実務で職場復帰支援に携わっている方
産業領域で心理職として働くことを目指している方
講師紹介
西埜植 規秀
所属・役職
にしのうえ産業医事務所 所長
略歴
2000年産業医科大学医学部医学科卒業。
松下電器健康保険組合(現パナソニック健康保険組合)産業医を経て、
2005年よりライオン株式会社統括産業医として勤務し、
2015年4月よりにしのうえ産業医事務所開設。
現在は複数の産業医を主業務とし、
その他、労働衛生コンサルタント、講演、執筆、学生指導、研究活動を行っている。
著書
(編著)『嘱託産業医のためのストレスチェック実施Q&A(産業医学振興財団)』、『同 面接指導版(産業医学振興財団)』、
(共著)『産業保健ストラテジーシリーズ 第1巻 産業医ストラテジー、第5巻 職場巡視ストラテジー(バイオコミュニケーションズ)』、『産業医の手引(第8版)(第9版)東京都医師会』、『産業医ガイド(第2版)、(第3版)(日本医事新報)』、『産業保健活動事典(第1版、第2版)(バイオコミュニケーションズ)』 他
公的活動・学会活動・社会的活動など
産業医科大学産業生態科学研究所非常勤助教、日本産業衛生学会代議員、日本産業衛生学会関東産業医部会幹事、日本産業衛生学会関東地方会多職種連携の会世話人、日本橋医師会産業保健部委員会委員、東京中央地域産業保健センター(登録産業医)他
資格
医師、医学博士、日本産業衛生学会指導医・専門医、社会医学系指導医、労働衛生コンサルタント
受賞歴など
2011年 American Academy of Periodontology(米国歯周病学会)のClinical Research Award(臨床研究賞)
2013年 日本ヘルスサポート学会 第6回 学会賞(実践部門)受賞
おもなワークショップ担当歴
地区医師会・大学医師会における産業医研修会、
産業医学振興財団 産業医研修会 等 多数
公認心理師の方へ一言
産業保健現場において心理職の役割は重要性を増しています。
田上 明日香
所属・役職
SOMPOヘルスサポート(株)産業保健サービス部開発推進グループ長
SOMPOインスティチュート・プラス(株)上席研究員
略歴
2011年 早稲田大学大学院 人間科学研究科 博士課程修了
2011年 (株)損保ジャパン・ヘルスケアサービス入社
(SOMPOヘルスサポート(株)へ社名変更)~現在
2013年 早稲田大学 人間科学部 非常勤講師~現在
2022年 SOMPOインスティチュート・プラス(株)入社
※職場復帰支援に関しては、2008年~2011年3月まで、小石川メンタルクリニック うつ病専門デイケアにて医療機関での職場復帰支援に従事した後、2011年より現職で産業領域での職場復帰支援に従事
著書
・60のケースから学ぶ認知行動療法, 2012, 北王路書房
・ストレスとのつきあいかた, “パフォーマンスがわかる12の理論” 2017, 金剛出版
・認知行動療法ケース・フォーミュレーション 2021 金剛出版
公的活動・学会活動・社会的活動など
公認心理師の会 産業・労働・地域保健部会 部会長
資格
公認心理師 臨床心理士 2級キャリアコンサルティング技能士
おもなワークショップ担当歴
日本認知・行動療法学会 第48回大会ワークショップ
「職域の予防的取り組みにおける認知行動療法:職場復帰支援(3次予防)」
公認心理師の方へ一言
職場復帰支援は、産業領域の心理職の関わることの多い活動であり、他領域の方も働く人の支援をする際にどの領域でも関連するテーマかと思います。
WS9
スクールカウンセラーが協働する自殺予防教育
ライブ配信:2023年1月7日(土)13:00~16:00 〆切1月4日
録画配信:2023年1月21日(土)~2023年4月21日(金) 〆切4月11日
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
講師: 本田 真大 (北海道教育大学)
ワークショップ概要
現在の学校には「SOSの出し方に関する教育」を含む自殺予防教育の実施が求められており,公認心理師等のスクールカウンセラーが勤務する学校の教師から意見を求められることもあるでしょう。講師自身は自殺予防を専門とする研究者ではありませんが,スクールカウンセラーとして勤務する中でその役割を期待され,教育委員会と協働しながら北海道で活動しています。
