対面研修会
この講演会は、どなたでも参加できます。参加無料、事前登録不要です
2019年10月19日(土)13:15~13:45
※2019年 第1回主要5分野専門研修会 関東開催にて開催
東京大学駒場キャンパス 5号館525室(研修会会場KOMCEE EASTの近く)
「科学者―実践家としての公認心理師:新しい令和の時代の心理職」
講演会形式(昼食を持ち込んで気軽に聞いていただけます)
どなたでも参加いただけます。
この講演では、世界の動向と現在の日本における状況を考えたうえで、今後の公認心理師の社会的役割と必要とされるスキルについて考えてみたいと思います。ストレスや精神疾患は国民の幸福度を下げる最大の要因であり、メンタルヘルス(こころの健康)の維持増進は社会問題となっています。こうした社会的要請に応えて、心理療法も大きく進歩しました。世界の専門家の間では、今世紀に入ってパラダイムシフトがおこり、価値観や方法論が劇的に変化しています。こうした世界的な変動を受けて公認心理師が国家資格となりました。日本でもさまざまなメンタルヘルスの問題がおこっており、公認心理師の主要5分野(医療・教育・福祉・司法・産業)にそれが反映されています。国家資格者としての公認心理師に期待される業務は、法律・制度にもとづく多職種連携、サイエンスにもとづく心の健康教育など、これまでより幅広いものがあり、それは公認心理師のカリキュラムや国家試験にも反映されています。公認心理師は、知識と技術をつねに磨きスキルアップをはかる生涯学習の義務があります。
公認心理師の会は、国民のメンタルヘルスの向上のため、科学者-実践家モデルに基づいて、公認心理師のスキルアップとキャリアアップ(就職機会向上)を支援します。
東京大学教授
宮城県仙台市生まれ(1954年)
東京大学文学部心理学科卒業(1978年)
群馬大学大学院医学系研究科修了 医学博士(1985年)
群馬大学医療技術短期大学部 講師(1985年)
東京大学教養学部助教授(1991年)
東京大学大学院総合文化研究科教授(2006年)(現在に至る)
「公認心理師エッセンシャルズ」子安増生・丹野義彦編、有斐閣
「心理療法が開く未来:エビデンスにもとづく幸福改革」ちとせプレス
「臨床心理学」有斐閣
「講座臨床心理学全6巻」東京大学出版会
「エビデンス臨床心理学」日本評論社
「医療心理学を学ぶ人のために」世界思想社
「認知臨床心理学入門」東京大学出版会
厚生労働省・文部科学省 公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチーム構成員(2016年)
東京大学公認心理師大学カリキュラム運営委員会 副委員長(2017年)
医療保健福祉領域公認心理師推進協議会 事務局長(2018年)
公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)会長(2018年)
一般社団法人 公認心理師の会 理事長(2019年)
日本心理学会 公認心理師担当常務理事 前公認心理師検討委員会委員
日本認知療法・認知行動療法学会 公認心理師あり方検討委員会委員長
日本認知・行動療法学会 前副理事長 公認心理師対応委員会委員
公認心理師 臨床心理士
日本心理臨床学会ワークショップ(2008年)
日本認知療法学会ワークショップ(2011年)
日本森田療法学会・日本心理臨床学会合同ワークショップ(2012年)
東京認知行動療法アカデミーワークショップ(2014年)
東京認知行動療法アカデミーワークショップ(2019年)
など多数
和漢医薬学会 学会奨励賞(2010年)
東日本催眠療法研究会 第22回研修会
日本ブリーフサイコセラピー学会 第24回熊本大会
認知・行動療法学会第43回大会
など