Web研修会
2023年1月29日(日)13:00~16:00
1月26日
2023年2月12日(日)~2023年5月12日(金)
5月2日
※2022年度 Web研修会にて開催
皆様の中に “なぜ日常臨床にシングルケースデザインを用いる必要があるのか?”という問いが生まれているなら、私からの第一の答えは「シングルケースデザインによって対象者さんのお役に立てる心理実践の可能性が高まるから」になります。
タイトルを一見して「研究法の話かな?自分には関係ないかな?」と思った方は誤解しています。今回の話は研究法の話ではなく心理支援を「評価する方法」だと捉えてください。そのため、本研修では日常臨床で使えるシングルケースデザインの知識と、実際の日常臨床での用い方を詳しくレクチャーしていきます。
シングルケースデザインによる視点を身に着けることで、自らの実施している心理支援(介入)が本当に対象者に役立てているのか(有効性)を評価する視点が得られます。それは、まさにエビデンスに基づく心理実践の基礎であり必須スキルであるべきものだと私は考えています。
ぜひ当ワークショップを受講していただき、日々の臨床の中で無理なくエビデンスに基づく実践ができるスキルを身に着けていきましょう。
初心者向け
犬山病院心理室 主任公認心理師
長野県生まれ。中京大学心理学研究科臨床・発達心理学専攻修士課程(臨床・発達心理学)修了。
数か所の精神科クリニックの他、不登校支援施設の心理士、小学校、中学校、高校のスクールカウンセラーとして勤務し2013年より現職。
中部学院大学、愛知みずほ大学、同朋大学大学院にて非常勤講師として兼務。
ACT (アクト) (アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 実践家のためのコンパッションの科学 : 心理的柔軟性を育むツール 北大路書房 2021年
日本認知・行動療法学会
企画委員(2018年~2020年)
編集委員、将来検討委員、倫理委員(2022~現在)
所属学会
日本認知・行動療法学会、日本行動分析学会、日本心理臨床学会、ACT-JAPAN、日本マインドフルネス学会
その他
年2回開催している「臨床行動分析カンファレンス」の事務局を担当。
専門行動療法士、公認心理師、臨床心理士
・日本認知・行動療法学会内山記念賞受賞 叫び声のチック様症状を示す40 代女性に対するハビット・リバーサルを含んだ行動療法の効果―単一症例研究―(認知行動療法研究 46巻1号 )
・日本マインドフルネス学会 第2回大会 優秀ポスター発表賞受賞
公認心理師の会2020年度ワークショップ 柳澤博紀 瀬口篤史
「臨床現場におけるエビデンスに基づいた実践の方法論」
第5回臨床行動分析カンファレンス(2019年)ワークショップ
「行動アセスメント面接法―クライエントとの言葉のやり取りから行動測定につなげる技術―」
共に学び、実践し、また学ぶ、そんな皆様方と科学者―実践家仲間になれたらと思っています。