本ワークショップは講義形式で実施する予定です。自殺予防教育の実施に最低限必要な知識として,自殺予防教育が求められる背景と学校教育における位置づけ,プログラム,実施に当たっての学校内外の体制づくり(家庭・学校・地域の連携)について解説し,スクールカウンセラーがどの時点でどのように学校と協働できるかを考えます。
さらに発展的な話題として,自殺予防教育の介入効果の評価に関する議論と,悩みを相談する心理である「援助要請(help-seeking)」の研究知見から見た「SOSの出し方に関する教育」の特徴と課題について考えます。
想定する対象者
スクールカウンセラー,教師,教育委員会の指導主事など
講師紹介
本田 真大
北海道教育大学函館校・准教授
略歴
2008年4月‐2010年3月 日本学術振興会 特別研究員DC2
(‐2009年3月,2009年4月よりPD)
2009年3月 筑波大学大学院一貫制博士課程人間総合科学研究科 修了(博士(心理学))
2010年4月 北海道教育大学函館校 専任講師 (‐2015年3月,2015年4月より准教授)
著書
「援助要請のカウンセリング―「助けて」と言えない子どもと親への援助―」(金子書房)
「いじめに対する援助要請のカウンセリング―「助けて」が言える子ども,「助けて」に気づける援助者になるために」(金子書房)
「中学生の援助要請行動と学校適応に関する研究―援助評価の検討―」(風間書房)
「開発的アプローチ」(認知行動療法事典)(丸善出版,分担執筆)
公的活動・学会活動・社会的活動など
2011年4月‐現在 北海道公立学校スクールカウンセラー
2016年4月‐現在 北海道教育委員会 自殺予防教育プログラム作成検討会 委員
(2018年4月より,自殺予防教育プログラム検討会 委員)
2019年11月‐現在 北海道幼児教育推進センター エリアスーパーバイザー
資格
公認心理師,臨床心理士,学校心理士,認定行動療法士(日本認知・行動療法学会)
受賞歴
2011年 日本カウンセリング学会 奨励賞
おもなワークショップ担当歴
2021年 学校心理士全国大会 研修会「相談できない心理(援助要請)とスクールカウンセリング」
2021年 北海道立教育研究所 研修講座「自殺予防における児童生徒の援助希求的態度の育成」
2022年 北海道教育委員会渡島教育局 渡島管内幼小連携・接続担当者研修兼渡島管内幼児教育課題研修「幼児期の性的虐待の早期発見と対応―保育教諭の気づきから小学校への引き継ぎまでの流れ―」
2022年 北海道教育委員会 集団カウンセリング研修会「学校における集団カウンセリングの実際―アセスメントから実践・評価・定着化までの進め方―」
公認心理師の方へ一言
援助要請を専門に研究し,相談できる力の育成と援助要請に優しい(フレンドリーな)社会の構築という,個人と環境の両面から色々考え,研究成果を「援助要請に焦点を当てたカウンセリング」として実践に活かすことをめざしています。本ワークショップを通して,参加者のみなさまの勤務する各自治体での自殺予防教育,SOSの出し方に関する教育の取り組みや資料などの情報提供も歓迎します。
WS 10
日常の臨床実践で明日から使おう!シングルケースデザイン入門
ライブ配信:2023年1月29日(日)13:00~16:00 〆切1月26日
録画配信:2023年2月12日(日)~2023年5月12日(金) 〆切5月2日
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
講師: 柳澤 博紀 (犬山病院心理室 主任公認心理師)
ワークショップ概要
皆様の中に “なぜ日常臨床にシングルケースデザインを用いる必要があるのか?”という問いが生まれているなら、私からの第一の答えは「シングルケースデザインによって対象者さんのお役に立てる心理実践の可能性が高まるから」になります。
タイトルを一見して「研究法の話かな?自分には関係ないかな?」と思った方は誤解しています。今回の話は研究法の話ではなく心理支援を「評価する方法」だと捉えてください。そのため、本研修では日常臨床で使えるシングルケースデザインの知識と、実際の日常臨床での用い方を詳しくレクチャーしていきます。
シングルケースデザインによる視点を身に着けることで、自らの実施している心理支援(介入)が本当に対象者に役立てているのか(有効性)を評価する視点が得られます。それは、まさにエビデンスに基づく心理実践の基礎であり必須スキルであるべきものだと私は考えています。
