公認心理師の会

Web研修会

WS7 実践と内省で体験的に学ぶ認知行動療法:フォーミュレーションに強みを組み込む

ワークショップ詳細

開催日時

ライブ配信

2024年3月20日(水・祝)13:00~16:00

ライブ配信受付期間

2024年2月1日 (木)~ 2024年3月13日(水)

録画配信

2024年4月3日(水) ~ 2024年7月3日(水)

録画配信受付期間

2024年3月27日 ~ 2024年6月13日
2023年度 Web研修会にて開催

ワークショップ概要

公認心理師の会の重視する共通コンピテンスの一つ、事例へのフォーミュレーションの技法を学びます。セラピスト自身の困りごとを認知行動療法の技法で扱い、その気づきを内省すると、技法の理解が深まることが明らかになっています。少しずつ欧米から“reflective scientist-practitioner model”という言葉が聞こえるようになってきた昨今、日本の認知行動療法でも内省的実践の重要性が今後高まることでしょう。そして、セラピスト自身が自分の「強み」に目を向け、それをフォーミュレーションに組み込んでみること、そしてそれがどのような体験なのかを知ることは、強みを強調する最近の心理的支援のあり方として意義深いことです。「実践から内省への自己プログラム(Self-practice/Self-reflection program: Bennett-Levy et al., 2015; 佐々木, 2021)」のパラダイムを使ったこのワークショップで、認知行動療法の技法の良さと内省の方法を改めて体験的に身につけていただけたらと思います。忙しい毎日ですが、1時間の講義と2時間のワークで自分を振り返り、他の参加者と内省を共有して学びを深めてみてください。どうかご同僚・ご友人とお誘いあわせの上、ご参加ください。

想定する対象者

認知行動療法の学習歴等は特に限定はしません。日々の臨床や実習の中で抱いている自分の困りごとを扱うことをご承知おきください。

講師紹介

佐々木 淳

所属・役職

大阪大学大学院人間科学研究科教授

略歴

東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了  博士(学術)

著書

・臨床心理学(New Liberal Arts Selectionシリーズ)(有斐閣, 2015)
・体験的CBT―実践から内省への自己プログラム(岩崎学術出版社, 2021)
・こころのやまいのとらえかた(ちとせプレス, 近刊) など

公的活動・学会活動・社会的活動など

・公認心理師の会理事・研修会委員長
・日本認知療法・認知行動療法学会常任編集委員
・大阪府臨床心理士会産業部会委員
・日本学術会議第1部連携会員

資格

公認心理師、臨床心理士

受賞歴など

2020年 日本心理学会学術大会特別優秀発表賞
2017年 日本心理学会学術大会特別優秀発表賞
2012年 Poster Award, EABCT 2012

おもなワークショップ担当歴

2023年  一般社団法人MCTネットワークジャパン(5時間)
2022年  日本学生相談学会(5時間)
2021年~ 日本心理学会(2時間)
2020年  日本心理臨床学会(1時間)

公認心理師の方へ一言

エビデンスベイストな心理療法においても、内省をすること、それを周りと共有することには価値があることを再発見していただけたらと思います。