公認心理師の会

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研修Ⅳ 被害者支援への心理学的介入(精神症状に対する対応)

ワークショップ概要

「エビデンスのあるトラウマに対する心理療法の概要について理解し,心理教育・リラクセーション・実生活内曝露などの心理学的介入を提供することができるようになること」を目標として,講義を実施します。具体的には,トラウマに対する心理療法の理論や近年の動向について簡潔に概観した後に,各介入技法の実践について解説します。特に,犯罪被害者の特徴を踏まえた上で,これらの介入を提供する際の留意点やポイントを押さえながら解説したいと思います。

開催日時

2025年2月23日(日)13:00~16:00(ライブ配信のみ)
2024年度 被害者支援研修会にて開催

想定する対象者

 ※初級~中級

司法犯罪領域で働く心理職
医療や産業、教育、福祉領域で働く心理職 
トラウマを抱えた方にお会いする可能性のある方

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講師紹介

伊藤 大輔 先生

所属・役職

兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授

ご略歴

専門は臨床心理学・認知行動療法。主に青年期以降のうつや不安,トラウマ関連障害に対する心理支援や研究、教育を行っている。 これまでに,公認心理師・臨床心理士として、精神科クリニック臨床、スクールカウンセリング、警察被害者等カウンセラー及びカウンセリングアドバイザーなどに携わる傍ら,PTSD治療のための基礎的研究や認知行動療法を援用した被害者・被災者支援の実践研究にも従事している。

著書

『対人援助と心のケアに活かす心理学』 有斐閣   2017年 (共著)
『PTSDハンドブック -科学と実践-』  金剛出版  2014年 (共著訳)
『トラウマ体験者の外傷後ストレス症状に関する認知行動モデル』風間書房  2013年

公的活動・学会活動・社会的活動など

公認心理師の会(司法・犯罪・嗜癖部会,医療部会委員)
日本心理学会災害研究支援委員会委員

資格

公認心理師 / 臨床心理士 / 認知行動療法師 / 認知行動療法スーパーバイザー

受賞歴など

日本ストレス学会 加藤・岩根賞
日本行動療法学会 内山記念賞
日本認知療法学会 第3回最優秀論文賞

斎藤 梓 先生

所属・役職

上智大学

ご略歴

上智大学総合人間科学部 心理学科 准教授。専門は臨床心理学・被害者心理学。臨床心理士としてスクールカウンセリング、HIVカウンセリング、精神科クリニック臨床などに携わる傍ら、東京医科歯科大学難治疾患研究所にてPTSDへの持続エクスポージャー療法の治療効果研究に従事。その後、2008年より(公社)被害者支援都民センターにて被害者や遺族の精神的ケアにあたる。主に子どもから大人まで、殺人や性暴力被害といった出来事によるトラウマやPTSD、心的外傷性の悲嘆などの問題について、心理支援や研究、教育を行う。

著書

『性暴力被害の実際―被害はどのように起き、どう回復するか―』(金剛出版、2020年)(編著者)
『子どものトラウマとPTSDの治療 エビデンスとさまざまな現場における実践』(誠信書房,2021年)(分担執筆)等

公的活動・学会活動・社会的活動など

法務省性犯罪に関する刑事法検討会委員,法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会委員 等

資格

公認心理師、臨床心理士

おもなワークショップ担当歴

PTSD研究会主催 PTSDのためのPE療法ワークショップ
全国被害者支援ネットワーク主催 全国犯罪被害者支援フォーラム「地域社会で被害者家族を支える~子どもへの中長期的支援のために~」パネリスト
令和2年度性暴力被害者サポートネットワーク茨城 「性暴力被害にあった子どもへの対応」など

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