ぜひ当ワークショップを受講していただき、日々の臨床の中で無理なくエビデンスに基づく実践ができるスキルを身に着けていきましょう。
想定する対象者
初心者向け
講師紹介
柳澤 博紀
所属・役職
犬山病院心理室 主任公認心理師
略歴
長野県生まれ。中京大学心理学研究科臨床・発達心理学専攻修士課程(臨床・発達心理学)修了。
数か所の精神科クリニックの他、不登校支援施設の心理士、小学校、中学校、高校のスクールカウンセラーとして勤務し2013年より現職。
中部学院大学、愛知みずほ大学、同朋大学大学院にて非常勤講師として兼務。
著書 (共訳書)
ACT (アクト) (アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 実践家のためのコンパッションの科学 : 心理的柔軟性を育むツール 北大路書房 2021年
公的活動・学会活動・社会的活動など
日本認知・行動療法学会
企画委員(2018年~2020年)
編集委員、将来検討委員、倫理委員(2022~現在)
所属学会
日本認知・行動療法学会、日本行動分析学会、日本心理臨床学会、ACT-JAPAN、日本マインドフルネス学会
その他
年2回開催している「臨床行動分析カンファレンス」の事務局を担当。
資格
専門行動療法士、公認心理師、臨床心理士
受賞歴
・日本認知・行動療法学会内山記念賞受賞 叫び声のチック様症状を示す40 代女性に対するハビット・リバーサルを含んだ行動療法の効果―単一症例研究―(認知行動療法研究 46巻1号 )
・日本マインドフルネス学会 第2回大会 優秀ポスター発表賞受賞
おもなワークショップ担当歴
公認心理師の会2020年度ワークショップ 柳澤博紀 瀬口篤史
「臨床現場におけるエビデンスに基づいた実践の方法論」
第5回臨床行動分析カンファレンス(2019年)ワークショップ
「行動アセスメント面接法―クライエントとの言葉のやり取りから行動測定につなげる技術―」
公認心理師の方へ一言
共に学び、実践し、また学ぶ、そんな皆様方と科学者―実践家仲間になれたらと思っています。
WS 11
学校・教育領域におけるソーシャルスキルトレーニングの理論と実際
ライブ配信:2023年3月5日(日)9:30~12:30 〆切3月2日
録画配信:2023年3月19日(日)~2023年6月19日(月) 〆切6月9日
ポスターはこちら
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
第1部 基調講演
講師 榎本 拓哉(徳島大学)
第2部 実践報告
石塚 祐香(作新学院大学) 就学準備段階から学齢期のSST
発達障害のある幼児・児童の対人・集団行動ルールを中心としたSSTの実際について、私達がこれまで実施してきたプログラムをご紹介いたします。一人ひとりの子どもたちのアセスメントを含んだ小集団支援(教育相談での支援・特別支援学級での支援)・個別支援 (家庭との連携支援) について、その具体的な内容や客観的な評価の結果をお伝えいたします。また、リアルタイムでご参加いただく方には実際の映像をお見せしながら解説いたします。
榎本 拓哉(徳島大学)
司会 戸ヶ﨑泰子 宮崎大学
ワークショップ概要
ソーシャルスキルトレーニング(SST)は,学校教育や発達臨床の現場に深く浸透している支援技法の一つであり,現在では,幼児期から児童期・青年期までの様々な年齢層・発達段階を対象として実践されています。また,学級経営,生徒指導,教育相談,特別支援教育などの多様な課題対応の視点に基づいた活用がなされてもいます。そこで,今日の学校・教育領域におけるSSTの取り組みを網羅的に理解し,幼児・児童・生徒の良好な人間関係を築き,QOLを高めることを目的としたSSTの「目標とする行動(スキル)とは何か」,「どのような実施形態での展開が可能か」といった2点を踏まえつつ,発達段階を横断したSSTのより良い運用方法や設定を,参加者と共に協議・検討したい。
想定する参加者 幼稚園・保育所・小学校・中学校の先生方,スクールカウンセラー,教育センター等の相談員など教育・特別支援教育領域での業務に携わる方々
講師紹介
榎本 拓哉
所属・役職
徳島大学大学院社会産業理工学研究部・准教授
●略歴
明星大学大学院人文学研究科 博士後期課程 修了 博士(心理学)
