Web研修会
2023年12月9日(土)9:30~12:30
2023年11月15日(水) ~ 2023年12月2日(土)12月6日(水)
2023年12月23日(土) ~ 2024年3月22日(金)
2023年12月16日 ~ 2024年3月2日
※2023年度 Web研修会にて開催
現在、知的・発達障害の支援は診断タイプによる特性の理解から構築・展開される流れが主流であり、診断補助情報を得る評価尺度も多く開発されている。しかし支援は実際の生活上に環境調整支援として展開されるものであり、個々の生活実態の把握に基づく支援構築(ボトムアップ型支援)が不可欠である。また支援会議の実効性を担保するには専門性を超える共通言語による協議が必須である。ICF情報把握・共有システム(以下、ICFシステム)は専門用語ではなく日常語による対象児者の生活実態の把握を可能にし、その情報自体が支援会議の共通語となることを意図して開発された。本ワークショップではICFシステム開発の背景にある知的・発達障害支援の課題を論ずるとともに、ICFシステムの社会実装研究で得られたデータを通じて、支援の具体性向上、現場支援者のスキルアップ、保護者の子育て支援につながることを示す。ワークとしてICFシステムの仮想データを用いた支援考案の時間も設定したい。
公認心理師、臨床心理士、保育士、教員、ほか発達障害の支援に関わる幅広い職種
北海道大学大学院教育学研究院 ・教授
1992年 北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程(単位取得退学)。1992年から2002年まで重症心身障害児施設 旭川荘療育センター 旭川児童院 療育課勤務。2002年から2015年まで北海道教育大学旭川校教育発達専攻特別支援教育分野。2006年准教授,2008年教授。2015年より北海道大学大学院教育学研究院 臨床心理学講座特殊教育・臨床心理学教室 教授,現在に至る。
公認心理師、臨床心理士
多くの心理支援技法がありますが、心理的問題に苦しむ人たちの治癒に効果がある限り、それらの技法の外見は異なっていても、その内奥には共通の理があるはずです。柔軟な視点で捉えた本質を柔軟な心で臨床に還元できる心理師さんが増えてほしいです。