対面研修会
2019年10月19日(土)午前の部 10:00~13:00
※2019年 第1回主要5分野専門研修会 関東開催にて開催
講義およびグループワーク
医療現場の実習指導者、公認心理師実習担当教員
公認心理師養成において、医療分野での実習は重要視されている。しかしながら、心理系大学院における医療現場での実習は、これまで各大学教員と現場の心理職や医師の個別のつながりで行われていることが多く、実習に関する内容や形態などの統一したコンセンサスは得られていない。
こうした状況下で2018年度入学の大学院生から実習が開始されている。すでに多くの大学および医療機関で実習が開始されていると思われるが、医療現場実習が初めての大学や、実習を初めて受け入れた医療機関では手探りで行なっていることと思われる。
本ワークショップでは、医療現場の実習指導者や、実習を担当してい る大学教員を対象に、講義とグループワーク形式で行われる。具体的には、医療現場実習や大学の状況に関する話題提供を題材に、参加者同士の話し合いを通じて医療現場実習の現状の課題、対策について整理する参加型のワークショップにしたいと考えている。
東京家政大学
新潟大学 人文学部卒業(2004年3月)
早稲田大学大学院 人間科学研究科 修士課程(2004年4月-2006年3月)
早稲田大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程(2006年4月-2009年3月)
埼玉医科大学総合医療センターメンタルクリニック 助教(2009年4月-2017年3月)
東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 講師(2018年4月-現在)
埼玉医科大学総合医療センターメンタルクリニック 非常勤講師(2018年4月-現在)
論文(主なもの)
五十嵐友里・中村菜々子 (2016). 糖尿病や透析患者に対して心理職が行うケア 精神科治療学 31(9), 1177-1180.
五十嵐友里・河田真理・長尾文子・安田貴昭・堀川直史 (2014). うつ病診療における協同的ケアの実践報告-臨床心理士による受療行動へ介入- 総合病院精神医学26(4), 389-396.
五十嵐友里 (2016). 緩和ケアとターミナルケアに活かす認知行動療法 ―身体疾患のメンタルケアに活かす認知行動療法の発想とテクニック― 認知療法研究 7(2), 124-133.
著書(主なもの)
五十嵐友里 (2019). 第5章 がん患者の家族支援 (下山晴彦 [編] 公認心理師技法ガイド-臨床の場で役立つエビデンス・ベイスト・プラクティス 文光堂)
五十嵐友里 (2018). 第3章 身体疾患患者の心理社会的問題 (鈴木伸一・田中恒彦・小林清香 [編] 公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック 北大路書房)
五十嵐友里 (2016). 第12章 終末期患者のケア-緩和ケアチームの日々の関わりから-(鈴木伸一 [編] からだの病気のこころのケア: チーム医療に活かす心理職の専門性 北大路書房)
所属学会
日本心理学会、日本認知・行動療法学会、日本認知療法・認知行動療法学会、日本行動医学会、日本不安症学会、日本総合病院精神医学会、日本糖尿病学会、日本糖尿病医療学会
本肥満症治療学会 メンタルヘルス部会(2012年9月-2017年8月)
日本総合病院精神医学会 リエゾン多職種委員会(2013年2月-現在)
日本認知・行動療法学会 企画委員会(2016年7月-2018年6月)
日本サイコオンコロジー学会 気持ちのつらさガイドライン策定委員会小委員会(2018年2月-現在)
一般社団法人 公認心理師の会 運営委員(2018年12月-現在)
公認心理師養成大学教員連絡協議会 現場実習検討委員会委員(2019年8月-現在)
「埼玉がん緩和ケア研究会市民公開講座」の講師(2010年6月)
「精神科リエゾンチーム講習会」を運営(日本総合病院精神医学会と日本精神保健看護学会の共催)(2013年-2017年)
公立大学法人 埼玉県立大学 市民公開講座「がん体験者を支えるためのサポート術」(2016年10月)
資格
臨床心理士、公認心理師、認定行動療法士
受賞歴など
ストレスマネジメント学会 優秀発表賞 共同受賞(2004年7月)
Outstanding Presentation Award at 2nd Asian Congress of Health Psychology 共同受賞(2004年8月)
精神科治療学 年間最優秀賞 共同受賞(2017年2月)
埼玉医科大学 医学部 2017年度ベストティーチャー賞 受賞(2018年3月)
一般社団法人 Psychoro
