Web研修会
前半の、悲嘆に関する講義では、愛する他者との死別後の心理的反応、その背景にあるアタッチメント、悲嘆やうつと遷延性悲嘆症の相違などについて概観した後に、悲嘆や遷延性悲嘆にある方をどのように理解できるのか、どのようにケアできるかについての基本的な考え方をお伝えします。後半は、被害者支援における悲嘆についてです。犯罪被害による死別体験はトラウマ体験を伴い、加えて司法手続を経ることによるストレスが加わります。犯罪被害者遺族の必要とする支援やケアについてお伝えします。
2025年2月2日(日)9:00~12:00(ライブ配信のみ)
※2024年度 被害者支援研修会にて開催
国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研究開発部部長
筑波大学 人間系 教授(連携大学院)。
早稲田大学 大学院人間科学研究科 客員教授。
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程、ヨーク 大学、コロンビア大学、日本学術振興会特別研究員 PD などを経 て、現職。博士(心理学)。公認心理師、臨床心理士。
著書に『こころを癒すノート トラウマの認知処理療法自習帳』伊藤正哉・樫村正美・堀越勝 著(創元 社)、
訳書に『うつと不安と統一プロトコル 診断を超えた認知行動療法 セラピストガイド』伊藤正哉・ 堀越勝 訳(診断と治療社)などがある。
公益社団法人被害者支援都民センター相談担当心理責任者
総合病院、スクールカウンセリング、精神科クリニックなどで臨床に携わる傍ら、東京医科歯科大学難治疾患研究所にてPTSDへの持続エクスポージャー療法の治療効果研究に従事し、2008年より(公社)被害者支援都民センターにて被害者や遺族の精神的ケアにあたる。
犯罪被害者支援②【心理職の視点から】in公認心理師への関係行政論ガイド(北大路書房、2021)(分担執筆)
持続エクスポージャー療法(PE療法)in 性暴力被害の心理支援(金剛出版、2022)(分担執筆)
公認心理師、臨床心理士
東京公認心理師協会 司法関連領域専門委員会委員
PTSD研究会主催 PTSDのためのPE療法ワークショップ
内閣府「性犯罪被害者等支援体制整備促進事業」講師
東京大学「職域・地域架橋型-価値に基づく支援者養成」講師など
日本心理学会災害研究支援委員会委員