Web研修会
2022年12月3日(土)13:00~16:00
2022年11月30日
2022年12月17日(土)~2023年3月16日(木)
3月6日
※2022年度 Web研修会にて開催
講師 島田 貴仁(科学警察研究所)
講師 上野 彩華 (警視庁)
講師 平間 一樹 (科学警察研究所)
講師 小川 時洋 (科学警察研究所)
司会:岩見 広一 (北海道警察本部刑事部科学捜査研究所・主任研究官)
犯罪予防と捜査の心理学的支援については、これまでの公認心理師試験であまり出題されることはなかった。それは、この分野の心理学的支援の実態が、多くの公認心理師にとってベールに包まれているひとつの証でないだろうか。
本研修会では、隣接領域の公認心理師に、「司法・犯罪・嗜癖」部会の「犯罪予防」と「捜査」のコンピテンスリストに関連した基礎知識について理解を深めていただくことを目指している。
講師陣は、犯罪予防、交通事故防止、捜査に従事する都道府県警察の心理専門職や警察官の指導的役割を担っている科学警察研究所の現職の方々である。講師の先生を介して、心理学的支援の研究と開発、実践、効果検証といった、産官学民の連携を含む科学者-実践家モデルの実際的な流れについて触れていただきたい。 本研修会が、多くの公認心理師にとって、新たな業務連携を模索し、自らの職能を広げるためのひとつの端緒になることを切に願いたい。
犯罪予防、交通事故防止、捜査の領域や隣接領域に従事している公認心理師のほか、地域住民などの立場から同領域に関心のある公認心理師
科学警察研究所犯罪行動科学部犯罪予防研究室・室長
1996年 大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了
1997年 科学警察研究所防犯少年部犯罪予防研究室入職
2011年 科学警察研究所犯罪行動科学部犯罪予防研究室長(現職)
2020年 博士(人間科学)
犯罪予防の社会心理学-被害リスクの分析とフィールド実験による介入」(単著)ナカニシヤ出版
「司法・犯罪心理学:社会と個人の安全をめざす」(分担執筆)ミネルヴァ書房
所属学会:
日本心理学会・日本犯罪心理学会・日本環境心理学会・日本犯罪社会学会・日本被害者学会等
専門社会調査士
司法・犯罪心理学はともすれば「犯罪者・非行少年の心理学」と理解されがちですが、その背景には犯罪の当事者になりうる一般市民がいます。特に犯罪の予防のためには、犯罪者・非行少年に限らない幅広い市民を扱う心理学が必要で、今回、そのお話をさせていただきます。
警視庁交通部運転免許本部運転者教育課・主事
2012年 信州大学人文学部卒業
2012年 警視庁入庁 運転免許本部へ配属(心理技術職)
2020年 科学警察研究所へ派遣
2022年 現職
日本心理学会・日本交通心理学会
公認心理師
2021年 日本交通心理学会 優秀論文発表賞
今回のワークショップが、警察の交通専門の心理職の活動について多くの方に知っていただく機会となれば幸いです。
科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室・研究員
2014年 科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室研究員
2015年 首都大学東京人文科学研究科心理学専攻博士(前期)課程修了
2018年 首都大学東京都市環境科学研究科地理環境学域博士(後期)課程在学中
日本心理学会・日本犯罪心理学会・日本行動計量学会・地理情報システム学会・日本法科学技術学会・日本犯罪学会
公認心理師
日本犯罪心理学会奨励賞(2019年)
犯罪者プロファイリングは、未解決事件の犯人像や居住地等を推定する試みです。心理学の知識を活用した応用的な分野となりますが、この機会に考え方を学んで頂ければ幸いです。
科学警察研究所法科学第四部情報科学第一研究室・室長
2001年 同志社大学大学院文学研究科心理学専攻博士(後期)課程修了
博士(心理学)
2004年 科学警察研究所法科学第四部情報科学第一研究室
「隠す」心理を科学する:人の嘘から動物のあざむきまで(分担執筆) 北大路書房
生理心理学と精神生理学 第Ⅱ巻 応用(分担執筆) 北大路書房
日本心理学会・日本生理心理学会・日本感情心理学会・日本認知心理学会・日本法科学技術学会
日本心理学会優秀論文賞(2005年)・日本感情心理学会第14回優秀発表賞(2006年)・日本心理学会学術大会特別優秀発表賞(2019年)
ポリグラフ検査はなじみのない領域かもしれませんが、心理検査という点で考え方に共通点はあるはずです。これを機に、その一端を知っていただければ幸いです。