明星大学教育学部非常勤講師,慶應義塾大学先導研究センター研究員,東海学院大学人間関係学部心理学科 専任講師を経て令和4年4月より徳島大学大学院社会産業理工学研究部 臨床心理学専攻に着任。
●著書
知的障害のある人への心理支援(分担執筆)
公認心理師・臨床心理士のための発達障害論:インクルージョンを基盤とした理解と支援(分担執筆)
●公的活動・学会活動・社会的活動など
徳島市子ども・子育て会議児童福祉部会 部会長
一般社団法人 公認心理師の会 教育・特別支援部会 委員
●資格
公認心理師,臨床心理士
●受賞歴など
立教大学教育活動特別賞
●おもなワークショップ担当歴 埼玉県保育士等キャリアアップ研修:『障害児保育』担当(平成30年〜現在)
石塚 祐香
作新学院大学 人間文化学部 発達教育学科 講師
●略歴
2014年4月 日本学術振興会 特別研究員(DC1) (慶應義塾大学) (2017年3月まで)
2017年3月 慶應義塾大学大学院 社会学研究科 心理学専攻 博士課程単位取得退学
2017年4月 日本学術振興会 特別研究員(PD) (筑波大学 人間系) (2018年10月まで)
2017年11月 博士(心理学)(慶應義塾大学)取得
2018年11月 筑波大学 人間系 障害科学域 特任助教(2022年3月まで)
2022年4月 現職
●著書 (過去3年分)
石塚祐香:「自閉スペクトラム障害(症)のある幼児児童生徒の生活上の困難にはどのようなものがあるの?」,米田宏樹・川合紀宗編 『新・教職課程演習 第6巻』,協同出版,113〜115頁,2022年.
Ishikawa, N., Ishizuka, Y., Kano, Y., Iida, J., & Yamamoto, J. I. Exploring
factors of successful transition to elementary school among children with autismspectrum disorder in Japan: a focus group study. International Journal of Developmental Disabilities, 1-10, 2022.
宇留野哲,青木康彦,石塚祐香,藤本夏美,野呂文行:「自閉スペクトラム症児を対象としたオノマトペを用いた関わりの検討」,特殊教育学研究,59巻, 4号, 257〜267頁, 2022年.
石塚祐香,石川菜津美,山本淳一:「幼児期の自閉スペクトラム症児の行動問題に対するビデオフィードバック・パッケージの効果」,LD研究,第30巻,138〜151頁, 2021年.
石塚祐香, 山本淳一:「自閉スペクトラム症児の音声言語に対する随伴模倣を用いた介入の効果-遊び場面における発声・発話機会設定の有無に関する検討-.」,行動分析学研究,第36巻1号, 第36巻1号, 46〜57頁, 2021年.
野田航,石塚祐香,石川菜津美,宮崎優,山本淳一:「発達障害のある児童の漢字の読みに対する刺激ペアリング手続きを用いた遠隔地学習支援の効果」,認知行動療法研究,第47巻, 1〜13頁,2021年.
Ishizuka Y., and Yamamoto J., The effect of contingent imitation intervention on children with autism spectrum disorder and co-occurring intellectual disabilities. Research in Autism Spectrum Disorder, Vol. 85, pp.1-18, 2021.
石塚祐香・石川菜津美・山本淳一・野呂文行:「自閉症・情緒障害特別支援学級の自立活動におけるビデオモデリングを用いたソーシャルスキル指導の効果と社会的妥当性の検討」,障害科学研究,第45巻,211〜226頁,2021年.
石塚祐香,石川菜津美,山本淳一,野呂文行: 就学前の自閉スペクトラム症児における対人・集団行動ルールの獲得支援―保護者によるビデオ教材を用いた就学移行支援の効果-.障害科学研究, 第45巻, 255〜268頁, 2021年.
石塚祐香:「言語発達障害のマネージメント」,Journal of Otolaryngology, Head and Neck Surgery, 第37巻6号, 619〜622頁, 2021年.
