公認心理師の会

対面研修会

WS6 当事者と共同で構築するエビデンスに基づくひきこもりの心理的支援

ワークショップ詳細

開催日時

2019年11月24日(日)午後の部14:00~17:00
2019年 第1回主要5分野専門研修会 関西開催にて開催

研修方式

講義

想定する対象者

初級

ワークショップ概要

  本ワークショップでは、近年のひきこもりの実態とともに、そうした事例に対する認知行動療法を応用した支援について紹介します。

  まず、ひきこもりの現状に関する最新のデータを紹介し、ひきこもり取り巻く現状について解説します。具体的には、2019年3月に内閣府が公表した40歳以上のひきこもりに関する調査や諸外国におけるひきこもりに関する研究を紹介します。その後、ひきこもり状態にある人とその家族が経る心理的プロセスについて、行動論的視点からの研究を踏まえながら解説していきます。

  こうした基礎知識を踏まえて、認知行動療法を応用した支援の実施手順を解説していきます。具体的には、本邦でもエビデンスが蓄積されている家族支援においてCRAFTを応用した支援を紹介していきます。また、当事者支援に対する認知行動療法の応用可能性、さらには当事者視点の支援を行動論的にどう理解していくかについても解説していきます。

講師紹介

境泉 洋

所属

宮崎大学