兵庫教育大学大学院修士課程を修了後,総合病院精神科の常勤心理士として約10年間医療現場に従事。精神科外来における心理的支援から総合病院におけるリエゾン・コンサルテーション,また医療従事者のメンタルヘルスケアの取り組みなどを行なった。2010年から大阪大学医学系研究科博士後期課程に社会人入学。現場で臨床を続けながら研究をまとめ2014年には博士号(医学)を取得。2016年9月より福山大学人間文化学部心理学科に准教授として赴任。同時期に一般社団法人Psychoroを設立し、地域への普及活動や企業へのメンタルヘルスに関するコンサルティングをはじめる。大学では教育・研究に従事しながら,主に公認心理師養成における実習体制の構築に取り組んだ。その後,地域での臨床活動に専念するため2019年3月末で大学を退職し,現在は,一般社団法人Psychoroの代表理事として認知行動療法を軸に医療,教育,産業の分野での心理臨床実践と地域精神保健の推進に向けた活動に専念している。
「認知行動療法を生かした発達障害児・者への支援〜就学前から就学時,就労まで〜」分担執筆, ジアーズ教育出版,2016年, p197-215
「公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック」分担執筆,北大路書房,2018年, p180-184
「あいだを埋める存在として」心理学ワールド86号(2019年7月発行)特集企画,2019年(https://psych.or.jp/publication/world086/pw12)
「認知行動療法大辞典」編者 嶋田洋徳 他,丸善出版,2019年, in press
【社会活動】
精神障害者雇用支援連絡協議会 委員 (2006年4月〜)
鳥取労働局発達障害者専門指導監 (2016年4月〜)
e-BIM研究会 評議員(2016年9月〜)
一般社団法人 Psychoro(サイコロ)代表理事(2016年9月〜)
公認心理師養成教員連絡協議会 現場実習検討委員(2018年3月〜)
一般社団法人 公認心理師の会(https://cpp-network.com/)理事(2018年12月〜)
一般社団法人 鳥取県臨床心理士会 産業・組織担当理事(2019年5月〜)
【学会活動】
所属学会:日本認知・行動療法学会,日本健康心理学会,日本行動医学会,職業リハビリテーション学会,総合病院精神医学会,日本サイコオンコロジー学会
学会委員:日本サイコオンコロジー学会 プログラム委員(2015年より現在),日本認知・行動療法学会 編集委員(2016年より現在),日本健康心理学会 研究推進委員(2018年より現在)
谷口敏淳・竹田伸也・田治米佳世(2010)心因性発作により救急外来頻回受診に至った身体表現性障害患者への介入過程―臨床心理士によるアセスメント・コーディネート―.精神科治療学,25(11),1535-1541.
谷口敏淳・竹田伸也・田治米佳世(2010)臨床心理士による就労支援の利点と課題—総合病院精神科外来における実践を通じて−.精神障害とリハビリテーション, 14(2), 181-186.
谷口敏淳・田治米佳世(2010)総合病院精神科における院内相談支援システム構築への試み.総合病院 精神医学,22(4), 358-365.
谷口敏淳(2012)自己臭恐怖症への認知行動療法の適用―症状の低減から就労支援まで―.行動療法研究,3(3),247-257.
Taniguchi, T., Hirai, K., Sumi, R., Hayashi, N., Maeda, K., & Ito, T. (2014). Predictors of colonoscopy use one year after colonoscopy: prospective study of surveillance behavior for colorectal cancer. Health Psychology and Behavioral Medicine, 2(1), 283–295. doi:10.1080/21642850.2014.889573
Taniguchi, T., Hirai, K., Harada, K., Ishikawa, Y., Nagatsuka, M., Fukuyoshi, J., … Shibuya, D. (2015). The relationship between obtaining fecal occult blood test and beliefs regarding testing among Japanese. Health Psychology and Behavioral Medicine, 3(1), 251–262. doi:10.1080/21642850.2015.1084473
Taniguchi, T., Tanimukai, H., Hirai, K., & Tajime, K. (2018). A Pilot Study of Barriers to Psychiatric Treatment among Japanese Healthcare Workers. Medical Science & Healthcare Practice, 2(2), 76. http://doi.org/10.22158/mshp.v2n2p76
公認心理師,臨床心理士,精神保健福祉士,専門行動療法士
第20回日本行動医学会若手奨励賞
演題:大腸内視鏡検査後の1年後再検査受診の予測要因の検討:大腸内視鏡サーベイランスにむけた前向き調査研究.