Ishizuka, Y. and Yamamoto, J., The effects of adult contingent responsiveness on increasing conversational responses through picture book reading setting in children with autism spectrum disorder. Social Sciences, Education and Humanities, Vol. 4, pp. 206-213, 2020.
●公的活動・学会活動・社会的活動など
・日本特殊教育学会 総務幹事 (2020年6月〜)
・特定非営利活動法人ADDS 障害児相談支援事業 スーパーバイザー (2021 年4月〜現在にいたる)
●資格
臨床発達心理士、保育士、公認心理師
●受賞歴など
2022年10月 日本認知・行動療法学会 内山記念賞(共同研究)
2022年3月 障害科学学会2021年度 優秀論文賞
2020年3月 障害科学学会2019年度 研究奨励賞
2019年9月 第31回日本特殊教育学会 研究奨励賞 (共同研究)
2017年5月 第43回国際行動分析学会 (ABAI) 年次大会 Society for the
Advancement of Behavior Analysis Student Presenter Grant 受賞
2014年5月 第40回国際行動分析学会 (ABAI) 年次大会 Society for the Advancement of Behavior Analysis Student Presenter Grant 受賞
●おもなワークショップ担当歴
・NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク 宇都宮市創造都市研究センターまちなか大学 講師 (2022年10月)
・EDS-NETWORK 「エビデンスに基づく発達支援スキルアップ講座」講師 (オンライン講座, 2022年8月〜現在にいたる)
・江戸川区発達相談・支援センター 公開シンポジウム 「“好き”をのばし”つよみ”を活かす発達支援」講師 (2022年6月25日)
●公認心理師の方へ一言
多様な発達段階のお子さんたち一人ひとりに合わせたアセスメントと支援について、皆様と一緒に学び、考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
WS 12
「学校場面におけるポジティブ行動支援(Positive Behavior Support:PBS)の基礎と応用
ライブ配信:2023年3月18日(土)13:00~16:00 〆切3月15日
録画配信:2023年4月1日(土)~2023年6月30日(金)〆切6月20日
ポスターはこちら
プログラム詳細を見る ▼
ワークショップ概要
講師 大久保 賢一(畿央大学)
田中 善大(大阪樟蔭女子大学)
庭山 和貴(大阪教育大学)
神山 努(横浜国立大学)
ワークショップ概要
学校における児童生徒の「行動の問題」は、学校教育全体の大きな課題の1つです。そのような行動の問題に対しては、応用行動分析学(Applied Behavior Analysis:ABA)の領域においてこれまでに膨大な研究的、実践的成果が示されてきました。
本ワークショップにおいては、ABAのサービス提供モデルの1つであるPBSについて概説し、児童生徒個人を対象としたアプローチ、学級集団を対象としたアプローチについて具体的に解説します。また、PBSに基づきどのように保護者支援を行うことができるかということについても解説していきます。さらに、学校場面においてPBSを実践する際、どのように多職種(例えば心理職と教職)間で協働していくのか、仕組み作りのTipsや注意点などについても共有できればと考えております。
参加対象
・スクールカウンセラー
・スクールソーシャルワーカー
・教職員 ・教育行政関係者
講師紹介
大久保 賢一
所属・役職
畿央大学・教授
略歴
2021年4月 – 現在 畿央大学 大学院 教育学研究科 教授
2021年4月 – 現在 畿央大学 教育学部 現代教育学科 教授
2014年4月 – 2021年3月 畿央大学 教育学部 准教授
2008年4月 – 2014年3月 北海道教育大学 教育学部旭川校 准教授
●著書
3ステップで行動問題を解決するハンドブック : 小・中学校で役立つ応用行動分析学
