Web研修会
2021年9月11日(土)13:00~16:00
2021年9月16日(木)~12月16日(木)
2021年12月6日(月)
※2021年度 Web研修会にて開催
公認心理師、及び司法・福祉・教育領域で働く支援者
司法面接は、クライエントから、精神的な負担をかけることなく、できるだけ正確な情報を、客観的に聴取する方法の1つである。特に犯罪や虐待被害が疑われる場面において、児童などの供述弱者に対し、他/多機関連携のもとで用いられている。しかし、日々の臨床活動においても、客観的な聴取が必要となることがある。このようなとき、司法面接法の知識がなかったり、あるいは知っていても適切に用いることができないために、偏りのあるやり方でクライエントから情報を聴取したり、知らず知らずのうちに傷つけてしまうということが起きては困る。こういった危険性に気づき、事実の調査の方法を今一度確認し、学ぶことは重要である。
本ワークショップは、本来は2日間かけて行われる司法面接法の研修を3時間に凝縮して実施する。講師の仲が司法面接法の概要を紹介し、協力講師の上宮・根ケ山・田部井・安西がワークや実際の事例を通して、司法面接法の適用方法を示す。司法面接のエッセンスと活用事例、そしてワークを通じて理解を深めることを目指す。
立命館大学 教授
お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学,学術博士(お茶の水女子大学)。千葉大学,東京都立大学,北海道大学,立命館大学総合心理学部を経て現職。北海道大学名誉教授。専門は発達心理学,認知心理学,法と心理学。中心的テーマは記憶,コミュニケーション,目撃証言,子どもの証言,司法面接。
著書に「子どもへの司法面接-考え方・進め方とトレーニング」(有斐閣),「法と倫理の心理学-心理学の知識を裁判に活かす:目撃証言,記憶の回復,子どもの証言」(培風館)など。「子どもの話を聴くための手法と実践例~司法面接の技法をいかして」を家庭と法と裁判(加除出版)に連載中。
法と心理学会理事長,発達心理学会常任理事,認知心理学会常務理事,日本心理学会理事,日本学術会議連携会員,文部科学省科学技術・学術審議会委員等。実務家への司法面接の研修も行っている。
認定心理士
日本心理学会 優秀論文賞
The Emerald Literati Awards (Highly Commended Paper)賞
日本心理学会 国際賞功労賞
北海道大学司法面接研修,立命館大学司法面接研修,警察庁,検察庁,児童相談所等における司法面接研修
司法面接とは,出来事や体験に関し,できるだけ正確な情報を,できるだけ負担なく聴取する面接の方法です。司法のみならず,福祉,行政,教育,医療など,様々な場面で活かすことができます。ワークショップで皆様とお目にかかれますこと,楽しみにいたしております。