学研教育みらい,学研プラス
●公的活動・学会活動・社会的活動など
大阪府 豊能郡豊能町スクールソーシャルワーカー
奈良県 大和高田市 適応指導教室心理相談員
日本行動分析学会 理事・編集委員
日本特殊教育学会 編集委員
日本ポジティブ行動支援ネットワーク 会長
●資格
公認心理師
社会福祉士
●受賞歴など
2010年 筑波大学 人間総合科学研究科 研究科長賞
●おもなワークショップ担当歴
学校、教育委員会、障害児者親の会、福祉施設などにおける研修やワークショップ多数
田中 善大
所属・役職
大阪樟蔭女子大学児童教育学部児童教育学科・准教授
● 略歴
2011年関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了 博士(心理学)。財団法人日本予防医学協会リサーチレジデント、浜松医科大学特任助教、奈良佐保短期大学講師、大阪樟蔭女子大学講師を経て2019年4月より現職。
●著書
「障害児保育(晃洋書房)」
「なるほど!心理学観察法(北大路書房)」
「ケースで学ぶ行動分析学による問題解決(金剛出版)」
「ACTハンドブック(星和書店)」
●公的活動・学会活動・社会的活動など
日本ポジティブ行動支援ネットワーク理事、神戸市発達障害者支援センター「発達支援リーダー養成」事業におけるスーパーバイザー、福島県緊急スクールカウンセラー等派遣事業における福島県教育委員会委嘱子どもの心のサポートアドバイザー等を行う。
●資格
公認心理師、認定心理士
●受賞歴など
日本心理学会第83回大会 学術大会優秀発表賞(題目:小学校における学校規模ポジティブ行動支援の効果、発表者:大対香奈子・田中善大・庭山和貴)
日本心理学会第84回大会 学術大会優秀発表賞(題目:学校規模ポジティブ行動支援が学級の状態および教師のメンタルヘルスに及ぼす効果、発表者:大対香奈子・庭山和貴・田中善大・松山康成)
●公認心理師の方へ一言 学校規模ポジティブ行動支援は、学校の全教職員がチームで効果的な支援を行うための枠組みです。ワークショップでは、この学校規模ポジティブ行動支援について紹介します。ワークショップを通して、それぞれの現場で他の支援者と連携し、効果的な支援を進めていくための“ヒント”を見つけていただければと思います。
庭山 和貴
所属・役職
大阪教育大学 大学院連合教職実践研究科 准教授
●略歴
2017年3月 博士(心理学)取得 関西学院大学
2015/04/01-2017/03/31 日本学術振興会 特別研究員
2017/04/01-2020/03/31 大阪教育大学 大学院連合教職実践研究科 特任准教授
2020/04/01-現在 大阪教育大学 大学院連合教職実践研究科 准教授
●著書
以下、主要な論文です。
・学校規模ポジティブ行動支援 (SWPBS) とは何か? ――教育システムに対する行動分析学的アプローチの適用―― 行動分析学研究 2020年 単著
・学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)が公立中学校における問題行動発生率に及ぼす効果――4年間にわたる実行度の変化と問題行動発生率の推移―― 行動分析学研究 印刷中 共著
●公的活動・学会活動・社会的活動など
・日本教育心理学会 編集委員
・日本行動分析学会 編集委員
・日本ポジティブ行動支援ネットワーク 副会長
●資格
公認心理師
●受賞歴など
・日本教育心理学会 2016年度優秀論文賞
・日本教育心理学会 2020年度城戸奨励賞
●おもなワークショップ担当歴
徳島県や大阪市など、教育委員会主催の研修講師を多数
●公認心理師の方へ一言 心理職として学校現場に関わる際、「学校ってどうしてこうなんだろう…」と思われたことはないでしょうか?ポジティブ行動支援(PBS)は様々な場面で適用可能ですが、特に学校場面においては学校環境そのものを変容していくことによるその効果について、学校・地域規模のエビデンスが蓄積されてきている(心理学に基づく)アプローチです。
神山 努
所属・役職
横浜国立大学教育学部・准教授
●略歴
2022年4月~ 横浜国立大学教育学部
2012年4月~2022年3月 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
2008年4月~2012年3月 社会福祉法人梅の里
●著書
神山努編(2019)知的障害教育ならではの主体的・対話的で深い学びができる本 : PDCAチェックシートで授業改善! 学研教育みらい.
他共著6冊、分担訳書3冊
●公的活動・学会活動・社会的活動など
日本LD学会常任編集委員
日本ポジティブ行動支援ネットワーク理事
●資格
公認心理師、臨床発達心理士
●受賞歴など
日本特殊教育学会第8回実践研究賞
●おもなワークショップ担当歴
ペアレント・トレーニングワークショップ(2016、APPBS)
他
●公認心理師の方へ一言
ポジティブ行動支援は特別な支援を必要とする様々な方に有効な支援です。一緒に学びましょう。
注意事項
【参加に関する注意事項】
- どなたでも参加いただけます。公認心理師以外の方も歓迎します。
- 2022年度の会員登録が完了して年会費を支払った方のみ会員参加費となります。会員登録途中の方
- や、年会費未納の方は、非会員会費となります。
- 非会員・初参加の方は、Webサイトの「非会員・初参加の方」をご覧ください。新規ユーザ登録をしていただく必要があります。これを機に入会をお勧めします(年会費5000円、入会金なし。入会特典多数。3つのワークショップに参加すれば元が取れます)。
- 先着順に受け付けます。定員に達し次第、受付を終了します。
- お支払いいただいた参加費は返金できません。
- 予約が完了すると、メールが届きます。URL送付までには数日を要することがあります。
- 予約完了後、1週間経ってもメールが送られてこない場合は,(株)ヒューマン・リサーチ human_2@abox3.so-net.ne.jp にご連絡ください。
- 配付資料や映像資料の録画・転送・転用は厳禁とします。
配付資料や映像資料の無断での録画・転送・転用は法律違反となります。受付の際に、遵守事項を個別に回答していただきます。遵守事項に合意した方だけ、その後のご連絡を差し上げます。
【A方式(ライブ配信)に関する注意事項】
- 安定した電波状況のもとでご参加ください。電波状況によるトラブルには責任が負えないことをご了承ください。
- 不測の事態などで配信が途切れることなどもありえますがご了承ください。 その場合でも、B方式(録画配信)で完全版を配信いたしますので、最初から視聴できます。
- 対面開催に比べ、Web開催では質疑応答や演習などの効果が限られてしまうことをご了承下さい。
- 必ず受付期間内に参加費のお支払いをお済ませください。受付期間を過ぎてからのお振込みに関しましては参加URLのご提示が間に合わない可能性がございます。その場合、ご返金は致しかねますので予めご了承ください。
【B方式(録画配信)に関する注意事項】
- 動画配信URLは受講者のみにお知らせします.受講者以外への拡散は厳に禁じます。
- 録画配信では質疑応答はできません。また、A方式(ライブ配信)とB方式(録画配信)では、内容が異なることがあることをご了承ください。
2022年度 年次総会
② 2022年度 年次総会
テーマ 科学者-実践家モデルの公認心理師を社会に発信し普及させよう
日 時 2022年9月24日(土) ・ 9月25日(日)
オンデマンド配信 2022年10月24日(月)~11月30日(水)
参加費 無 料
後 援 厚生労働省 ・文部科学省
開催方法
1)ライブ配信:
1日目 9月24日(土)Zoomウェビナー (どなたでも参加可能)
2日目 9月25日(日)Zoomミーティング
今年度の年会費納入済み会員のみ参加可能です。
*年会費の納入・確認は、WEBサイト内の「マイページ」でお願いします。
注:マイページで会員有効期限が「2023/03/31」であれば年会費納入済みです。
2)オンデマンド配信:10月24日(月)~11月30日(水)
当会のホームページにて動画配信サービスVimeoを使って公開いたします。
参加に関する注意事項
Zoomの使用方法について、参加者各自で事前にご確認ください。
事前登録者には、今後、当会からのお知らせを送付させていただくことがあります。
年次総会 プログラム
1日目 2022年9月24日(土)
一般公開無料イベント 詳細は プログラム集 をご参照ください
9:30~9:50 開会式
10:00~11:30 PG1 福祉・障害部会企画シンポジウム
家庭内で虐待を受けた子どもたちに公認心理師は何ができるのか?
12:30~14:00 PG2 産業・労働・地域保健部会企画シンポジウム
デジタルメンタルヘルスツールの評価基準
14:30~16:00 PG3 司法・犯罪・嗜癖部会企画シンポジウム
触法精神障害者へのエビデンスに基づく心理学的支援と多職種連携
-保健医療分野と福祉分野との協働-
16:30~18:00 PG4 医療部会-教育・特別支援部会共同企画シンポジウム
これだけは知っておきたい 学校でのメンタルヘルス支援18:10~18:30 閉会式
2日目 2022年9月25日(日)
会員限定無料イベント 詳細は プログラム集 をご参照ください
注意事項
【参加に関する注意事項】
一般公開プログラムは、どなたでもご視聴いただけます。